第1回パパトーク
2020年8月25日
友人と勢い余って開催した子育て奮闘中のパパや、これからパパになる方を集めたオンライン会議を開催した。
ゆるっと始まった企画だったが、思いの外盛り上がった。今回は20代〜30代の男性5人が参加した。
同年代なのに、ちょっと先輩が居て、ちょっと後輩が居るなんとも言えない時系列の中に、同じ悩みが共有されていく。どれも唯一無二の正解ではないけど納得できる感覚が新鮮だった。
職業:会社員、自営業、公務員
育児休暇の取得日数や休暇中の過ごし方
第一子が生まれたときに2ヶ月取得した人もいれば、1年間取得した人がいた。育児休暇中は、いくつか保育園を見学した。
子育ての記録の残し方
①マタニティノートに記録した。
1人の子どもに対して、1冊のマタニティノートを用意して成長の記録。
②アプリで記録した。
スマートフォンのアプリで記録を残した。
どちらも子どもの成長の記録を残すことを通じて、その子がどんな特徴がある子(年齢に応じた離乳食やアレルギー等)なのか理解しようとする際の手がかりにしていた。
これらの情報共有を通じて、夫婦間のコミュニケーションを図り、共同で子育てに向き合っていた。いずれにしても子育てを妻だけ、夫だけの問題にせず、互いに向き合っていくための大切な手段になっている。
子どもの世話が大変だった日は、「妻の疲労度も高まり、不機嫌になることが多い」など、パートナーの状態を知るバロメーターにもなっている。
出産を通じて、妻は強くなる。
出産後、仕事から帰宅してから子育てに参戦する夫は「子育ての戦力外」と妻から通告された。その後、育児休暇を取得して、夫婦で子育てに参加できるようになったことで、妻が「子どもの世話を夫に任せられるようになった」と言ってくれた。また、子育てに関する悩みを妻と体験し、話し合いながら実感することで理解が深まった。
子どもが小さい時ほど、育児に参加できないことへの不安
子どもが小さい時ほど、育児に参加できないと、子どもが親(父親)として認識してくれないんじゃないかという不安があった。
母親の方が子育てに専念する時間が長かったり、子どもに接する機会が多いため子どもも母親に懐くことが多く感じることもある。そんなときは、子育ての中で”私(夫)がこ担っている”と実感できる部分を見つけてゆくことで、充実感が得られる。
子育ての中の”時間的余裕”の大切さ
子育ての中に、時間的余裕が持てることで、生活の安定がうまれ、子どもの安定的な子育て環境にもつながると思った。
子どもは、スポンジ人間
実際にみたものをどんどん吸収し、成長していく。だからこそ、色んな人に会うことが大切だと思った。コロナ禍においては、友達に会う機会も減ってしまい、こうした日常生活の中で子どもが成長する機会が少なくなってしまうのではないかと不安だ。
子育て中の「自分の時間」の作り方
21:00頃に子どもが寝るので、晩酌やオンライン会議などの自分の時間は、21:00以降に予定を入れるようにしている。
独身→夫婦→子育てとライフステージが変わるに連れて、独身時代にできていたような時間の使い方はできなくなった。
自分時間の優先度が変わった。休日に家に居る時に自分の趣味に時間を使うよりは、自然と子どもの世話を優先していた。子どもの世話を差し置いてまでする自分時間のイメージが湧かなかった。
自分の趣味の時間などが欲しい場合は、包み隠さず妻に相談するようにした。不満を貯めているとふとした時に爆発する。日頃からコミュニケーションをとることで、互いの認識のズレなどを調整できる。
子育てに奮闘しながらも、2人目、3人目を考えたキッカケは?
1人目が生まれた時に、妻と何人ほしいか話した。妻は、「2人兄弟だと喧嘩したときに仲裁する人が居ないから、3人兄弟が良い」と言った。
望む子どもの数は、夫と妻それぞれが育った家族構成も、影響するかもしれない。
2人目を出産するとなると、1人目を出産してせっかく職場復帰した妻が、また産休に入ることに対して申し訳ない気持ちがあった。
女性が出産に望める年齢は、身体的な負担の大きさからも限りがある。また、男性側の問題により子どもができにくいケースや、不妊治療にかかる費用の負担の大きさなど、出産には、時期的なタイミングだけではない、想定外の問題がいつ発覚するかわからないと考えるようになった。
1歳半頃に、とてつもなく可愛く見える瞬間が来る!
新生児期から少しずつ心配が和らぎ、自我が芽生えてくる。大人ほどではないが、新生児ほどでもない頃にとてつもなく可愛く見える瞬間がある。その時は、2人目、3人目が欲しいと考えるキッカケになったかもしれない。
新生児期。子どもの寝返りが不安だ!
寝返りするようになったが、首が座るまでは窒息する可能性がある。先輩パパのアドバイスは、①柔らかい布団は窒息の危険があるので、あえて固めの布団にしたり、②布団をかけない代わりに、厚手の服を着させて寝かしつける等の工夫をしていた。
育児を通じて見えた、新しい発見
ついこの間までできなかったことが、できるようになっている子どもの日々の成長に気づけた。
法制度や施設として、自分が住んでいる街が子育てしやすい街になっているか、自分ごととして改めて考えるキッカケになった。
ベビー用品、おむつの種類あるある。こんな工夫した。
鼻づまりは、鼻吸器や綿棒などで鼻水を取り除いてあげた。
おしりふきを取り出す時、1枚で良いのに2枚出てくる小さなストレス。
100円SHOPグッズを工夫して利用した。おしりふきは、ジッパー付きのビニル袋に取り出し口が付いた商品に入れている。複数個用意して、いつでも使えるように家の至る所に置いてある。
おむつは、値段やメーカーよりも、いろいろ試しながら子どものウェストに合わせて選び、しっかりフィットしてウンチが漏れて来ないものを選んだ。
100円SHOPのアニメDVDを活用している。1本あたり5分程度なので、子どもがDVD1本を見ている間に、自分の歯磨きを済ませるなど。
アンパンマンはどこからともなくやって来る!
夫婦で相談し、キャラクターものをできるだけ避けられないかと考えていたが、ある時、親族がキャラクターが描かれた絵本を渡していた。
病院に行っても、商業施設に出かけても、どこにでも現れる。そして、子どもでも似顔絵が描きやすい。
アンパンマンは日常生活に浸透していることを、子育てを通じて実感した。
先輩パパからのアドバイスでは、キャラクターものは、ある時に「これじゃない」と気づく瞬間がある。なので、無理にではなく自然に与え、飽きるのを待つ。
個人的には、”ちょっと先輩が居て、ちょっと後輩が居る”環境で、答えのない課題に対して話し合う場が意外にも日常生活になかったなと改めて実感した。
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