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みんなでインフルエンザワクチンを受けよう

新型コロナウイルス 感染への不安が続くなか、あと数ヶ月でインフルエンザが流行する冬がやってきます。

10月頃から医療機関でのインフルエンザワクチン接種が始まりますが、特に今シーズンは「受けておかなければ!」と考える人は多いのではないでしょうか。

インフルエンザワクチンを接種することで発症予防効果が得られ(100%ではありませんが)、重症化を防ぐ意味もあります。

また集団免疫という考えがあり、これはワクチンなどで免疫を持った人が多くなると、感染者が減って大きな流行にならないというものです。

この冬、インフルエンザの流行によって皆さんは大きな不安を感じるでしょうし、医療現場も混乱することが予想されます。

「発熱したけど、これはコロナ?」

「インフルエンザに感染して咳が続くけど、実はコロナにもかかってるんじゃ・・・」 など。

不安や混乱を少しでも減らすためには、皆がワクチンを接種することが重要だと思います。

乳児では6ヶ月から接種が可能ですし、妊娠中、授乳中でも接種できます。周囲の大人も接種することで子供への感染源にならないことも大切です

インフルエンザワクチンというと毎年打つ人は打つし、「自分は打たない!」と決めている人もいるような印象です

打たない人からはよくこんな意見を聞きますから、ここで反論させてください。

「今まで接種していないけど、一度もかかったことがないからいらない」

→今年感染しないとは限らないです。特にこの冬発熱や咳を認めた時には大きな不安を感じると思いますから、できうる対策はした方がいいと思います。

「昔接種してもかかったから、いらない」

→残念ながらそういうこともあります。ただ皆がワクチン接種することで流行を抑えていくと、結果的に自分もかからない可能性が高まります。

「そもそも注射が嫌い」

→注射の痛みを少なくする麻酔のテープを採用している病院もあります。まだ試したことがない人は一度試してみてはどうでしょう。

「副反応が怖い」

→発熱や腫れなどの症状が出ることがあり、残念ながら100%副反応が起こらないワクチンはありませんが、デメリットに比べてメリットの方が大きいと考えられるので接種がお勧めです。

この冬にご自身が『熱が出てきた!』「咳が出てきた!」という状況を想像してみてください。色々不安を感じると思います。この機会にぜひインフルエンザワクチン接種について考えていただけましたら幸いです。

詳しい情報はこちらも参照してください



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パパ小児科医
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