カルマの清算をした二人のインドネシア人
この24年で悪いインドネシア人にはたーくさん出会ってきた。
今回は、僕が出会ったインドネシア人の中で、人間としてどうかしている二人のインドネシア人を紹介したい。
その二人のうちの一人はもうこの世にはいなく、もう一人は重い障害と家族の不幸という清算が待っていた。
毎日徳を積めば必ずいいことがあるし、悪いことばかりしているとカルマの清算が待っているということを実感した二人に起こった悲劇をここに紹介する。
近所の横柄なバリ人おじさん
何か問題があると、僕に対して「俺はバリ人だぞ!」って恫喝する人が今まで何人かいた。
こっちからすると「だから何?」って感じなのだが、そういうことを言うバリ人は多い。
「俺がこの土地の先住民でえらい。お前ら外国人はよそ者なんだから黙ってろ」的な考えの持ち主たち。
性格の悪い僕は、そんなこと言われるたびに心の中で
「バリしか知らない田舎もんが」って毒づいているわけだけれども、もちろんそんなことは口には出さない。
島の人たちは導火線に火が付くのがやけに早い。
熱いやかんを間違って触った場合の脊髄反射のように、大脳通さず動いてしまう人が多いので、島の人を刺激するのは得策ではない。
その代表的な人物が僕の近所のNというおじさん。
彼は昔、サヌールのビーチ沿いにレストランを持っていて、そこそこ繁盛していたのだが、ビーチ沿いの土地計画ですべてのレストランが撤去されると彼は仕事を失った。
おそらく別のことをやっていたのだろうが、彼が死ぬまで何をしていたのかは結局わからなかった。
カルマの蓄積
ではそのNが実際何をしたのか??
僕は結構近所のローカルとは仲良くしているほうだ。
そのおじさんを除いてみんなフレンドリーで、お互いが余計な干渉もせず、ただ、会えば挨拶もするし、軽い世間話もする。
近所迷惑な行為をする人もいない。(外国人を除いては)
そんな平和なご近所の中でこのNは本当に横柄だった。
すれ違って挨拶しても完全無視。
それくらいならまだいいのだが、超獰猛な犬を飼っていて、家の敷地内にいれておけばいいのに、いつも放し飼い。
僕が家に帰るためにはその家の前を通るしかなく、通るたびにその犬に牙をむかれて追いかけられた。
その犬も結局数年前に死んでしまい、今は平和な状況なのだが、この犬の被害にあった人は数えきれないほどいた。
そんな状況でもこのおじさんは我関せず。
犬が人を噛もうが、追いかけられたバイクが転倒しようが何もしない。
それから一番ひどかったのが、祭事のとき。
先ほども書いたが、僕が出かけるためにはそのおじさんの家の前を通過しないといけない。
他に道がないから。
僕以外にも、6軒の家が同じような状況なのに、何の連絡もなしに家の前の道を封鎖して祭事を始める。
これは本当に困ったことで、これを突然やられると、どこにも行けなくなる。
事前に連絡をしてくれれば、車、バイクを別の場所に停めて対処できるのだが、何のお知らせもない。
「俺がルールだ」と言わんばかりの暴挙である。
なので、近所でも浮いた存在であったのだが・・・
訪れたカルマの清算
悪い行いをしていれば結局最後は全部自分に返ってくる。
もう10年以上経つのかな。
夜釣りをしていて、波か風でボートが転覆し帰らぬ人となった。
遺体は数日後にサヌールのビーチで見つかった。
もう一人のバリ人の話
僕は2003年にボートを購入した。
仕事のダイビングで利用するためのボートで、停泊をサヌールにしていた。
この僕のボート関連でされた嫌がらせと、その嫌がらせをした張本人に起こった不幸を書いていこうと思うが、彼はまだ生きていて、それなりの権力があるので、ここから先はいったん見えないように有料とさせてもらう。
お金を払って読んでもらいたいからではなく、その人の耳に入るのが嫌だからだ。
いつか無料公開する日をお楽しみに。
ビーチでやりたい放題のバリ人
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