すぐに勤めていたダイビングショップを辞めた理由
僕がバリで雇われで仕事をした期間は延べたったの3か月です。
最初のショップを2カ月、次のショップも1か月という超短期間でやめたのには理由があって、どちらも基本的な理由は一緒だった。
不法労働
外国人がインドネシアで働くためには滞在許可と労働許可が必要だ。それを取得するためには当時のレートでだいたい20万円がかかるわけだが、ダイビングショップの多くは雇った外国人労働者を2カ月に一度シンガポールなどの隣国に出国させ(ビザなしでいられる期間が60日だったため)、観光客として仕事をさせていた。
滞在許可、労働ビザを取得するよりもコストが安かったのだろうが、これは完全なる不法労働である。
僕がイミグレーションに見つかれば強制送還となる案件だ。
どちらのショップも同様の扱いだったため、短期間で去る決断をした。
初めての外国での仕事が、不法労働で、イミグレにびくびくしながら働けるほどのメンタルは持ち合わせてなかった。
喧嘩別れでもあった
一つ目のショップはオーナーがバリ人、オーナー夫人が日本人だったのが、このオーナー夫人と合わなく、辞めたのはこの人が嫌だったというのも理由の一つだった。
当時、僕以外にもう一人日本人スタッフがいたのだが、その彼はインストラクター試験が数日後に迫っている中、まだインストラクター試験を受講するために必要なダイブマスターの講習が終わってなかった。
その講習を担当していたのが僕だったのだが、一向にその講習をさせてくれなかった。
業を煮やした僕が勝手に時間を作って講習をしたら、オーナー夫人の逆鱗に触れたのだ。
今やらなけば間に合わないところまで来ていた中での僕の判断だったのだが、もちろんその前に何度も相談はしていた。
間に合わなくなる旨も、そして間に合わなかったら次の試験まで数か月待たなければならなくことも。
それでも何の決断もしてくれなかったのだから、僕は自分がやったことが悪いとも思ってないし、こんな人の下では仕事はできないと思った。
雇われなんだからオーナーの指示に従えよ、って意見もあるかと思うが、たったRp500,000(約5000円)の月給でほぼただ働きさせられたんだからそこまでの義理も忠誠心もないわ。
それが理由での嫌がらせ
辞めたことが原因だとは思うのだが、両方のショップから、僕が独立後には嫌がらせを受けた。
その一つが先日書いたヤフー掲示板の件。
イミグレが僕の家に来たこともあった。
それ以外にもたくさんの嫌がらせを受けたが、今までこうしてバリにいられるのは、心強い妻のサポートあってのことだと感謝している。