バリに土地を買った話(2002年)
今となっては2002年に土地を買って本当によかったなと思っている。
なんでかって??
今のその土地の値段が当時の約15倍ほどになっているからだ。
それで儲かったぜ!っていう話ではなく、今だったら絶対に買えないし、もし持ち家でなかったのならばバリに住むことができないほど家賃も高騰している。
2002年に買った土地に翌年家を建てるわけだがその話はまた今度。
土地を買わないか?
友人のバリ人がそんな話を持ち掛けてきたのが2002年のことだった。
移住してたったの2年、僕が26歳の時である。
今思えばアホで無謀な若造だったな、と自分でも思う。
実はこの土地、若干いわく付きというか、なんというか、買っていいのかな?という土地ではあった。
何故かというと、この土地の名義は確かに友人であるバリ人なのだが、お金は当時の日本人彼女から出ていた土地だったのだ。
彼が勝手に売ってお金に替えたかったのか、しっかりと日本人彼女の了承のもと売るのかは当時わからなかった。
ただそれも10数年後にわかることになるのだが、この話もおいおい書いていこうと思う。
その当時、バリ人男と、日本人女性のカップルというのが本当にたくさんいた時代で、貢いだり、騙されたり、結局別れて回収不能となった日本人女性はたくさんいたように思う。
この土地もそのうちの一つだろう。
土地の値段
僕が買った土地はサヌールのバイパスを挟んで観光地とは反対のエリアだ。
今となってはこのあたりにもビラやホテル、観光客向けのレストランができ賑わっているのだが、当時は周りには何もないようなエリアだった。
そんなエリアの500㎡の土地をRp340,000,000(現在のレートで約340万円)で購入した。(1R=Rp68,000,000)
コロナが明け、サヌールにモールができ、インターナショナル病院ができ(2024年12月現在建設途中)サヌールの土地の値段がだいぶ上がった。
最近の調査では、近所の相場がだいたいRp5,000,000,000-6,000,000,000らしい。(1R=Rp1,000,000,000-1,200,000,000)
数十年前の日本の不動産バブルのような状況だ。
外国人向けの賃貸の家(プール付き2-3LDK)は年間Rp300,000,000(約300万円)くらいが相場になっているようだが、普通の日本人ではこのエリアに家を借りることなんて到底無理な金額である。
土地の名義と名義変更のプロセス
外国人は土地の購入ができないため、当時すでに付き合っていた現在の妻の名義で購入をした。
名義変更、支払い、それにかかわる税金の納入に関してはすべてNotarisという公証人を通して行った。
税金がいくらで、名義変更料がいくらだったのかはまったく覚えてないがそれほど大した額ではなかったと思う。
今思えば、もし妻と別れていたらやっぱり回収不能の土地になっていたのだろうか??
若気の至りが功を奏した不動産投資であったのは間違いない。