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2024年09月22日 北都プロレス・余市大会観戦記1(第1試合~第3試合)

観戦記の続き。前回はイベント開始から第0試合までを書いたので、本編の第1試合から。

前回のはコチラ




5時間待ってようやく北都プロレスが始まる

第0試合が終わり15時に北都プロレス・余市大会がスタート。10時からここにいたから5時間かかってようやく本編が始まる!って感じ(笑)。

箱崎晋一郎の「抱擁」にのってクレインさんが入場し第1試合がスタート。


第1試合、デスクレイン 対 ルー・ルルル

今日も「夜明けのスキャット」から「Kick It Out」にのって入場するルー・ルルル。いつまでも入場せず業を煮やしたクレインさんが煽る場面も(笑)。

いつもなら女性客に近づくルー・ルルルだが、改心したのか女性客に近寄らず(苦笑)。

時間がかかったものの、ルーはコーナーに上がりアピール。カメラを向けると気さくにポーズを決めてくれるのでありがたい選手だね。


対するデスクレインは首にチェーンをぶら下げ、ゆっくり歩きながら入場し、早くもクレインさんの反則カウントがさく裂(笑)。

ボディチェックを行い試合開始。



開始早々ロックアップに行かずリングを降り、お客さんに耳打ちするルー。

イライラするデスクレインは場外に出るが、ルーはリングに上がり回避。デスクレインはセコンドのカツオを攻撃し八つ当たり。

場外にいるデスクレインはリング上にいるルーの足を引っ張り場外戦に突入。ここでもカツオをルーにぶつけ可哀想な目に遭ってしまう(笑)。

チェーンを使って首を絞めるなどラフ殺法を連発しルーは早くもぐったり。



リングに戻り、ルーのマスクに手を掛けようとするなどやりたい放題のデスクレイン。

ルーは串刺し攻撃をビックブーツで迎撃しダイビングショルダータックルを狙うがデスクレインがかわし自爆。

デスクレインが突進するがルーがかわし相手を転ばせ低空ドロップキックを放ち反撃。ダイビングショルダータックルからのカバーはカウント2。

ルーはアピールをしまくるが、調子に乗り過ぎたせいでデスクレインが起き上がりデッドリードライブ。



デスクレインはブレーンクローから叩きつけカバーするがカウント2。

カウント2で返され困惑するデスクレインは場外に出てパイプイスを持ち出し、クレインさんが阻止しようとイスを掴むが強引にふり解く。

デスクレインがイス攻撃を狙うがルーがかわしドロップキック。すかさずスクールボーイで丸め込みカウント3。ルーがデスクレインに勝利した。

120%スクールボーイとかスクールガールって言われる技かな?


試合後、ルーはクレインさんと手をキツネの形にしてタッチするも、クレインさんの手の形が変化球の握りに(苦笑)。

勝って喜ぶルーとは対照的に、デスクレインは頭を抱え退場。

ルーはコーナーに上がってバク転でもするのかと思いきや、普通に降りて退場していった。


第1試合らしく、ヒール・ベビーがハッキリした試合。ヘタレキャラのルーがデスクレインに立ち向かう構図だったと思います。

小樽大会の白熊四郎戦に続き余市でも勝利と、ここ最近は勝つ機会も増え、これはワンデイ・シングルトーナメント参戦への布石かと思ったらエントリーはナシ。

まあ、中の人がルーでエントリーされたらトーナメントが成立しなくなっちゃうけど(苦笑)。

ルーの存在は確実に盛り上げてくれるから、今後も出る機会が増えるんだろうなって思ったね。

ルーはスケベキャラからお調子者キャラへの変貌を遂げている最中という感じですかね…



第2試合、神田愛実 対 松本千穂

第2試合は女子プロレスで、今回も神田対松本。この試合から第4試合まで北の五郎さんがレフェリーを務めることに。

先に松本さんが入場。池森さんじゃないからちゃんと頭から音が出てる!

「千穂ちゃーん!」の声援に対し、手を上げて応える場面もあった。



対する神田はこどものお客さんとタッチしながら入場。リングインしコーナーに上がりアピール。

コール時に松本は四方に頭を下げ、神田は再びコーナーに上がりアピール。試合前に握手をして試合開始。


反時計回りに動きロックアップから、松本がロープに押し込みブレイク。

再びロックアップを行うと、神田がロープに押し込もうとするが体を入れ替え松本がエルボーを連発。コーナーに追い込みエルボーを執拗に打ち込む。

松本がロープに振ろうとするが神田が踏みとどまりエルボーからフライングボディアタックを決め反撃。


神田はヘアホイップを連発。コーナーに追い込み松本の顔面を踏みつけ、ボディスラムで叩きつけカバーするがカウントは2。

さらに逆片エビ固めで絞め上げるも場内の手拍子も後押しし松本がロープに手を伸ばす。


松本はエルボーを連発するが、神田もエルボーで応戦。

神田がロープに振るが、松本はドロップキック。松本はエルボーを入れ神田もエルボーを狙うがかわしドロップキック。

神田を倒しコーナーに追い込むと串刺し式のドロップキック。松本はアピールしてボディスラムを放つがカウント2。



松本はこの日2発目のボディスラムを狙うが神田がこらえガットショットから串刺し式のバックエルボーを放つとドロップキック。

神田と松本はエルボーを打ち合い、神田がエルボーを打とうとしたところをかわし松本はスクールボーイを三連発するがフォールは奪えず。



松本が突進したところを神田がラリアットを放つと、最後は逆片エビ固めを決め松本がギブアップ。神田の勝利に終わった。

試合後、神田は松本に声をかけると一足先にリングを降り、松本は四方に頭を下げ退場していった。


松本さんが神田相手にエルボーをガンガン打ち込むようになったのが良いことかな。

激しく打ち合うことが必ずしも正しい訳じゃないけど、がむしゃらに打ち込む姿勢を見せるのは大切なこと。

とくに新人選手は技術的な部分では先輩に勝てないのだから、気持ちだけでも見せて行かないと見る側としては辛い訳だし。

松本さんはスクールボーイを出すようになり、少しずつ技の引き出しを増やしているのもいいことだよね。

とにかく、松本さんに限らずだけど大きなケガをせずに経験値を上げてほしいなって思う。



第3試合、藤原秀旺 対 北海熊五郎

この試合は藤原秀旺からしたら、栗山大会第2部のリベンジといったところか。

あの時の藤原はTTT無差別級王者だったが、ベルトショットを失敗し熊五郎のボディプレスを食らい敗戦。2か月経ち再戦の機会を得た形に。

先に入場したのは藤原秀旺。Rockon Social Clubの曲に乗って入場する。

藤原秀旺はカメラを向けるとポーズを決めてくれるので本当にありがたい。

そして熊五郎が入場。リングにあがると藤原秀旺とにらみ合うが、さけまるを手にしているせいかシリアス感がない(苦笑)。

コールされ、ボディチェックを行い試合開始。


ゴングが鳴り、ロックアップに行かず藤原は場外にエスケープ。ここで間を作るのが藤原らしいし、観客の手拍子に乗らないという意味では自分の世界の構築ってことになるんだと思う。

ロープに近づく熊五郎に対し、藤原はレフェリーの北の五郎に「離せ!」と抗議。この辺の空気の作り方は巧いなあって思う。

まあ、地方大会向きかと言われると違うのかもしれないけど。

ロックアップから熊五郎がロープに押し込みブレイク。再びロックアップに行くかと思いきや藤原が足を踏みリストを取り、そこから足を取ろうとするが熊五郎はハンマーブロー。

距離を取り、手四つの体勢から力比べを行い熊五郎がロープに押し込みブレイク。




熊五郎がヘッドロックで絞め上げるが藤原はハンマースルー。伏せかわしから藤原がバックエルボーを放つ。

距離を取り藤原がガットショットからヘッドロック。熊五郎がハンマースルーを行いショルダータックル合戦を行うが熊五郎が制し藤原は場外にエスケープ。



藤原は熊五郎をけん制しつつリングに戻るが、熊五郎が近づきハンマーブロー。藤原は攻め込まれるがローブローを放ち反撃。

確認する北の五郎レフェリーに対し藤原は「太ももを叩いた」とアピール(苦笑)。

そこから首絞めやマスクを剥がそうとしたのか藤原はラフ殺法で応戦。

その後もナックルを放つがパーで攻撃したことをアピール。セコンドについている神田にレフェリーの注意を逸らしコーナーに追い込み攻撃。



藤原はボディスラムを狙うが熊五郎がハンマーブロー。逆に熊五郎がボディスラムで叩きつけ反撃。そして馬乗りになり噛みつき。

フライングメイヤーからチンロック?で絞め上げ、ロープに追い込むとセカンドロープを掴んで藤原の腰を踏みつける。

藤原は反撃を試みるも熊五郎がハンマーブローを放ち圧倒。串刺し攻撃を狙うが藤原がビックブーツで迎撃し、フライングラリアットで反撃。



藤原は握り拳を作ると、ロープに振ってカウンターの正拳突きを放ちブレーンバスターで叩きつけるアピール。

コーナーに上がりムーンサルトプレスを狙うが自爆。



熊五郎が突進しラリアットを放つも両手で握りこぶしを作り藤原は耐え、そこからラリアットを打ち合い、藤原対熊五郎ではお馴染みの展開に。

ラリアットを打ち合う度に藤原がふらふらになり、カウンターのラリアットからボディプレスで熊五郎がカバーに入るがカウント2。

熊五郎はコーナーからリング中央に向かって突進しラリアットを放つがカウント2。



熊五郎はチョークスラムを狙うが藤原が切り返し、突進してきたところをビックブーツで迎撃すると、藤原のチャンス of LOVE(フライングニールキック)がさく裂。

藤原は拳を握りカバーしに行くがカウント2。さらに熊五郎にバックドロップを決めるがカウント2。

藤原はコーナーに上がるとムーンサルトプレスが決まりカウント3。藤原が栗山大会のリベンジに成功した。

勝った瞬間、ガッツポーズをした藤原も良かったね。


コーナーに上がった藤原は帽子をかぶりアピール。そして、恒例となってしまった試合後のスクワットを行い藤原は退場していった。



たまに見る、藤原秀旺のスイッチが入った試合だったなと思う。

別に地方の無料の大会なんだから、自分の得意技見せて終わりでもいいのに、まさかのムーンサルトプレスでの勝利。

毎回試みては自爆して終わるから、決まった瞬間はビックリしてテンションが上がってしまった。

去年の恵庭大会でもそうなんだけど、突然、凄いことをやり出す時があって、今年は余市大会だったって感じかな。

恵庭大会の時も秀秀秀46がブレイクして、木藤とのLOW-GUYが「大人のプロレスを魅せる」って言いながら熊五郎&カツオと真っ向勝負を繰り広げて…秀秀秀46はなぜか関東でも話題になったけど、根底にあるのは客を煽って熱のある闘いをしたことなんだよね。

今回もそうなんだけど、ヒール同士のシングルで体格差で苦戦して握りこぶしを作って鼓舞して、ベビーに持っていく感じが素晴らしいよね。

北都での藤原秀旺は、奇抜なことはしないけど、試合内容や展開で北都ファンをアッと思わせるんだから凄いよ。

客層を見て、自分のキャラクターを使い分けていくんだから素晴らしいよ。まあ、北海道でTTTのノリで試合しても客がついて来れないからね(笑)。



ということで観戦記1はこれでおしまい。続きはコチラ。

それでは。