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定年退職後 東南アジアにはまった  やっぱり日本人が良い

テラスカフェの日本人

 私は妻と一緒に、毎年東南アジアを訪れています。あの熱気に魅かれるのです。今年(2025年)は1月7日~14日でカンボジア・シェムリアップとベトナム・ホーチミンを訪ねました。遺跡や歴史的な建物も良いのですが、一番楽しみにしているのはテラスカフェでのビールです。乾期の今は湿度も少なく、開放的で気持ちよく酔いが回ります。一週間余りの道中、ほぼ毎晩飲んでました。
 シェムリアップにはパブストリートがあり、ホーチミンは市の中心部にたくさんテラスカフェがあります。いろいろな国の人たちが様々な言語で会話し、音楽もにぎやかで、日本なら苦情が出そうです。そんな中で、言葉も少なく、やや長めの間合いをとりながら穏やかに話す二人組の女性が目につきました。そこだけが別の空間のように落ち着いた雰囲気が漂っているのです。
「あの人たち日本人じゃないかな?」
「ちょっと待って、あ、そうだ。今『すみません』って聞こえた」

 人種差別と言われそうだけど、欧米系や中華系の人たちの大きな声は苦手で、たまに穏やかに会話している人たちに出会うと何だかほっとします。若いころは流ちょうに英語で話す姿にあこがれましたが、どうしても大きな声になるんですよね。小さな声で控えめに話すことができる日本語、その文化を大切にしている日本人って素敵だなあと思いました。酔っぱらってたせいもありますが・・・。