臨床の知恵、「痛みへの対応」
こんにちは、パパPTです。
今回のnoteでは、臨床でよく遭遇する痛みについて書いていこうと思います。
はじめに疼痛の定義ですが、
国際疼痛学会(IASP)による定義としては
「組織の実質的あるいは潜在的な障害に伴う、あるいは、そのような障害を表す表現される不快な感覚あるいは情動体験」
ちなみにこの定義は1981年の定義なので少しづつ更新されていますが、私はこのときの定義が一番好きなのでこれを採用しています。
その他の書籍で書かれている痛みの定義は↓↓↓
「苦痛とともに生体機能に歪みをもたらす」
「警告信号と生体防御機構の維持」
痛みは嬉しくない感覚ですが、
系統的に引き継がれてきたなんらかの情報(役割)
などなど様々な疼痛の定義があることが分かりますね。
いろいろな定義はありますが、簡単に言えば
患者さんが痛いと訴えるのであれば痛いということです。
私が考える痛みの面白いところは、
全部が全部とっていい痛みではない!
ということです。
さっそく臨床中の体験談なども含めて書いていきます!!!
まずは痛みの種類やメカニズムから説明していきます。
急性痛と慢性痛
急性痛とは
・組織の損傷に基づく痛みで、最大の特徴としては痛みの原因が明確
ここから先は
2,439字
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?