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ゆるブラック企業2社目の新卒3年26歳です。仕事の成長実感がなく20代の貴重な時間が空虚で怖いです。どうしたらいいでしょうか?

こんにちは。 26歳社会人3年目の者です。

現在2社目なのですが、ゆるブラックの会社に入社してしまい、日々キャリアが詰んでいく気がしていて毎日辛いです。 何かアドバイスいただけますと幸いです。

日々の業務は量的にも質的にも負荷がない状態で、このことを直属の上司に相談しても「ゆっくりでいいよ」と言われあしらわれてしまいました。

また、その際に提示された今後のキャリアパスも、正直成長できるともやりたいとも思えるものではありませんでした。ある程度仕事は評価してもらっていますが、転職の際に評価されるようなことはできていません。

会社も中小のため、転職をするにしても八方塞がりな気がしてしまいます。

20代の重要な時間を無駄にしている気がして本当に精神的に日々追い込まれています。1社目もゆるブラックだったため、空っぽといっても過言ではないままアラサーを迎えていくことに恐れをかんじています。


”今”の悩み

まさに今の若者の悩みで、すごく興味深く読みました。若者が直面する悩みの代表格…ということは、この悩みに間接関与するミドルの悩みでもあるので、結構ホットなトピックスです。

わりとキツめな回答になりましたが、相談者さんを責めたいわけではなく、どうしたらそこから抜けられるか?どうするべきか?を私なりに回答しているので、あなたの人格攻撃ではありません!!!よ!!!

尚、私の研究領域はまさにこの辺りのキャリア構築系なので、どんどん事例(悩み)を教えて欲しい。

その際に以下の基礎情報を入れていただけると対応するこちらも解像度高く把握することができるので、ぼんやりと情報を散らしてもらえると嬉しい。

  1. 年齢(アラサーとかくらいでもOK)

  2. 社会人歴(入社x年目とか)

  3. 企業カテゴリ(JTC、外資、スタートアップ、公務員…とか)

  4. 業種(製造、金融)

以上、宣伝でした。

ゆるブラックとは

『ゆるブラック』という言葉を知らない…方々も多くいらっしゃるので解説します。いつ頃からこの言葉があるのか…ですが、恐らくここ2~3年かと。キャリア、特に若年層キャリアを見ていると「ゆるブラック」という言葉は頻出です。知らなかった中年はこれを機会に知ってください。

ゆるブラック企業とは、ブラック企業と見なされるような長時間労働やパワハラなどの法令違反とは明確に距離を置き、働きやすい環境づくりを志向する一方で、「仕事にやりがいがない」「スキルアップできる環境ではない」と、ある種の物足りなさが指摘されている企業のことです。

つまり、ゆるブラック企業は、ブラック企業とホワイト企業の中間に位置する存在です。労働環境自体には問題がないため、転職や離職をするモチベーションも起きづらく、なんとなく流されるように働き続ける人が多くいることも特徴になります。

ゆるブラック企業とは?特徴や働くメリット・デメリットをわかりやすく解説

こんなのを「ブラック」とか言われてたまるか!!!と思った人、仲間です。正直「甘えたこと言ってんじゃねぇよ」って思う中年は多いと思います。私もその一人です。

が、最近の若者(主語でかい)が「いい子で真面目だけど前に出てこない」という話と、中年世代の「自分はセ・パありふれる世界で育てられて、若い子に同じ苦しみは与えたくないけれど、殴る以外の育て方を知らない」という葛藤、さらに会社側の「終身雇用は無理だし、今いる人間の人生の面倒も見れないから、副業とか越境とか上手くやって自律的キャリアを描いて!」という要望(無理難題)が錯綜しており混迷を極めています。


キレイな言葉で「キャリアオーナーシップ」だの「副業人材」だの「越境キャリア」だの言いますけど、それができたら悩まないっていうか、それらをやった時に自社が選んでもらえるって思ってるの???と首根っこ掴みたくなるご高説は多いです。

流行り…と切ってすてることはできますが「時流に乗る、読む」っていうのは重要な視点なので、ぜひ皆様理解を深めていただければ。

なぜ「いい職場で不安」が発生するのか

現代は若者・ミドルマネジメント・会社が三つ巴で「ナンモワカラン」となっているキャリア設計カオス時代です。課題背景は以下の資料を見てください。

ぱぴ作

若年層の今のキャリアの悩みって「このままこの会社に居続けると、何もできない人になりそうでヤバそうだけど、どうしたらいいかわからない」に集約されるのですよね。

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ありがとうございます。『あなたの課金は、私の課金』を標語に経済をまわしていきましょう。