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自分が今いる環境で信頼を得るために必要なこととは?

一昔前に比べるとPTOTST、いわゆるセラピストがこの10年くらいで急激に
増えてきていますね。PTに限って言えば、毎年1万人合格する状況になってきています。私が合格した2010年もそれくらいでした。

それくらい人数が増えてきているセラピスト。

それぞれの職場でも多くのセラピストがひしめき合って仕事をしている
ところもあるでしょうね。

そんな中でリハ科内で、もしくは他部署から信頼を得て仕事できていますか?自分も組織も、色々悪いこともありながら、概ねやりたいことができていて、仕事もやりやすい環境になっていますか?

今回の記事はどうしたら職場内で、数多くいるセラピストの中で信頼される、言い換えれば頭一つ出た存在になるのか。

その辺りを簡単にまとめてみようと思います。目指せ10分以内!


組織を自分に合わせたり、変えようとしてはいけない


これは以前Twitterで投稿したことなのですが、若手のうち、年齢的にも若いうちは、「正しいこと(正論)を言えば上司や同僚はわかってくれる」「患者さんにとって良いことを他部署に言うんだから、この正論は通るはず」と思うことが結構あると思う。

でも実際は上司には怒られたり、同僚には否定をされたりバカにされたり、他部署には「正しいのはわかるけどそんなん言ってもねぇ」と相手にしてもらえなかったり。

正しいだけでは通用しない。リハ科だけで見てもそうなんだけど、組織というのは簡単には変わらない。

かく言う私も昔は正論を振りかざして上司によくモノ申していたんです。
組織としてよくないこと、気になる個人に関すること。色々ですが。

自分が正しいと思うその方向、形を提案する。客観的に見ても確かに意見としては正しいことを言っていたと今から思い出してもそう思うんです。でもそれではダメ。

実際ダメだったんですけどね。自分が所属する組織、他部署は正論では変えられない。

そうなると結局「面倒くさいからもういいや」という若手、中堅が完成する。そうなってくると『没個性』というように目立たずひっそりと、自分個人が仕事しやすければあとはどうでもいいや、みたいなスタッフが増えてきしまう。

これが非常に難しい。でも私の経験から言えることは『正論だけ』ではダメだし、それでは組織からも信用、信頼されないと思います。


周りからの信頼を得るには面倒くさいことをしろ?!


私は2002年にとあるIT企業に入って、東京で3カ月研修を受けていました。40人くらいのクラスに分けられて研修をしていたのですが。

当時の私はクラスの中でもそんなに突き抜けた成績を出せていませんでした。仮にも上場企業に入ってしまったものだから、周りもできる社員が多かったんですよね。

なので研修であるテストでもなかなか上位には入れず、自分の中でモヤモヤしていたんです。初めて東京で過ごすというアウェーの中で、余計にモヤモヤしていた時期でした。

そんな時に自分の中で考えたこと。それが「みんなが嫌がる仕事を積極的にやっていこう」でした。研修資料を取りに行ったり、配ったり、回収したり。整理整頓やホワイトボードを綺麗に拭いたり。色々。みんなが嫌がるいわゆる雑務です。

別にこれをやったって研修の成績には直接関係ありません。研修の成績によってその後の配属にも影響するというものでしたから、やはりプログラミングだったり仕事に直接関わるものが重要視されていたはずです。

3カ月の研修が終わった後、各クラスで成績優秀者と、クラスマネージャー独自が決める『努力賞』みたいなものが発表されました。

そこで私はなんと努力賞をもらうことができたのです。意外と周りや
マネージャーは見てくれていたようで、私の行動が、研修とはいえ会社から評価された瞬間でした。


PTになって11年目。

今でもそれは変わっていません。お願い事をされたら自分にできる限りで対応する。勉強会も自分から提案したりするし、提案受けたら二つ返事で受ける。

色々面倒くさいと一見したら思うような他部署との折衝も、私は意外とそこまで面倒だとは思わずやっている。

なので、今の職場に限らずなのですが、同じことをしても、自分だと評価してもらえたり信頼してもらえて、もう一方は信頼されなかったり評価されなかったり、ということが出てきていると思います。

職場内の仕組みや環境を変えたり、他人に行動変容を起こさせる。それは容易なことでないですよね。いきなりは変えられない。自分の信頼もそんなすぐには作れません。

コツコツやる。
人が嫌がるようなことを、文句いわずにやる。

これが大事だと私は思います。

今日も15分くらい掛かってしまった。なかなか10分というのは難しい。
ではみなさん、よい1日を過ごしてくださいね!

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