発信するなら『三方よし』『五方よし』を意識しよう
昨日ふと思いついて、Twitterにこんな投稿をしました。
最近こんなことを感じる機会が増えたんですね。
そこから色々考えたことがあるので、10分程度でまとめてみようと思います。多分2~3分程度で読めるボリュームだと思うので、気軽にお読みください。
良いセミナー講師は否定をしない
これまで私もたくさん、色んなセミナーや勉強会に参加してきました。無料のものから、1000円程度のものから、数万円以上のものまで。IT企業の会社員の頃もたくさんセミナーや研修会に参加していましたので、それも合わせると結構な数になると思います。
色んな講師の方を見てきました。
その中で「このセミナーはよかったな」と満足度の高いものとそうでないもの。皆さんもそういう感想を持ったことがあるかと思います。
それは内容の充実度の差なのか。開催場所の差なのか。
そういう要素とともに、もう1つあるのが、
『講師の力量』
が入ってくるとは思います。
で、単に講師がすごい実績を持っているとか、知識や経験が豊富だとか、そういう要素も大事になってくると思います。
その中で私が気付いたのが、
『講師が相手を否定しない』
そういう講師の勉強会やセミナーは充実していた
ということです。
良くない講師は、参加者、受講者の質問や実技などについて、結構厳しく指摘をします。指摘ならいいのですが、行き過ぎると『否定』をしてくる講師もいました。
そういう講師のセミナーは満足度が低いし、講師に対する不満もそれなりにあったように思う。
反対に否定をしない。参加者や受講者からの質問や意見について「それもありますよね」というように、まず受け入れてそれから意見を深めていく。
そういう講師はそもそも人格者だし、講義内容やセミナー全体の満足度も高くなります。
内容ありき、じゃないと私は感じています。
私も個人でセミナーや勉強会を開催していますが、極力質問や意見を否定しないように、かといって全てを肯定する、というわけではなくて、受け入れてそこから議論を発展させていく、というスタンスを大事にしています。
三方よし、や五方よし、の考え方をご紹介
皆さん、『三方よし』『五方よし』という考え方があるのをご存知でしょうか。
近江(現在の滋賀県)に本店を置き
江戸から明治にかけて
日本各地で活躍した近江商人。
彼らが信用を得るために
大切にしていたのが、
買い手よし
売り手よし
世間よし
という「三方よし」の精神でした。
『三方よしから五方よしへ』
売り手よし
買い手よし
世間よし
働き手よし
未来(次世代)よし
どちらの意見も、相手に喜んでもらえるよう、相手に利益を提供できるよう、結果として社会に還元できるよう、ということが前提の考え方になっています。
非難や揚げ足を取るそのポジションにいる人は、自分よしと恐らく世間よし(社会の役に立っている)という感じなのかもしれません。
最初に紹介先したような私の意見も、「SNSなんだから自由でいいじゃない」「受け手がどう捉えるかだけだよ」という逆の意見も出てくると思います。
でもね、不特定多数が見るんだから、どうせだったら気分を害さない形で、相手をただ否定したり揚げ足を取って喜ぶだけじゃなくて、相手が受け入れやすい形で意見を発信したり、しっかりとした議論ができるような形で発信していく方が、社会のためにもなるし、次世代(次に続く人たち)のためにもなると思います。
おわりに
15分掛かってしまった・・・
今回の内容は私も気を付けないといけないし、過去に指摘を受けたことがあるものです。なので偉そうに言えた立場ではないのは重々承知しています。自戒の念を込めて書きました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。