➂一流のものに触れる

#20代にしておきたい17のこと  第3弾。

「人生は自分が触れたものになる」

著書内での一文。

私も自分が憧れるもの、なりたいイメージを明確に持ち、目指すことでそれに近づくことができると思う。私は就職してから、目指したい人、また反面教師となる人の両方にあってきた。

まず、目指したい人。

社会人3年目で出会った女性上司。

まず、とても明るい。どんな場面でも、場を和ますような会話をしてくれる。母親である一面もあり、子供の話をしたり等、仕事だけでなくプライベートの話もしてくれるため、非常に信頼感が湧く。

また、上司に対しても、部下に対してもどんな人に対しても、公平に接する。悪いことは悪い、良いことは良い。これがハッキリしており、非常に分かりやすい。悩み事を相談すると非常に紳士に話を聞いて、的確なアドバイスをくれる。このため、職場での信頼度が非常に高い。

仕事に関しても、頭が良く、考えが非常に柔軟。基礎から最新技術まで対応可能。後輩指導は説明が分かりやすく、的確。なによりも患者さんとの接し方が非常に上手で、必要な情報を短時間で引き出し、上手に協力を促す。

自分の妊娠が分かった時には、今後のことについていち早く相談した。
自身の体験を交えながら、職場の決まりについて丁寧に話してくれ、とても心強かった。

一人の人として、女性として、親として、上司として、放射線技師として、どの面からみても尊敬できるところが多くあり、自分がなりたい理想像である。


次も、目指したい人。

こちらも職場の先輩で、4年目から同じ部署配属になった男性上司。

何よりもリーダーシップがあって、誰からも信頼、相談される我らが若手のリーダー。仕事やプライベートで悩むことがあるといつも相談してしまう。
4、5年目で仕事に配属部署が納得いかず、行き詰っている時に自分の体験談を交えて、資格を取っておいたり、知識を付けておいたり、今しかできないことをやっておくと後でこの時期も必要だったと思えるかもとアドバイスをくれた。
5年目、自分が入籍した時には、女性は今のうちに一人旅などやりたいことをやっておくべきだと言ってくれた。
7年目、産休に入る時には、これからは自分の思い通りになることは何もないという覚悟をしておくべきとアドバイスをくれた。
いつでも、人と違った視点を持って、厳しいことでも為になることを言ってくれるので本当に信頼できる。

仕事では、朝早く出勤して自己研鑽をし、不要なしきたりは上司に噛みついてでも変えようと努める。周囲への言葉掛けや配慮も怠らず、必要時のムードメーカーとなる。

一番、心に残っているのは職場の誰にも話していない自分の精神的に弱い部分について気付いていて、気遣っていてくれたこと。
大胆で、大きな荷物を持てる人は、細かいことにも配慮できる人なのだろうと心から感心した。これから末永く、付いていきたいと思う。


最後に、憧れる人。

大学時代の吹奏楽の指揮者。

子供みたいに音楽に本気で、少しわがままくらいなところがある。
でも表現したいこと、伝えたいことを表現するために、妥協は一切せず、本番の最後の最後まで全力。
音楽にあれほど夢中になれたのは初めてで、プロの凄さを体感した。

物事に取り組むときは、本気でやろうと心から思ったきっかけになった。

若い時期に憧れる人に出会えることは、自分が物事の壁にぶつかった時、悩んだ時にふと思い出して、道標になってくれる。今後の人生でも、そういう人にたくさん出会えたら、幸せだと思う。

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