〇〇ブルー

人生の大きな変化の前に起こる〇〇ブルー。
あれこれ悩む性格の私は、何かある度にこの壁にぶつかってきた。

就職(社会人)ブルー

学生時代、一人暮らしをし、好きな音楽をサークルで思う存分やり、やりがいある塾講師のバイトをしていた自分。
社会人になり、その自由を奪われること。
東京の地で、自ら稼いで生活していくこと。
一番は、思った通りの就職先に内定できなかったこと。
こんな不安や不満を抱えていた大学4年の3月。引っ越しの荷造りが進まず、前向きな気持ちになれずにいた。

実際に就職してから、しばらくはこの気持ちを引きずったままで、過ごし、いつ職場を離れようかと思う日々だった。しかし、徐々に信頼できる同期、尊敬する先輩、やりがいのある仕事内容が見つかっていき、その気持ちは少しずつ遠のいていった。
今でも、地元で就職できなかった後悔はある。
他に、もっと適した職場があったのではないかとも考える。

マリッジブルー

社会人4年目の6月。入籍した。
結婚が決まったのは、3年目の12月。
そしてその3月にコロナ感染拡大による自粛生活が始まった。
時間が膨大に生まれた。
暇があるとあれこれ考えてしまう私は、時間があり、更に人と会って相談する機会が減ったことで余計に結婚について考えるようになった。
地元に帰って、いざという時に家族の近くにいてあげられないこと。
夫となる人と今後の人生を一緒に過ごしていけるのかという不安。
そもそも、自由に生きたい自分が誰かと生計を立てて暮らしていけるのか。
こういう時こそ、忙しさに忙殺されて、あまり考えたくなかった。
自粛生活を恨んだ。

マタニティブルー

社会人7年目の5月。なかなかやりたい仕事ができない日々のなか、できることを模索し、自分なりに進んでいた中、妊娠していることが分かった。
そのあとすぐ、つわりやその他体調不良が出て、耐える日々が続いたが、ようやく収まったころ、急に精神的に崩れた。
正直、ようやくやりたい仕事が回ってきて、仕事に集中したいと思っていたため、子供が30歳過ぎてからが良いと思っていた。子供ができることは嬉しいが、自分が女であり、産休や育休を取らねばならないことを恨んだ。
これから、産休中の今、しばらく仕事でがきない日々が続く。
早く復職したいという気持ちがどんどん募っている今、今後が思いやられる。


こんな風に、人生の大きな転機を迎えるたびに、あれこれと考えて、本当にこのままでいいのかと思ってしまう。
今でも、他の選択をしていれば、、、と考えることもある。
でも、人生の選択肢に正解も不正解もないらしい。
大切なことは、自分で道を選び、そのなかで懸命に生きること。
もし、失敗したら、そこで挫けずに立ち直ること。

この先、人生がどのように進んでいくか。楽しめる余裕が持てたらと思う。


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