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今更ながら「25時、ナイトコードで。」のコミュを読みました

こんにちは、パパパです。
今更ながらプロセカのストーリーを読んでいこうと決意し、とりあえずニーゴの一番最初のグループストーリーを読んでみたので感想共有します。


前提

もともと音ゲーを好んでいるのもあり、単純にボカロが遊べる音ゲーとしてプロセカはちまちまやっていました。ただストーリーには全く手を出したことなくキャラ名も曖昧なくらいのほぼ初見状態です。
ただ、曲はめちゃくちゃ好きで、買って聞いたりカラオケで歌ったりすることもあります。

読もうと思ったきっかけ

プロセカ登場キャラの一人、暁山 瑞希さん推しの友人が数日前から、「次のイベランは走るぞ….」と覚悟を決めていて、大変そうだな―と思っていたら、私のTLにもイベントの詳細が回ってきました。それがこちら。

え、プロセカのストーリーってこうなの…?????

ちょっと思ったのと違う。そして続々TLに流れる阿鼻叫喚の声、絶望、考察などなど。
なんとなく重い要素もある、という噂くらいしか聞いてなかったのですが、これは面白いに違いないと思い読み始めることを決意しました。


グループストーリー感想

宵崎 奏について

めちゃくちゃ強い人だ…と思いました。
読み進めている途中、「誰かを救える曲」「曲を作り続けなければいけない」という言葉が繰り返しあったように、お父さんからの呪いじゃん…とか思っていました。そしたらまふゆさんからの以下のセリフ

Kは、お父さんに呪われてるんだね

25時、ナイトコードで。グループストーリにて

それ言っちゃうの???流石に強い言葉すぎないか?

お父さんとのやり取りの中で、「奏は」曲を作り続けるんだよ。というセリフが完全に呪いだと思って読んでいたのですが、奏さんの中では結構消化できてるものなのかな、とも思いました。
そのうえで、呪いが増えてもいい、どうせ私は曲を作り続けるしかないから。そしてそれは私のエゴだと言い切る強さ。

本当に強い人。誰かに与えられたものではなく、自分の意志で「誰かを救える曲」を作り続けたいことを感じました。

東雲 絵名について

彼女もメンタルが主人公。「才能」っていうワードが彼女にはまとわりつくんじゃないでしょうか?

才能のある父親と、それに比べて絵の才能がない自分。それでも描き続けたい気持ち。泣きながら絵を描くシーン。ちょっと良すぎかも。こういう見返してやりたいみたいな感情から生まれる創作っていいですよね…
でも自撮りに逃げてるのめちゃくちゃ複雑感情ですね。持たざる才能(絵)に対して、自分の思っていない才能(容姿)の方が人に見てもらえる。そしてそっちに逃げてしまう自分のことがあまり好きでない。悲しい気持ちになります。

ただ逆に、なぜそこまでして絵を描き続けたいのか、その根源まではこのグループストーリー上じゃ見えない部分だった気もするので、これ以降のストーリを楽しみにしたいと思います。

余談ですが、彰人君が出てきたときにちょっとテンションが上がりました。これ知ってる人だ!ここ姉弟なんだ!っていうのすら初めて知ったので。

暁山 瑞希について

自分が不安定な立場にいることに自覚的だからこそ、周りに対する許容が広い、簡単に言えばすごく優しい人なんだと思いました。
いろいろありますが、一番印象的だったのはこのセリフ。

わかった。なら、ボク達だけで行こうか。K

25時、ナイトコードで。グループストーリにて

きちんと絵名の意思を聞き、それを尊重して自分の意見を押し付けることをしない。それは瑞希さんが周りにそうあってほしいからできる振る舞いなんじゃないでしょうか。こういうところを含めて、とっても優しい人であることを感じます。
っていうかこういうときってみんなで行くもんじゃん!と思っていたので、それを裏切られてすげ~~と思っちゃいました。

少なくともこのストーリー上では、瑞希さんは性別的なコンプレックスを抱えながらも、すごく強く優しくふるまっているように見えました。こっからイベントバナーの状態になるのが想像つかない。怖いよ。。。

朝比奈 まふゆについて

今回のストーリーは彼女にフォーカスが当たったものでした。
人からの期待に応えることが「いい子」だと思い、自分の意思を出さないようになってしまった彼女。医者を目指すという親から与えられた道が、周りの人間からも称賛され、喜んでくれる。こういうことを積み重ねてしまったからこそ、親の言うとおりにすることが正しいはずだという考えにとらわれてしまっているように思えました。
人が喜んでくれる/人に向いているといわれるからその方向に進むことは、ある種の思考停止でもあります。だからこそ、そこから逃れることは難しいことでもあるんですよね…

一方で、「このままじゃ嫌だ」という意思はちゃんと持っているんですよね。じゃなきゃ今回みたいなことは起こさないと思いますし、それこそ「自分を見つけてほしかった」という本当の願いに気付けたこともよかったと思います。

ただ最後のファミレスの描写はどうとらえればよいのでしょうか…?メニューを奏と同じものにしたまふゆさん。これはまだ自分の意思を持って動くことができないことの示唆なのか…?確かにこの件を通して「自分を見つけてほしい」という願いには気付けましたが、「自分の意思を通す」みたいなことができるようになったわけではないですからね…
奏と同じメニューにしたのは、奏に救われたから、という解釈でいいのかしら。てぇてぇ。

「悔やむと書いてミライ」について

途中途中バックグラウンドでこの曲が流れていたので歌詞を思い出しながら読んでいたのですが、そういうことか~~~~~!ってずっと思ってました。プロセカって楽曲とストーリーリンクしてるんですね。めちゃくちゃいいじゃん。。。
歌詞に関しては本当にこのストーリーそのままですね。曲名も含めて文字通り読み取るとすごい後向きな曲なのかな?とも思っちゃいます。未来=後悔と読み取れる曲名、ずっと迷いっぱなしの歌詞。
一方で、突き放すような感じではないのが、まさに奏の曲評であった「暗いのに、少し安心する曲」という感じだと思います。ストーリーを見てから改めて聞いてみると気づきが多かったです。

最後に

めーちゃくちゃ良かったです。まだまだここだけでなくいろいろそれぞれが抱えていることもあり、これ以降のイベントストーリーを読むのが楽しみになりました。
また楽曲との対応もあり、すでに楽曲を知っているからこそ、ストーリーを読んだ後の曲の感じ方がいろいろ変わってきそうです。とりあえずニーゴのストーリ/曲から、読み進めていこうと思います。他のグループも早く読みて~~~



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