仕事人間がかっこいい
10年20年30年前は自分から見て50代、60代の年代の方々は高度経済成長期を生きてきた人々で仕事一筋家庭は顧みない、たまには家族サービス(おかしな言葉だ)なんて世代で何年かしたらそのような人々は日本からいなくなる予定であった(僕の中では)。
ところが、ところがですよ、私も年を取るにつれておかしな感覚を持った日本人諸方々はいなくなったはずなのだがどうやら私の年代に近い人々の中にも仕事人生がかっこよくて敬まれるのだ、と思っている節のある輩がいらっしゃる、ということに気づき始めたのである。
先日5月の連休明けに初めての職場に出社した。 これから一緒に仕事していく仲間、私よりわずか数年上のお方などがこのようにおっしゃるのだ。
「いや~ 体がなまってなまってしょうがないよ。」 おい! たかだか5日間だろうよ。彼はどうやら5日間なんて長期休んだもんだから体がすっかり動かなくなってしまった、と言いたいようなのだ。つまり毎日仕事していた方が体も調子いいし休んでなんかいられないだかんね! ということのようなのである。僕に言わせればこのタコ! なのである。
5日間なんて休憩だよ。バケーションというのは最低7日以上なければ休暇とは言わない。希望は2週間である。
で、話は戻るが団塊の世代とかなんとか言われていた人々がいましたけどイケイケどんどんの時代を生きてきた人が定年を迎えて現役を去っていけば仕事とプライベートをきっちり分けた正しい少年少女が社会を西洋並みに変えていくものだと信じていた。信じている。その突端にいるのが僕らの時代ではないのか。(この際自分の年齢は伏せる)
なのに先のような発言を自分と数年しか違わない年上のお方が発言したことに驚いた。聞くと彼は週6で働いているらしい。アホか。
あなた、趣味はないのか。仕事以外に楽しいことはないのか。今すぐ仕事をほっぽり出してやりたいことが無数にはないのか。 何が楽しくて生きているのだ。毎日同じルーティンのこの仕事に生きがいを感じているのか。
このような人生の過ごし方を勘違いしているヒトビトはまだまだ日本に存在していると思う。なんなら自分より年下の世代にもいるかもしれぬ。
でもダメだからね。そういう非、先進国的な時代は今すぐ終わりにしないといけないの。僕らは金より時間、モノより思い出を大切にしないといけないの。どう生きるか、ということがはるかに進んでいるいわゆるオウベイ、というところに今すぐ近寄らなければいけないの。
頼むよ!若い世代!でも仕事はちゃんとしてね。やることはやる。遊ぶときは遊ぶ!
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