社内キャリコン(面談やってみた)
社内で個別面談を実施してみた感想
個別面談実施
キャリコン国家試験対策で、面談試験の練習を同僚にお願いしていました。その評判(?)と迷っている同僚を少しでも役に立ちたいとの思いから個別面談を実施を開始したので、その感想を記載します。
社内事情
参考までに弊社の情報を記載します。
IT企業
社員数 500名前後
返金年齢 50歳以上
定年年齢 65歳(再雇用者あり)
労働形態 裁量労働制採用、フレックス勤務
開催方法(募集方法)
部内の管理職の方々からの紹介、ちょっと相談に乗って欲しいと直接相談に来る部員を対象に実施しています。
積極的な募集はしておりません。(まだ、自身が無くて)
面談調整
対象者が決まったら、下記の点を考慮して調整
初回 1時間(会議室は1時間半確保し、対面で実施)
2回目以降 1時間(基本は対面、オンライン可)
業務時間内で調整(面談予定のスケジュールは鍵付き)
会議室は執務室と離れている場所を確保
面談内容
以下の順番に実施しています。
守秘義務の説明
(上司・人事などには一切伝えない、査定・異動などには影響しない)面談の進め方の説明
(自己理解から開始し、キャリアプランの構築まで実施)初回:50分間程度を利用して、これまでのキャリアをお聞きする
ご自身の大切にしてきたこと、転機などを語ってもらいます
語りの中から、クラ案と自信の振り返りの度合いに沿って、
次回までに作成してもらうものを提示します
(宿題:キャリアプランシート、ライフラインチャート作成など)次回の面談時期の相談
2回目以降:前回の宿題に関して、クライアントから口頭で説明してもらい更なる自己理解の促進や思いの明確化を図っていきます。
最終的には:今後の具体的な計画をすることを目指しています。
Will-Can-Must図作成
キャリア・プラン作成補助シートの作成
上記の資料を作成を行いながら、具体的な活動の定義を作成していっています。
社内面談の良さ
社内で実施してみて良かった点を記載します。
クライアントの言葉(単語)が理解できる
クライアントの悩みが具体的にイメージできる
社内の仕組みなどが分かっている
対策(案)がイメージしやすい
社内面談の難しさ
社内で実施してみた難しさ(悪いとは一概に言えない)を記載します。
多重関係がある
上司部下の場合がある
上司部下の関係でなくても社内の立場での難しさがある無知の知となり切れない
クライアントの立場になり切れない
出来ないことが分かってしまっている
社内の仕組みを知っているため、限界を感じてしまう
制約がある(転職の相談は難しいと感じる)
クライアントが私に転職意思は伝えにくいと感じる
クライアントに転職 or 現職継続の有用性を同等にお話ししても
現状継続を進めている様に感じられてしまう
感想
クライアントのことを知っている(=社内での評価含む)ことにより、相談内容(対策)の限界値を感じてしまいました。また、上司との関係悪化の相談を受けた際に、本人や上司に直接アドバイス出来ないもどかしさを感じました。
これは社内/社外関係は無いのですが、面談中に泣き出してしまう方、罵詈雑言を吐き出してくる方などがいらっしゃいました。この場合に感情移入し過ぎず、寄り添って傾聴することの難しさと体力(心と体)の必要性を強く感じました。
まだまだ、駆け出しキャリコンですが研鑽を積んでいきたいと思います。