34歳でSEになった高卒•コネなし元建設作業員⑧:社内の問題解決
自作のスマホアプリをリリースしましたが、名作映画アプリのようにヒットするアプリはありませんでした。
リリースしたアプリのうち、セクシー系コンテンツ以外は労力に見合うものがありませんでした。
ということでセクシー系コンテンツ以外のスマホアプリのリリースは一旦見切りをつけて、他のことをすることにしました。
社内の問題解決
手間がかかる売上報告
動画配信の仲介サービスではコンテンツホルダーに売上報告を毎月送っていました。
売上報告を作るには、各動画配信会社から届く配信実績を集計してコンテンツホルダー毎に売上報告書を作成していました。
この売上報告を作成するのに月に2日〜3日ほどかかっていました。
コンテンツホルダーが50社ほどあったため、メールを送るだけでも数時間かかっていました。ひとつづつメール本文を作り、売上報告書を添付して送っていました。
どのコンテンツがどこのコンテンツホルダーから預かっているかは、大体はわかっても細かなところは私の頭の中にしか情報がないこともありました。
もし私が倒れたら社内の誰も知らないということになってしまう状態でした。
売上報告書作成を自動化したい
売上報告書の作成は幾ら時間をかけたたころで売上が上がるものではありません。それに売上報告を作成している時間は他の作業ができません。
コンテンツホルダーが増える度に、「また売上報告先が増えてしまう」というような営業活動の足を引っ張る意識もありました。
もしも、この売上報告書の作成を効率化できれば空いた時間でやりたい事(売上げるための活動)ができるようになります。営業活動も余計な事を考えずに取り組むことができます。
早速、売上報告作成ツールを開発することにしました。
売上報告作成ツールの開発
売上報告はエクセルで作成していました。
プログラムで、エクセルの売上報告書を作るのにJavaでできないことはありませんが、手っ取り早くやるにはVBAというプログラミング言語を使って開発するのが最適でした。
VBAはMicrosoft Officeのアプリケーション(エクセル、ワードなど)の機能を拡張するためのプログラミング言語です。
私はJavaしか勉強していませんでしたが、VBAもやっていることはほとんど変わらないためネットや本で調べながら開発しました。
業務終了後に売上報告作成ツールをVBAで作るのに1ヶ月ほどかかったかと思います。
ちなみに、今ではchatGPTを使うことであっという間にプログラミングができるようになりました。機会があればchatGPTを使ったプログラミングの方法の記事を書きたいと思います。
売上報告作成ツールの成果
売上報告作成ツールのおかげで3日かかっていた売上報告が1日でできるようになりました。
集計ミスも減り、空いた時間を営業活動など別のことに使えるようになり生産性が向上しました。
月に2日空いたとなると、人件費が1日3万円だとしても月に6万円、年間72万円が浮いたことになります。
自分が作ったツールのおかげで、空いた時間を有効に活用できることに大きな喜びを感じました。