34歳でSEになった高卒•コネなし元建設作業員③:AV制作の仕事と時代の変化
晴れてコンテンツ制作に関わる仕事をすることになりましたが、制作するコンテンツはアダルトビデオでした。
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はじめまして、パパ飯太郎です。
AV制作の仕事と時代の変化
AV制作の仕事
ここではアダルトビデオ(AV)の制作から販売まですべてのことをやりました。
撮影準備として、AV女優のキャスティング(選考・面接など)、企画立案、スタジオ・撮影スタッフの手配、撮影機材や備品の準備。
撮影現場では、お弁当や軽食などの手配、小道具などの準備、現場スチール(現場写真)の撮影、オフショット撮影、スタッフへの支払い、アシスタントディレクター(いわゆるAD)兼アシスタントプロデューサーとして立ち回りました。
撮影後は、編集依頼、モザイクが外れてないかのチェック、DVDパッケージデザイン、倫理審査団体の受審、などのDVDの手配。
プロモーションとして使用するAV女優のインタビュー動画の制作や、成人雑誌への記事作成などもしました。
その他、AV女優のマネジメントもしてたのでマネージャー業務もやりました。
その後、制作部から営業部に移動し、アダルトDVDショップのルート営業や取引メーカーとやりとりをする仕入窓口をやりました。
アダルトビデオを制作してエンドユーザーの手元に届くまでの流れ全てに携わりました。
時代の変化
ちょうどこの時は「VHS→DVD」に移り変わっていく時期でした。
DVDは大量生産ができるため販売価格が安くなりました。大量生産ができるようになったことで委託販売が行われるようになり、メーカーとアダルトDVDショップの直接取引が増えました。その結果、卸売を生業とする中間業者が淘汰されていきました。
私が勤める会社も卸売が本業だったため時代の流れに逆らえず廃業しました。
2回目の転職
転職先は当時1人社長だったYさんの会社に決めました。
Yさんは20歳ほど年上ですが話がしやすく何事も柔軟に解決される方という印象でした。私はYさんをメンターとして慕っていました。
Yさんから一緒にやらないかと声をかけて頂いた時はとても嬉しくて、やりたいことが色々と湧き出てきたと記憶しています。
この時は想像もしていませんでしたが、私はこの転職をきっかけにシステム開発をおこなうことになるのでした。