親の影響により、子供が無力感を持つ6つのケース
子供は、親からの影響により無力感を抱いてしまうそうだ。
命令口調で指示をする友人
そういえば、トラブルが起こった時に命令口調で指示をする友人がいた。
彼はトラブルが起こると人が変わったように命令口調で指示をした。
私も何度か命令口調で指示を受けた。私なりにトラブルに対応している中で、命令口調で指示を受けた。
はじめて指示されたとき、私は戸惑ったが、彼の専門分野だったこともあり、すみやかに命令に従った。
その後、再び、彼と対応するべきトラブルが発生した。この時も彼の専門分野の問題が発生した。
再び彼から命令口調で指示を受けた。この時も私なりにトラブルに対応していたので、その指示は私にとって不快だった。
結局、彼の命令に従ったが、側から見て彼は動揺していた。落ち着きがなかった。私への指示がそのタイミングで本当に必要だったのか疑問が残った。
その時の彼の心理について考えてみた。
命令する人の心理
彼は私を部下のように見ていたのではないか。彼は仕事モードになったことで、部下に指示を出すかのように私に指示を出したのだろう。と思った。
年上に対する言葉遣いとは思えなかったし、友人に対する言葉遣いにも思えなかった。
命令する人の心理について調べてみると、私の考えと異なる心理があった。
命令する人は、無力感を持っている場合があるとのこと。
過去の経験により抱いた無力感のことを学習性無力感というそうだ。
無力感により命令すると、冷静さを欠き、全体が見えず、枝葉末節にとらわれて大局を見失ったような指示となりやすく、その場合、命令された人は違和感を感じるだろう。
親からの影響により学習性無力感を持つケースもあるという。
親からの影響とは以下のような親の行動が上げられるとのこと。
親の影響により、子供が学習性無力感を持つ6つのケース
1.過度なコントロール
どのように行動すべきか細かく指示をされ、自分で選択する自由を奪われることで、親からの指示がなければ行動することができなくなる。
2.一貫性のない対応
親が一貫性のない対応をとると、何が正しい行動なのかわからなくなり、親の評価に振り回され、行動が制限される。
3.過度な批判や否定
親が子供の行動に対して過度に批判的であったり、失敗を強く責めたりする場合、子供は自分を否定される感覚を持ち、失敗を恐れ、挑戦できなくなる。
4.過保護・過干渉
過保護な親は、子供が自分で問題を解決する能力を育む機会を奪う。
5.成功や努力の無視
親がその成果や過程を無視したり軽視したりすると、子供は「頑張っても意味がない」「どうせ認められない」と感じるようになる。
6.親が無力感を抱えている
親が「自分は何をやってもうまくいかない」という発言や態度をとっていると、子供も同様の思考パターンを持ってしまう。
友人の無力感について
命令口調で指示をした彼が親の影響により無力感を抱いたのかどうかはわからないが、おそらく無力感を持っているんだろう。私は友人として彼をできる限りフォローすべきだと思った。
子供との関わり
ルソーがエミールで書いている通り、子供は15歳まで自分のために生きることができれば、その後、社会性が自然に育ち、きっと社会のトラブルにも柔軟に対応できるようになるだろうと改めて思った。