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台湾ルーツ旅行記 - 八日目:さらばポンフー

9時頃に起きて、ゆったりとチェックアウトの準備で荷物をまとめたりする。昨日買ったおみやげは結構な量あったが、特に苦労もせずスーツケースに収まった。まあ、日本から持ってきたお土産の量の方が多かったしな。という感じに準備はあっさりと終わってチェックアウトも完了。

飛行機が15時とかなのでそのくらいにタクシー呼んでもらおうと思ったが、思った以上にやることがない。ロビーでひたすらSwitch遊んでるわけにもいかんし… (コンセントも無いし)

ということで、フロントに荷物を預けて、あんなに島全体回るほどうろついたのに、滞在中に実は行ってなかったホテルの西側に歩いて行ってみた。

ホテル近くは観光バスの停留所になっており、ポンフー来る前は使おうと思っていた台湾好行っぽいツアーの人々がめっちゃいた。
ちなみにこの台湾好行、ポンフー紹介ブログで読んで、ちゃんと事前にチケット買って使おうとは思っていたのだが… 電動バイク旅が圧倒的快適且つ開放感だった上に結局島全体を一人で回ってしまったので、もう見知らぬ観光客に混じってまで観光する必要なくなってしまったのだった。
なにより、自分の場合中国語わからないからおそらく集合時間を聞き逃して置いていかれる可能性があって怖かったし…

それはともかく、日本のツアーと似たような、おっちゃんおばちゃんがたくさんウロウロしていて、さすがポンフー、観光地だなと最終日に改めて思わされた。

ガジュマルの木漏れ日光る海沿いの道 (なんか俳句になった)、写真だとキレイだが、実際はおっちゃんおばちゃんだらけだった。自分は通り過ぎるのを待ってギリギリのタイミングで写真を撮っていたのだった。ちなみに写真左端にこっそり写っている銀色のものは鉄条網で、しかもゲームに出てくる伸びる剣みたいなギザギザ加工がされた殺傷力高そうなやつで地味にホンワカ感を低下させていた。

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その他にも台湾のアイドルっぽい人の生誕地みたいなところでアイスを買ったり、マップに載っていた金亀なんちゃらに行ってみたら軍事施設だった上に入場料がかかり、しかも割と広くて疲れそうなのでやめたりした。そして、アイス買った建物の入口に書いてある「冷気開放」というのが、別に必殺技ではなく、「クーラー効いてますよ」という意味だというのをつい先日気づいたんだった。

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人が苦手なのでツアーから逃げるように移動してたら、昔の砦みたいなところがあり、ツアーが来なさそうな急な階段を登ると、砦内部はなんと…!いつもの廃墟だった。もう慣れた。ちなみに廃墟の隣は絶賛工事中だった。うーん、この温度差。

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徐々に日が登ってきてまた暑くなってきたが、せっかくなので観光スポットにもなっている橋を見に行く。そこで気づいたが、街の至るところにある宣伝ポスターにもあった、電飾祭りみたいな場所がその橋のある公園。ホテルすぐ近くの場所で、毎夜やってたらしい、早めに気づいていれば… ぐぬぬ。
ちなみにこの橋、堤防同士を結んでいるという、交通的には全く意味のない無用橋である。こういうの好き。でも祭りが行われていない時間帯なので、公園自体ほとんど人がおらず、釣りのおっちゃんたちしかいなかった。

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橋まで移動して、近くで見ると割としょぼい上に手すりが低いのに風が相変わらず強く、高所恐怖症の自分は一休さんばりにひたすら真ん中を渡ってなんとか渡りきった。
この橋と堤防で囲まれたエリアは海水浴場になっており、橋の手前あたりまで、一定の水深にキープしているらしい。これはあんまり見たことない仕組みでおもしろい。
昨日行った山水ビーチよりもよっぽど遊びやすいと思うが、客は三人くらいしかおらず、一人のおっちゃんが、普通のビーチなら沖に見えるところまでうろついてるのをずっと見守りながらビーチを後にした。

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昨日、腕の内側までコンガリと焼けたのでもう腕全体がヒリヒリしてて、日焼けと汗がしみる状態だし日差しも強まってきたのでそろそろ帰ることにする。帰り道に、先日デパートでぞんざいなコーヒーを出してくれた店と同じ名前の店舗があり、ここがあのデパートに出店してたんだと知る。こっちの店でもケーキをプラケースのまま出すのか気になったが、そうだったとしても別に嬉しくないので確認作業はやめといた。

帰り際に、昨日ようやくかき氷食べた店の向かいでまたかき氷、今度は芋じゃなくて仙草ゼリーのやつを食べることにする。氷の上に仙草ゼリー、そして練乳と黒糖蜜がかかってて普通に美味い。朝ごはんにもなる。
この仙草ゼリー、前回台湾来たときに友人がレストランで食べさせてくれてから美味しくて気になってたので、それがかき氷に乗ってたらそりゃ外れるわけがない。結局ポンフー名物のサボテン的なかき氷は食べられなかったが、また今度にしよう。

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ホテル戻って、オーナーに色々世話になったし、挨拶して早めに空港に行こうかと思ったが、見当たらなかったし受付の人にオーナーを呼んでくれって上手く伝える自信が全くなかったので、ホテルロビーの椅子に座ってネットをしたりする。
1時間位時間つぶしたが何も起きないし、ロビー案外暑いし、1時になったので昼飯食べに行く。
昨日の弁当屋さんにまた行ってみたが今度は店内か持ち帰りか聞かれず、自動的に持ち帰りになった。初めて困らずに注文できたのでは!?快挙!何も喋ってないだけだけどな!

ただ、ポンフーって、店の軒先に座るところはたくさんあるのだが、オープンスペースというものは案外ない。特に日差しを遮られる場所はほぼない。
なんとか公園っぽいところを見つけて… いや、実際はたぶん店のオープンテラスの席の一つだったとは思うが、そこで食べてたらめっちゃ犬が寄ってきて物欲しげな目で見てきて困った。スペアリブだから骨ごとあげると怖いし… 濃い味ついてるし…
そのうち別の犬と喧嘩し始めたりして更に困った。弁当は美味だった。

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食べ終わってホテル戻ってもまだオーナーがいないので、日本語も英語も通じない別の受付の人になんとかタクシー呼んでもらったらその瞬間にオーナーがちょうどよく出てきたのでお礼とか言った。
タクシー来るまでの短い時間だったが、スーツケースに早速使ってた返校スーツケースベルトに気づいたようで、返校もゲームも遊んだし映画も二回見に行ったとかゲーム好き話に花が咲いた。もうちょい早めに知っておけばな…
話が盛り上がったところでタクシーが来てしまったので足早にさよならになる。

タクシーは200元で空港まで着いた。来るときは300元だったよなぁ… まあいいけど。
チェックインもスムーズに済み、荷物も預けてゲートに行き、案の定若干遅れたフライトだったが、問題なく台北に着く。
だが、台北… 湿気が高い!島から40分でこんなに違うのか。

MRT乗り継いで、来るときに泊まったホステルに着いたが、今日はなぜか人が多い。前回と同じドミトリーだったが下のベッドはほぼ満室。前回は自分含めて3人くらいしかいなかったのになぁ。
そして同室のアメリカ人っぽい若者が中国人の友達と中国語でペラペラと会話しており、すごい。ウロウロしてたら色々と世話を焼いてくれる。その調子で中国語ラーニングさせてくれ。

しかし、前回泊まったのは金曜で、今日は木曜、大して変わらないと思うけど、この混み具合はなんなんだろう。

飛行機移動が入ったものの、せいぜい数時間しかかかってないのでまだ夕方。ホステルも人多いしのんびりできなかったので、返校をもっかい見に行くことにした。前回は友人宅から移動だったのでわやくちゃしたが、今回はホステルから徒歩圏内なので問題なく到着。しかし平日なのにすげえ人いる。
しかもがんばって一人でチケット買ってみたのに、返校スーツケースベルトはなんと売り切れ。前回見てから一週間経ってないのに。人気すぎるけど、毎日あれだけ上映してたらそうなるか。ちなみに今日も複数のルーム使って一日中上映していた。

今回は前回よりも広いルームだったが、そこもほぼ満席。すごいなぁ。
上映まで時間があったので、スタバでどう考えても台湾限定の仙草ピーナッツフラペチーノを飲みながらゲームしたりする。フラペチーノなのにストローが紙で、すぐへちょる。そしてあまり美味しくなかった。名物に美味いものなし…

映画の時間までにポップコーンとドリンクをゲット。
他の人で返校ポップコーン持ってる人がいるが、まさか特典はギリギリまであったのか?運が悪かっただけなのかしらん。まあいいけど。

ともかく二度目。当然だが相変わらず中国語わからないや。でも今回はあまり泣かなかったし、周りの人もあんまり泣いてなかった。
というかすぐ帰るやつもいるわ、笑い合って話すやつもいるわ、なんか客層が初日と違う。なぜ台湾人なのにこれを見たあとに笑えるんだ。謎。
台湾人がアレを見てどう思うのか聞いてみたいものだが。特にゲーム遊んでない人に。日本みたいに、若者だと歴史を特に知らない、とかもあるのかなぁ。

地味に残りの台湾ドルも心もとなくなってきたので、夕飯も別に豪華に行くわけでもなく、というかポップコーンで腹一杯になってるので何も食べずにホステルに戻り、大変賑わってるコミュニティスペースで黙々と日記を書き、明日のフライトは午前中だから早めに寝た。


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