ブラックサンタのクリスマス
クリスマスイブ前日の12月23日、大雪のため道路や交通機関に大きな混乱がおきました。そしてわが家のクリスマスもまた、その影響を受けたのでした。
クリスマスに、子供たちのプレゼントが届かないかも…。
まじか…どうする?と考えた時、ふと頭に浮かんだのが「ブラックサンタのクリスマス」というキーワードでした。
サンタの存在を信じている子供たち。
クリスマスの朝にプレゼントが無いのは、ブラックサンタのせいにしてしまおう。
多少強引ではありますが、今回のクリスマスを謎解きゲーム風に仕立てる事で、この局面を乗り越えれる事が出来るのでは?と考えました。
ほんの思い付きから挑戦することになった、手作りのクラフトクリスマス。その顛末を、このnoteに記録しておきます。
そもそも事の始まりは
実を言うとプレゼントが決まったのはクリスマスの5日前。Amazonなら間に合うだろうと鷹を括っていたのがそもそもの間違いでした。
「コレ絶対欲しい!」という物が子供たちの中に無かったらしく、結果あれこれ悩んでいるうちにこんなギリギリになってしまったのです。
欲しい物がないという子の話。他の家でも聞いたりするので、最近は結構いるのかもしれませんね。僕が小さい頃には考えられなかった事です。
物で満たされている昨今。時代は変わってしまったのでしょうか…。
「ブラックサンタのクリスマス」の作り方
結論:雰囲気が全てだ
まずは、それっぽい招待状を作ってみました。
こんなのが届いたら、ちょっとだけワクワクしませんか?
そう、大事なのは雰囲気です。
所詮にわか仕込みの謎解きゲーム。
興ざめしない様に、雰囲気を大事にする事ぐらいしかできないのです。
それっぽければOK!
そんなノリでゴリ押ししていきます。
準備には1日しかありませんが、とりあえず出来る限りの仕込みが完了しました。
プレゼントの無いクリスマスの朝
12月25日の朝。
当然ですがプレゼントは有りません。
朝、飛び起きてきた子供たちは、いつもは置いてあるはずのツリーの下にプレゼントが無く落胆します。
「やっぱりプレゼントのお願いがギリギリだったから間に合わなかったんじゃないかなぁ…」
落ち込んでいる子供たちに対して、こんな説明で乗り切るのが精一杯です;
早く何とかしたいけど、プレゼントが無ければ始まりません。…と、ここで今朝から何度も確認していたAmazonの配達状況に動きがありました。
良かった。これで昼までにはプレゼントが届く。
そしてチャイムで気付かれない様、配達員さん宛に宅配ボックスへの配達をお願いしておきました。
「ブラックサンタのクリスマス」開始
準備が整ったところで、ポストに何か届いた音がしたと言って子供たちに確認を促します。
8才と5才の娘たち。
ポストに仕込んだブラックサンタからの招待状を見つけてくれました。
長女、テンション⤴︎
次女、なんか怖くて泣き出す⤵︎
次女が泣いてしまったのは予想外でしたが、長女のテンションに引っ張られて何とかゲームはスタート。
あくまでこれはブラックサンタからの招待状。
僕も一緒になって驚き、何も知らないという立場を貫きます。
この招待状に沿って、まずはお昼ご飯を食べて腹ごしらえ。
この時長女から「ワクワクしてご飯が食べれないよ〜!」との言葉を頂きました。
OK!
どうやらこのハプニングを楽しんでくれているみたいです。良かった。
次の仕込みは、昨晩の残りのクリスマスケーキ。
ケーキを食べ終えると、その下に最初の謎を発見出来ます。
わが家には朝日が眩しく差し込む窓があり、その下を探せば次の問題に行き着く事ができます。
問題自体にはひねりはないけど、ケーキを食べたら下から問題が出たり、部屋の中を探したりして、何となく謎解きゲームの雰囲気は出せてる気がします。
マドの下に見つけたのはメインとなる謎。
ただのA4プリントですが、丸めてリボンで閉じる事で、それっぽい雰囲気になりました。
広げるとメインの謎が書かれています。
メインの謎は、3つのキーワードを見つけると現るという仕組みにしました。
最初は怖がっていた次女も、このあたりでだんだんと気持ちが乗ってきました⤴︎
まず1番目の謎。
来年の干支は「うさぎ」です。
わが家では今、うさぎを飼う計画が進行中。
前もって買っておいたケージが「運ぶもの」にあたります。
という訳で①のキーワードはケージの中に隠れています。
こんな感じで3つ、キーワードを集めてもらいます。
ちなみに②の答えは長女が習っている「ピアノ」、③は「ランドセル」です。
やはり問題自体に大したひねりはありませんが、キーワードを違う部屋ごと設定する事で、家全体を探し回れる様に広がりを演出しました。
娘たちも興ざめする事なく、夢中になってキーワードを集めてくれました。
この答えがプレゼントの場所です。
更にヒントの通り、カードの絵を合わせみると…
この問題に関しては、我ながらいい問題をひらめいたなと思っています。
今回の「ブラックサンタのクリスマス」は、この問題から逆算して組み立てていきました。
つまり、ワンアイデアと雰囲気があれば「ブラックサンタのクリスマス」が作れる訳です。
こう並べると、もうほとんど答え。
なのに考え過ぎてしまったのか、「クリスマスツリーの文字数が8文字でしょ。だから、えっと…」と長女はまるで見当違いの方向に。完全に深みにはまった様子。
代わりに、ここは次女がひらめきます。
「えっ?クリスマスツリーが入っていた箱じゃない?」
きたーーーーーっ!!!
正解!!!^ ^
そうです。
クリスマスの今だけ、ツリーをしまってあった箱は空っぽになっているんです。
今までの問題は長女がばかりが解いていたので、最後の問題を次女が答えられてほんと良かった。
クリスマスツリーを飾る準備、手伝ってくれてたから箱の事も覚えてたのかもしれません。
いよいよプレゼントの場所へ
押入れにしまってあったクリスマスツリーの箱。
ほんとにプレゼントがこの中に有るのでしょうか。
ドキドキしながら箱を開けると
「あったーーーーーーーー!!!」
と、ふたりとも大はしゃぎ。
感動のエンディングを迎える事ができました^ ^
これで僕も一安心。ようやく肩の荷が降りました。
ブラックサンタが教えてくれた事
「ブラックサンタのクリスマス」このゲームをやってみて気付いた事があります。
それは、子どもたちはモノより体験を求めているのかも、という事。
謎解きに挑戦しているふたりの表情は、ほんとに活き活きとしていました。
長女に至っては、「またブラックサンタに来てほしいから今度もプレゼントぎりぎりにお願いする〜」と言っています。
次回か…
そうね。
もし次回があるとしたら、今後のクリスマスの意味が少し変わってくるね。
きっとまた、それはパパの挑戦になるはずだから。
メリークリスマス!
皆さんはどんなクリスマスを過ごしましたか?
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