帰宅してポストをあらためると、色合いに乏しい一枚のハガキが届いていた。
喪中により念頭のご挨拶を失礼するという、いわゆる欠礼はがきだった。
そろそろそういう季節になったんだといういわれなき寂しさと、
67歳という若さで亡くなられた事実による一抹の不安が一度に胸にもたらされた夜。

いいなと思ったら応援しよう!