わかっていると思っても、わかっていない
昨日音源を聴いてくれたS君から続報があり、なんと彼も作曲をやっているそうで。
あんた物静かな顔して、そんなことやっとったんかい。なかなか人間、いつも隣にいてもわからないものです!
パパバンドの話とはずれますが、別でやっている本を書く仕事があって、その相方がいて、M氏というんですが、1年振りにまたプロジェクトが動き出すかも、ということがあって。
私、ものを作るとなると、テンションが上がってしまうんですが、どうもそのせいで、激しくご機嫌を損ねてしまうということがありました。1年ほど前にも、似たようなことがあって、繰り返すまじと気をつけていたんですが。まさかの。
さすがに2回目ということもあり、早めに軌道修正はしつつあるんですが。彼の心の琴線が、本当にわかっていなかったなぁ、と、しみじみと思ったのでした。
今日の今日まで夢にも思わなかったんですが、ものすごく繊細な心の持ち主なんだと、遅蒔きながら気付かされたのです。
7年以上の付き合いで、修羅場も超えて成功もともにして、それでもやっぱり、わかっていないことがある。無知の知。その深淵は想像を超えて深く、昏い。
そして私、自分が思ってる百倍、優しさとかときには苦笑いとか、そういった周囲の方々の広い心に生かされていたんじゃないかと、そんなことに感じ入りながら、早春の夜は更けていくのでありました。
笑顔に加えて、平身低頭。そうしないといかんと、戒めも新たに…。
(ようへい)