素人系パパバンドのセルフレコーディング奮闘記 Episode 2
連載形式で、時系列でエピソードを紹介していこうと思ってますが、それに先立って、今回のレコーディングし使用した我が機材たちをご紹介します。
・iPad 9.7インチの普通のやつです
・ZOOM U-24 オーディオ・インターフェース(2万円ぐらい)
・GarageBand DTMアプリその1
・Cubasis DTMアプリその2(5000円ぐらい)
・アコギ&エレキギター(自前)
・カホン(としあきメンバーの自前)
・スタジオマイク(StudioNoaリハーサルスタジオにてレンタル)
・エレアコ&ベース(StudioNoaリハーサルスタジオにてレンタル)
・シールド数本
・色々な種類のオーディオ変換ジャック
たったそれだけ?と、思われるかもしれない。楽器やiPadは自前のものをお持ちの方も多いかと思いますが、レコーディング「のために」購入した機材は、オーディオ・インターフェースとDTMアプリだけ。しめて3万円弱ぐらい。
揃えてみたら意外とあっけないものですが、「それを揃えていく過程」がまぁ、聞くも涙、語るも涙の(とまではいかないですが)奮闘記だったのであります。
それはまたおいおい記していくとして、そもそもレコーディングをやってみようと思ったきっかけは、ある知人がレコーディングスタジオでプロのエンジニアに依頼して制作をしたという話を聞いたのだった。
「やっぱりプロにお願いすると違いますね」なんて聞いて、音源も聞いてみるとたしかに良い。調べてみたら、多分色々含めて10万円ぐらい出したら、ミックスダウンまで一通りやれそう。
素直に同じことをやればいいのに、「自分でやってみたらどうだろう」と考えてしまうのが自分の悪い癖なのか良い癖なのか、どっちなのだろう。
でもせっかくだから、そこにどんな用語があって、どんな工程があって、何に気をつけるべきなのか、知りたい。プロにお願いしたら、そこをすっ飛ばして最短経路で成果物は出せるだろうけれど、最低限の理屈をおさえていないと、ディレクションもなにもあったものではないだろう。
そんなことを言い聞かせて、3ヶ月ほどかけて、コツコツやってみたのでした。
結果、どうだったか?QCDの3つの観点で総括すると、
●Quality
さすがにプロ品質には程遠いのは当然として、それでもそれなりに聞けるものにはなったんじゃないか?とは思ってます。分かる人にはだいぶ違いがわかるけど、普通の人にはそんなに違和感ないサウンド、というのが自己評価です。
●Cost
スタジオレンタル費用含めても、お金は随分安く収まった!しかし当然ながら時間はもう比較にならないぐらい使った。通常ビジネスでやっている工数計算で比較したら、えらい金額になる。そこが、プロと素人の違いなわけですね。
●Delivery
納期の観点で言っても、プロに依頼したら、スタジオレコーディングを丸1日ないし2日、その後ミックスダウンに1~2週間ぐらいだと思うので、まるまる3ヶ月かけたのを考えると、まぁよく飽きもせず、長々とやったなぁと。
という感じでしょうか。
コストパフォーマンス、と、よく言われます。お金とか時間で換算してしまうと、全然推奨できない駄目な方法、になってしまうかもしれません。
でも、自分の知識やスキルを増やすこと、生きている時間を楽しいものにすること、と考えると投資対効果は絶大なものがあると思いました。5万円かけて楽しい遊びをしようったって、それなりにたかがしれている。ものをつくる高揚感というのは、やっぱり、ちょっと得難い経験なのでした。
人によっては、動画作ったり、ドローン作ったり、写真撮ったり、プログラミングしたり、本当に、できることが幅広い時代なんだな、とも思います。そして素人系創作活動においては様々な情報サイトや体験談がネットにあがっているのが本当に役立ち、有り難い。
そんなわけで、次回以降、お世話になったGoogle先生及び様々な情報発信者の皆さまへの恩返し企画。ひとつひとつの工程を振り返りながら、
・苦労したことや面白かったこと
・こうすればよかった!
など、ご紹介していきたいと思います。
(ようへい)
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