見出し画像

夢の終わり 第27節 鹿児島対今治

鹿児島県民160万人の鹿児島ユナイテッドサポーターの皆さん
こんにちは、仙太郎です。


この試合で勝てなければ昇格条件の2位が数字的にも不可能になる、ホームに今治を迎えての試合です。それでは振り返って見ましょう。

先発メンバーはCBにウェズレー選手に代わり藤原選手が入り、左のWGに米澤選手が入り、左のWGだった島津選手が右のWGに移りました。

スクリーンショット 2021-11-18 10.48.50

試合自体は、毎度お馴染み前からプレスを掛ける今治対ショートパスで前進する鹿児島という展開になります。しかし、そういう展開になる前に鹿児島が失点します。

画像2

なんと前半1分に今治の楠美選手に見事なミドルシュートを決められます。これは敵ながらあっぱれというしかないゴラッソでしたね。左から来るボールを右足で正確に、しかも枠の中に蹴るのはかなり難易度の高い技術が必要です。さすがの大西選手もどうしようもありませんでした。確かにハーフタイムに上野監督の指摘の通り、寄せが遅いと言えば遅いですが、それでもPAの外約10mくらいからのシュートですから、これ決められたらしかたないと思います。

前半は鹿児島にもチャンスはありましたが、完全に崩しきるところまではいかずに1-0で折り返します。

画像3

さぁ後半から巻き返しだと思っていた後半キックオフ直後に今治が追加点を挙げます。これも相手を褒めるしかないシュートでしたね。グラウンダーでサイドネットに突き刺さりましたので、これも寄せてはいるんですけど、簡単なシュートではないと思います。決して崩されたわけではないんですけど、失点してしまいました。

画像4

それでも気を取り直してと思った直後の後半5分に今治の原田選手に追加点を奪われて、この時点で試合は決まりました。ただこの失点に関しては、防げる可能性はあったと思います。パスが入った時に、藤原選手が前に出て、ボールにアタックしたのですが、相手に上手くターンされます。CBが前に出て守備をすること自体はいいのですが、CBの後ろにはヘンリー選手しかいないわけですから、もし入れ替わられるのであれば、ファールしてでも止めるべきだったと思います。

画像9


そして2対2の数的同数になり、裏には大きなスペースがあり、鹿児島は不利な状況です。縦に抜けるサポートする今治の選手を砂森選手がマークしてついていきます。

画像6


ただこれにより本来砂森選手が埋めるべき部分に大きなスペースができて、そこに相手のSBの原田選手が猛然とダッシュしてきます。鹿児島の選手もついてきてはいるのですが、前に入られています。そしてそのスペースにパスが出されて、ダイレクトで試合を決定づける3点目が取られました。

この時大西選手の右足のすぐ側をボールは通ったのですが、反応できませんでした。大西選手は構えるときの端の幅が広すぎるので、横に反応するのが難しくなります。もう少し足の幅を肩幅より少し広いくらいにした方が、横への反応は速くなりますし、股をぬかれることもなくなります。

最初の二点もそうですが全体的に見て、今治の選手のクオリティの高さが目立ちました。鹿児島が中盤でプレスを掛けても、奪われる事なく逆サイドに展開したり、ボールを前進したりできているのを見ると、ちょっと差があるなと思いました。

なんでこのチームが鹿児島より下位の11位なのかが理解できませんでしたが、やはり前半と後半に開始直後にスーパーシュートで失点したことが痛かったですね。でもこの試合を含めた過去4試合の結果を見ると3勝1敗と調子を上げているんですね。完敗でした。正直、3点目取られてからは試合を見るのがつらかったですね。

この敗戦で鹿児島が目標としていたJ2昇格条件の2位以内は数字上もなくなりました。事実上は前から難しかったのですが、数字的にも完全に不可能になりました。しかし、それでもフットボールは続いていきます。

それではまた来週お会いしましょう。
「チェストー!鹿児島ユナイテッド!」(心なしか声が小さい気がする)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?