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Photo by
toridorimari
味わう、当たり前さを大切に。
味わう、当たり前のように感じている
味覚は
五感は
いつの間にか日々の忙しさに埋もれていく。
育児に、掃除に、
洗濯に、ご飯の準備、、、
聴きたく、なくなった妻の言葉。
受け入れたく、なくなった妻の声。
お客さんの不平不満や興味のない職場の人間関係。
子供にご飯を食べさせながら
冷めた自分のご飯を食べる。
いつの間にか孤独の豊かさを覚えた。
唯一もの静かに食事ができる時間は
昼食Time。
時間を気にせずご飯の準備をし
自分の好きなものを好きなだけ
自分のペースで食べることができる
そこで初めて思い出す、、、
本来のアレンジおにぎりの味、時短パスタ、ときに外食先の孤独のグルメ。
孤独のグルメのようにナレーターができたらな〜なんて感じながら。
いつの間にか気づいた味わいある瞬間。
自宅での食事を済ませた後
お湯を沸かしてスティック型のカフェオレを
淹れる、、、
朝はブラックコーヒー。
「コーヒーいれて!」の朝の妻の一言に
一瞬思考がかたまり不平不満が頭をよぎる。
そんな自分が嫌だから、ぐっと抑え
コーヒーを入れる。
淹れる → 丁寧に入れたい
入れる → 飲めればいい
昼食後、ゆっくり飲む
カフェオレの時間は
自分を味わえる唯一
贅沢な自分の時間。
本当の自分を味わえる瞬間。
いつの間にかこころをどこかに置いてきてしまった。
約2年前のあの日、、、
心にぽっかり穴が空いたような感覚になった。
それから徐々に我慢していく自分に気づいた。
今でも心は閉じたまま
日々を過ごしている。
先月ひさしぶりに友人に会って
ひさしぶりに
こころをオープンにできた。
心と味覚は繋がっている。
味わう、当たり前さを思いだした。