主夫が保育園の送迎の合間にスキーに行けるかチャレンジしてみた。(群馬県鹿沢スノーエリアの場合)
皆様、お待たせしました。
ついに、中年スキーヤーみい太シーズンインです!
・・・誰も待っていないか。
今回行ってきたのは、群馬県の嬬恋村にある「鹿沢スノーエリア」。
まだ、みい太が在住の群馬県内でオープンしているスキー場が少ないのと、今年は、鹿沢スノーエリアで開催される指導員研修会に7年ぶりに参加する予定なので、下見も兼ねて行ってみました。
一般的には指導員の資格を持っている方は、毎年研修会に参加するものだと思いますが、みい太は7年ぶり。いかに不真面目かがわかります・・・。
ちなみに、2年に1回は研修を受けることが推奨されていて、2年連続で受けないと資格停止。
当然みい太は現在資格停止状態です。
フリースキーで鹿沢に来るのは、本当に久しぶり。
鹿沢は、7年前にSAJのクラウンプライズを取得した思い出の地です。
レーサーの方がとても多く、競技スキーのメッカ的な場所のようです。
施設も古く、昔ながらのスキー場といった趣。
リゾートスキー場の対極にある、玄人向けのスキー場と言えます。
あまり子連れでファミリースキー、といった感じではないかもしれません。
個人的には指導員研修会やプライズテストの思い出が多いので、何となく緊張してしまう場所です。
早速、滑走レビューにいきたいところですが、その前に、今シーズンが始まる前に飛び込んできた衝撃的なニュースについて触れておきたいと思います。
同じ嬬恋村の万座温泉スキー場でリフトの電気ケーブルやブレーカー等が盗難され、今シーズンの営業エリアが大幅に縮小されてしまった、というのです。https://www.princehotels.co.jp/file.jsp?id=465348
万座温泉スキー場はみい太の住んでいるところから高速を使わずに行ける上、小学生までリフト券が無料!という子連れに優しいスキー場。
これまで何度も訪れた、ホームゲレンデと言ってもよいほどのスキー場だったので、ショックを受けてしまいました。
万座温泉スキー場で、今シーズン唯一営業するリフト沿いのコース(プリンスゲレンデ)は結構急で、みい太の子どもたちには少し難しいので、今シーズンは行かないかもしれない・・・。
それにしても、夏のスキー場に重機を持ち込んで盗難していったというのですから、神をも恐れぬ所業です。
確かに、堂々と作業していれば、人に見られても「工事なのかな」くらいで済んでしまうのかもしれません。
でも、不況に喘ぐスキー場をさらにどん底に突き落とす行為。
許せないなあ・・・。
ということで少し暗い気持ちになりながら、鹿沢スノーエリアのレビュー。
今回は、題名にもある通り、名付けて
「保育園の送迎の合間にスキーに行って来られるかチャレンジ!」
育休を取ると決めた時から、ひそかに願望としてあった「平日スキー」。
でも、育休が始まると、そんな野望など主夫未経験者の浅はかな考えだと気づかされました。
以前のブログにその時の心境が書かれています。
『 育休を取ると決めた時のみい太の心境としては、
「育休中は、朝子どもを保育園に預けたら、夕方の迎えまでフリーかあ。スキー行ったりしちゃおうかな…。スキー帰りに迎えに行っちゃったりして…。優雅だなあ…。」
そんなことを、本当に思っていました。
「どこに、そんな時間があんだよ!」
と罵倒されても仕方がない、認識の甘さ。 』
これを書いた時は、日々の家事の大変さに心が折れる寸前でしたが、育休が始まって早8か月。多少は緩急をつけられるようになってきたということでしょうか。ちょっとは成長したのかな・・・。
ということで、夢の(?)平日スキーのはじまり、はじまり~。
今回は、4人の子どもの内、保育園組の下の2人を保育園に送ってから出発することにしました。
本来みい太は、スキーするなら朝イチ一択派で、リフト券売り場が開く前から待っているタイプなんですが、今回それをするとなると、妻の出勤を遅らせてもらって、保育園への送りを頼むか、近くに住んでいる妻方のじいじ、ばあばにお願いするか、しかありません。
できないことはないけど、自分の遊びのスキーのために、ねえ・・・。
みい太が仕事っていうなら仕方がないけど、ちょっとそこまでのメンタルの強さはないので、安心・安全に保育園へ送り届けてから出かけることにしました。
朝一のバーンの気持ちよさは捨てがたいんですが、それはまたの機会にチャレンジしたいと思います。
さて、はやる気持ちを抑えながら、保育園を後にし、高速のインターへ。さすがに平日の午前中ということもあり、空いています。
1時間半かからないくらいで目的地鹿沢スノーエリアに到着。
到着時刻は、10:30。
現地の気温は、+2℃。
やや暖かいですが、それでも駐車場に雪がありました。
早速、リフト券購入。
1日券か、4時間券かしかないので、今回タイムリミットのあるみい太は4時間券を選択。本当は2時間券があるといいんだけど(笑)。
4時間券は4000円。
ちなみに1日券はみい太のように資格を持っていたりしてSAJ会員だと、
4600円→4100円になります。
さて、問題の帰りの時間設定。
保育園の迎えは16:00までですが、その前に、小学生組の上の2人が帰ってくるので、それまでに帰ることにしました。
「パパが帰ってなかったら、じいじ、ばあばの家に行っときなよ!」という手もありますが、やっぱり何かあったらパパの責任だからなあ。
小学生組の帰りは14:30頃。
小学校が事務整理日(いわゆる通知表を作る時間を確保する1週間です)で、いつもよりちょっと早帰りなんですよね。
先生方、日々ご苦労様です。
逆算すると、遅くとも13:00には、スキー場を出発しなければいけません。2時間余りの滞在になりそうです。
4時間券なんだけどな・・・という考えは捨てて、平日にスキーができる!という価値にお金を払ったつもりでいきます。
身支度を整え、リフト搭乗開始!
時刻は10:50。
お客さんはさすがに少なく、レーサーの団体が練習をしているのと、プライベートで来ているシニア層の方くらい。
平日の日中だからなあ。
でも、よく見ると、中学生くらいのレーサーも練習しています。
「学校は??」
国体選手みたいな感じで、授業が免除されるのかな。
さて、記念すべき今シーズン1本目の滑走!
雪質は、人工雪と天然雪が混ざった感じ。人工雪丸出し!という感じではなく多少柔らかい感じもありました。
ただ、レーサーの方達が何十本も練習しているので、メインの斜面はかなりザクザクに掘れてしまっていました。
ということで、もう一つだけ滑ることができる初級のリリーフAコースに移動。
すると、こちらはほぼ滑る人もいなくて、最高!
気持ちよくて、無心で10本くらい滑ったでしょうか。
まあ、距離は700mくらいの短いコースなんだけど。
そうこうしていると、あっという間に12:30を過ぎてしまいました。
コースが短いのと、斜度も緩やかなので、今シーズン初めてとはいえ、さすがに物足りません。
でも、子どもたちが帰ってくる時には家にいないとなあ・・・
ということで、帰ることにしました。
スキーの格言に、
「もう一本、そこがスキーのやめどころ。」
っていうのがありますし。
スキーアプリ「スノーウェイ」で本日の滑走を振り返ると、
滑走本数は15本、最高速度は60.2㎞
と記録されていました。
初級コースだったけど、人がいないから結構スピードを出せたんだなあ。
本当は、温泉にでも入って帰りたかったけど、まあ、そこはわがままを言わず帰ります。
現在は主夫の身分だから家も守らないと。
スキー場を後にしたのは、12:45。
ちなみに、左肩脱臼で現在リハビリ中ですが、スキーには全く影響がありませんでした。
スキーって普通に滑るだけなら、そんなに上半身の関節を可動させることがないんですよね。競技は別として、楽しむだけなら何歳でもいけそうな気がしてしまいます。
いい趣味をもったなあ。
14:10に無事に家に到着。
・往復の移動約3時間
・スキー場滞在2時間15分
・滑走本数15本
・高速代往復4160円
・4時間券4000円
という結果でした。
行きと帰りにコンビニに寄ったりもしているので、費用は全て含めて10000円弱、というところです。
好きなスキーをするという時間、価値にお金を払っている!
と、
思いたいですが、
正直高すぎ!(笑)
スキーに興味のない人からみたら、この短時間のために、あり得ないお金の使い方でしょう。
あるいは、スキー命の人だったら、妻や祖父母に子どもをお願いして朝から1日滑ってしまうんではないでしょうか。
みい太が、スキーは好きだけど人に子どもを頼んでまでは・・・という中途半端な立ち位置なので、こんな時間配分とお金の使い方になってしまうんでしょうね。
でも、
平日にスキーをするなんて、教員として働いている時は夢のまた夢でした。
平日なんて、必死で働いていました。
平日に趣味に没頭できる時間を得られた!
夢を実現できた!
と考えるなら、10,000円は妥当な価格かもしれません。
今回、短時間ではありますが、保育園の送迎の合間にスキーに行って来られる、ということがわかったので、今シーズンは
平日は一人で、週末は子どもとスキー!
ができたら最高だなあ、と思っています。
さて、今シーズンは何回行けるかな?
スキー場レポートもお楽しみに!
最後まで読んでくださってありがとうございました。