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妻と喧嘩して、いじけて一人で車中泊スキーをしてきた話。(群馬県の奥利根スノーパークにて)

さて、時は戻りますが、2024年12月29日。
みい太一人でスキーに行ってきてしまいました。
子ども4人と妻を置いて・・・。

いや、恥ずかしい話なんですが、年末大掃除の仕方で妻と喧嘩して😅。
みい太は自分なりにやったつもりなんですが、妻の求めるレベルに達していなくて。
みい太はもともと掃除が苦手で、多少汚れていても気にならないタイプなんですが、妻は生活感がないくらいまできれいにしたいタイプなんですよね。

当然、みい太の掃除っぷりに妻は満足できなくてお互いイライラして、

もう、スキーに行ってきてやる!

って感じで飛び出してしまいました・・・。

一人で飲みに行くとか、パチンコとかじゃなくて、「スキー」というのがかわいいな、って感じですけど(笑)。

さて、

行ってきてやる!

と思い立ったのが午後7時。
7時半には寝袋を積んで出発しました。
いや、喧嘩した時って一緒にいたくないじゃないですか。
それもあって用意が早い早い(笑)。

ということで、今回も車中泊。
さて、プチ家出をしたみい太を受け入れてくれるスキー場は、群馬県の水上にある奥利根スノーパーク
ここは、なんと朝の6時から夜の12時まで営業している、という変態のようなスキー場なのです。

高速の水上インターを降りるとスキー場までは、オール融雪道路。
道路は噴水のように水が出ていてビシャビシャだけど、滑る心配はありません。

到着は夜9時過ぎでした。
スキー場では一般的な駐車代1000円はありません。
そして、トイレは24時間使用可能なのでいつ到着しても大丈夫。
車中泊の人はトイレ側に止めてください、と表示があったので、ここでは車中泊も一般的なようです。

真ん中がセンターハウス。左が24時間開いているトイレ。

さて、トイレに行ってベッドメイクをして、後は寝るだけ。
寝る前にコンビニで買っておいたビールを一缶。
普段はあまりお酒を飲む方ではないのですが、まあ、やけ酒みたいな感じです…。

前回、川場田園プラザで寝た時は、暑くて電気毛布は使わなかったので、今回も使わず。

さて、寝ようとしましたが、ビールを飲んだのが良くなかったようで、トイレに2回ほど起きる羽目に。その度に、張り巡らせた車中泊用のカーテンをはずしてドアを開け、また、セッティングする、というのが、大変面倒でした。

夜も更けてくると、

寒い!

前回川場田園プラザでの初めての車中泊が寒さ的には余裕だったので高をくくっていたのですが、今回はスキー場の駐車場、ということでやはり各段に寒い…。
でも、眠気が勝って明け方まで、「寒いな~寒いな~」と思いながらもそのまま過ごしました。

ベチャベチャの湿雪が積もっていました。


不夜城のように煌々と明かりがついているセンターハウス。


センターハウスの中には更衣室と洗面所もあります。ドライヤーもついています。

というわけで今回もあまり寝られないまま、朝5時に起床。
センターハウスに行ってみましたが、まだリフト券売り場はやっていない様子。

それなら、とコンビニのパンをかじって歯を磨き、着替えをして、またリフト券売り場に行くと今度は10人ほど並んでいました。

6時過ぎのリフト券売り場の様子。


氷点下の中、朝5時に起きて並ぶなんて罰ゲームのようですが、みんな好きで並ぶんですよね。
人間、好きなことに対するエネルギーはすごい。

その割に待ってる人達、表情は険しかったけど(笑)。

ようやく、リフト券売り場が開場。
でも、解せないのは、6時から9時までの早朝券なのにリフト券売り場の開場が6時。

6時から滑り出せないじゃない!

「6時からの券だったら、5時半くらいから開けないといけないんじゃないですか?」
と、スタッフの女性に言おうかと思ったけど、まあ言っても仕方ないかな、と思ってやめました…。

でも、スキーヤーにとって朝一の時間は宝物ですからね。

早朝券は2000円。
一般的なスキー場の一日券と比較すると3分の1くらいの値段です。
何でもいいから、スキーがしたい!という人にはよいのではないでしょうか。

さて、時刻はもうすぐ6時半。
ようやくリフトに乗りました。
ちなみに奥利根スノーパークは、子どもは小学生まで無料。

一度、無料につられてナイターの時間帯に息子を連れて来たことがありますが、斜面が急すぎてまだ初級レベルの息子は楽しめませんでした。

ここのスキー場は道路沿いにあるので、敷地面積が狭く、全体的に斜面が切り立っているんですよね。

第1リフトを上がったところ。正面は急斜面の非圧雪ゾーンで初心者には厳しい斜面です。さらに上にもコースがあります。


後ろを振り返るとこんな感じ。第1リフトの下をくぐるコースもかなり急です。


第2リフトを上がったところ。ここは中斜面ですが、コースの最後が落ち込んでいて先ほどの急斜面の非圧雪ゾーンになるので、初心者には怖く感じるかもしれません。

スキーには、いろいろな楽しみ方がありますが、みい太はスピードを出すのが好き。若い時はモーグルをやっていて、コブ斜面しか滑っていなかった時もあったけど。
奥利根スノーパークの斜面はスピードを出すには急すぎる上に、各コースの終末のスペースが狭い、もしくは急カーブしているので急停止、急減速が求められます。
滑れないことはないですが、みい太の現在のスキースタイルにはフィットしていません。

このスキー場は非圧雪のバーンも多く、ファットスキーの方も多い。
みい太も非圧雪のコースに入ってみましたが、深雪では今回持ってきたレーシング用の板が重くて扱いづらいので楽しくありません。
昔は、どんな斜面でも滑れなきゃ!と練習しましたが、歳を取った今は楽しさ優先です。

小学生まで無料ということで、子どもが楽しめるコースはないかと、再度いろいろなコースを滑ってみましたが、初級レベルの子どもが安心して楽しめるコースはほとんどない印象・・・。
まあ、それほど小学生世代が来ないから無料なんでしょうけど。

それでも朝の6時から夜の12時まで営業している企業努力には頭が下がります。営業時間外の時間が短いため、圧雪される斜面は少なめですが、非圧雪を楽しむなら良いスキー場だと思います。
みい太もファットスキーでフリースタイル的に滑ってみたいな、と思いました。スキーにはいろいろな楽しみ方がありますからね。

朝7時頃の様子。朝日が後ろの白い雪山に当たって光り輝いていました。写真では伝わりづらいですが、本当に美しかったです。


雲が晴れてきて、青と白の美しいコントラスト。雪山の風景、好きだなあ。

この日は13本滑って終了。
早朝券は3時間で2000円。
普通のスキー場の一日券でも2~3時間しか滑らないみい太にとっては丁度良い感じです。
各スキー場、2時間券を2000円くらいで設定してほしいなあ。

帰路についたのは、午前9時半。
温泉に入ろうかと近くの温泉を探しましたが、時間帯が早すぎて、どこも営業していませんでした。残念・・・

ということでまっすぐ家に帰ります。
すさんだみい太の心も好きなスキーをできたことと、雪山のきれいな風景を見られたことで癒され、帰宅直後から途中だった大掃除を再開。

時間を置いたことで、妻の機嫌もまあまあ回復し、夫婦喧嘩におけるスキーの効能が確認されました(笑)。

さて、いかがだったでしょうか。
今回の奥利根スノーパーク、初心者には難しい斜面が多いですが、上級者がぶらっと滑りに行くにはよいと思います。
スーパーロングな営業時間を利用して、仕事前に一滑り、仕事終わりに一滑り、なんて使い方もできるのではないでしょうか。
駐車料金無料で24時間対応の駐車場も◎です。

今回は一人で来てしまいましたが、子どもたちのレベルが上がったら腕試しに一緒に連れて来ようかな・・・。

それでは、また次回をお楽しみに!



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