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スキーってお金かかりすぎません?

4月も半ばとなり、スキーシーズンも終わりに差し掛かっていますが、雪がある限りスキーをしたいのがスキーヤーの性。志賀草津道路の通行止めが解除されたら、渋峠スキー場の早朝営業(6時~8時で3000円)で滑ってきたいと思います。子連れスキーヤーとしての活動は、今シーズンは終了かも。この時期はガリガリかシャバシャバだから、子どもは楽しめないんですよね。

最近、スキー板を買ってしまいました。「しまいました。」というのは、その板が13万7000円だったから。どうなんでしょう。板には30万くらいするものもあるし、スキーヤーにもいろいろな収入レベルの方々がいるから、別に普通の値段じゃん、とか、安いでしょ、と言う人もいると思いますが、自分は震える手でクリックしました(笑)。もちろん妻には内緒で。

その板が欲しくてたまらなくて、寝ても覚めてもスマホをチェックして、「この板もう少し安くならないかなー」と考えてしまって、生活や仕事に支障をきたしていたので(笑)。この気持ちスキー好きな人ならわかってくれるんじゃないでしょうか。

でも、やっぱり高いですよ。スキーヤーではない一般の人からしたら、こんな2本の板っ切れに10万円なんて、気が狂っていると思われるでしょう。一般の人が目にするのは、スポーツ量販店なんかでよくある、板、ブーツ、ストック3点セットで29,800円!みたいやつですしね。
みい太は、スキーでは、朝一のグルーミングバーンをかっ飛ばすことに喜びを感じるので、そこそこの板じゃないとはじかれてしまって楽しくないんですよね。一般の人には「何この人言ってんの?意味わかんない」って感じだと思うけど。

若い頃は、お金もなかったし、「道具なんてこだわらないぜ。上手いやつはどんな板履いても上手いんだ!」と思って、安い板に乗っていました(乗るしかなかったんだけど)。でも、昔技術選に出た時に、カリカリのハードパックの斜面(硫安という薬剤を撒いて固めてしまうんですよね)が上手く滑れなくて、「自分って下手なんだな…」と落ち込んだんですよね。上位の人は平然と猛スピードでカリカリのバーンを攻めていました。
何が違うのか…。

板でした!(笑) 

競技用の板はやっぱりそれなりにできているんですよね。メタルと言って金属が板の中に入っているので、アイスバーンもへっちゃらです。これに気づいたのが30代後半くらいの時(遅!)。長らく遠ざかっていたスキーを再開した頃に初めてスラ板(スラローム競技用の板)を中古で買ったんです。18万くらいの板を4万5千円で買いました。ボロボロだったけど。

朝一のカリカリのバーンを滑ってみてびっくり!なんじゃこりゃ!めっちゃグリップするじゃん!今までかなわないと思ってた上手い人達、こんなの履いてたらそりゃあ、平然とハードパックでも滑れるよ!ずるいよ(笑)。

まあ、技術選に出ていた当時は学生だったから、お金もなくて競技用の板はどっちにしても買えなかったけど、そうなると、やっぱり上位にいくのはお金がある人になってしまうんですよね。スキーをすること自体に交通費とか宿代とかかかっていくから、上手くなるためにお金が必要になる。

これからスキーを始める人にとっては、さらに厳しい。何万円、何十万円とかけて、新しいスポーツをやろうと思うのか。思わないですよね。

だから、子どもにターゲットを絞った方がいい。自分はスキーはできないけど、子どもにはさせてあげたいっていう人はいると思うんですよね。でも、自分ができないと子どもにもさせてあげられない。

いっそのこと、スキー場とタイアップして「全額無料ツアー!ご家族で来て下されば、交通費宿代全て負担します!レッスンも無料!道具も全て貸します。いや、あげます!もらって下さい!」くらいのことをやらないと、スキーをしたことのない大人が子どもを雪山に連れて行くことはないんじゃないでしょうか。

馬鹿じゃない?そんなの無理に決まってるでしょ、と言われると思うけど、そもそも、スキー人口をこれから増やしていくことが不可能に近いと思うんです。「ターンの始動は内足か、外足か」みたいな議論を戦わせるよりは効果的だと思います。

無料キャンペーンなんてやったら、スキーメーカーやスキー場はとんでもない赤字になるかもしれないけど、今だって経営は厳しいと思います。だったら、起死回生の一手を打たなければ、いずれスキー人口は先細りになって、一部のセレブのたしなみになってしまうんじゃないか。
無料は言い過ぎかもしれないけど、半額キャンペーンくらいでも、もしかしたらスキーを始めてみようという人がいるかもしれない。そして、その子どもがスキーに魅力を感じてくれれば、首の皮一枚つながると思うんです。

こんな個人でぶつぶつ言っていてもしかたないんだけど、みい太やっぱりスキーが好きなんですよね。このスポーツが未来にはできなくなっていくのかと思うと悲しい。なんとかならないんでしょうか。

とりあえず、みい太は自分の子どもにはスキーの楽しさを伝えていきたいと思います。一番の下の1才の子はまだデビューしていないのでそれが目標。

まずは自分にできることから。がんばるぞ!



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