トランポリンでまさかの脱臼!子どもの前で調子に乗ったバカなパパの話。
いやあ、やってしまいました。
人生初の脱臼。左肩です。
本来であれば、タイトルは、
「親子で非日常体験!トランポリンパークで大満足!」
みたいな感じだったのでしょうが、
今回は、自分の父親としての情けなさが身に染みたのでこのタイトルにしました。
このトランポリンパークは群馬県前橋市にある施設なのですが、みい太が訪れるのは3回目だったと思います。1回目の時の体験を別ブログで上げているので、興味があればこちらをどうぞ。
※ちなみに、その時のブログの最後の一文。
「世の落ち着いた大人の方々には、「馬鹿だねー、けがしたどうするの?」と言われるかもしれませんが、チャレンジすることに価値があると思っています。そして、その姿を子どもに見せることも。その日はパパが一番すがすがしい顔をしてトランポリンパークを後にしました(笑)。」
なんだか・・・もう・・・。
お笑いのフリとしては完璧だけど(泣)。
実は、この日は体調があまりよくなかったので、見ているだけにしようかな・・・、と思っていたんですよね。
大体の保護者の方は待っていて、子どもが遊んでいるっていう施設なので。
でも、
こういう時こそ、お金を払って、運動をしなければいけない状況に自分を追い込むんだ!
っていう声がどこからか聞こえてきてしまって。
お値段は、子どもも大人も1時間1800円。
子ども3人と行ったので、4人分で7200円です。
かなり高額ですが、トランポリンの体験ってなかなかできる場所がないから、その「価値」にお金を払うつもりで。
ちょっと汗をかくくらいにしておこう、と思ったんですけど、汗をかいたら結構体が動くような感覚になってしまったんですね。
その内、宙返りなどもやり出してしまいました。
そして、残り10分くらいだったでしょうか。
タンブリング・トランポリン(通称タントラ)で走っていって前方宙返りをしたら、勢い余ってフワフワのマットも超えてしまい・・・
壁に激突!
メキッと音がして、一瞬、記憶が飛ぶほどの衝撃。
我に返ると、左腕の感覚がない!
顔面も強打したみたいで痛い・・・!
待っているママさん達、施設のお兄さん達も、みんなこっちを見ている気がします。
そりゃそうだ。はしゃいでいるおじさんはみい太一人だもの。
心配されたくない、と、なんとか気合で立ち上がりました。
が・・・、
左腕が動かない!
手は?
グーパーできる・・・神経はつながっているぞ。
肘は・・・なんとか曲げられる・・・。
肩は・・・
だめだ!
動かない!
上げることも下げることもできません。
痛む左肩を触ると、
なんと、
肩の丸みがない!
尖った肩甲骨の感触が直に感じられました。
「こ・・・これは、脱臼・・・?」
多分、状況としては、すぐに病院に行った方がよいレベルだったと思います。
でも、みい太の悪い癖で、人に助けを求められないんですよね。
本当に反省です。
なんか、調子に乗って怪我しちゃったおじさん、みたいなのがすごく恥ずかしくて・・・。
プライド高いんだなあ、と思って、ものすごく自己嫌悪になりました。
平静を装っていたので、
子どもも、
「パパ~見て~」
と無邪気に、ぴょんぴょん飛び跳ねて見せます。
精一杯の笑顔で
「すごいね~」
と返すみい太・・・。
ちらっと鏡に映った自分を見ると、明らかに土気色の顔・・・。
文字通り血の気が引いています。
「ごめん!怪我したから帰るよ!」
と言い出せず、なんとか終了までの10分間耐えました。
車に乗り込こんで、一刻も早く帰ろう!
あ…。
シフトレバーが動かせません・・・。
助手席の息子に、
「Dに入れてくれる・・・?」
と息も絶え絶えで頼みました。
さすがに息子も、パパが普通ではない、と気づいたようで、
「え・・・まじ・・・?」
という表情。
でも、下の二人は全く気付かず、クレヨンしんちゃんのDVDを楽しんでいたけど。
30分くらい運転したところで、痛みはピーク。
病院に直行しようかと思いましたが、3人の子どもを連れているので難しい…。
耐えきれず、妻に電話をしました。
「あのさあ・・・脱臼しちゃったみたい・・・。」
「馬鹿だね!」
とか、
「調子に乗ってんじゃないよ!」
と叱られるかと思いきや、
「わかった!私、運転して行くから病院行こう!」
と迅速な判断。さすが教員です。
みい太も一応教員なんですけどね。
器が違うんだな。
なんとか虫の息で家にたどり着き、妻の運転で病院に向かうことに。
本当は夕飯を買って帰る予定だったのですが、それができず、夕飯時に両親ともにいなくなってしまうという緊急事態。
子どもたちには、
「とりあえず、家にあるものなんでも食べていいから、自分たちでなんとして! あ、これこれ!混ぜご飯の素とかあるから!」
と伝えて、病院に急ぎました。
子どもにも妻にも迷惑をかけて、なんて最低な父親なんでしょう。
妻に運転してもらうことで少し気が抜けたのか、どんどん痛みが強くなり、座っているのが辛いくらい。
病院に到着し、ヨチヨチ歩きで移動し、なんとか診察してもらえることに。
すごく若いイケメンのドクターが2人で診てくれて、
「脱臼でまちがいないですね。」
とのこと。
ハイスペックな2人と、調子に乗った情けない中年男のギャップが、より絶望感を際立たせます。
肩に麻酔を打って、イケメン2人がかりでみい太を押さえつけ、
「え~い!」
と腕を引っ張ってもらって、なんとか肩が入りました。
気分が落ち込み過ぎて、
「このドクター達はみい太が二十歳くらいの時、赤ちゃんだったんだろうな・・・、どこで人生追い抜かされたんだろう・・・」
とか、しょうもないことを考えてしまいました(笑)。
いやあ、でも、教え子じゃなくてよかった・・・。
教員だとあり得るからなあ。
「先生、まだバカなことやってるんですか?」とか…。
昔はバカだったからなあ・・・。
今もバカだけど…。
結局、この日はレントゲンを2回と、診察・施術料、それと休日だったので時間外料金も加わり17,000円のお支払い・・・。
もう、ため息しか出てきません。
後日もう一度受診し、3ヶ月ほどリハビリが必要とのこと。
そんな!(涙)
これからスキーシーズンなのに!
なぜ神はこのような試練を・・・。
(いや、あなたがバカなだけです。)
実は、志賀草津道路が冬季通行止めになる前に、もう一度渋峠にサイクリングに行こうと計画を立てていたんですよね・・・。
んで、それをブログにも書こうと思っていて、
「冬季通行止め直前の渋峠に行ってきました!」
「うっすら雪化粧の渋峠スキー場!」
なんて、見出しも考えていたりして・・・。
なかなかあきらめきれず、自転車は上半身をあまり動かさないから大丈夫かな、と思い、妻に内緒で夜中にこっそり自転車に乗ってみたりしたんだけど、やっぱり痛くて無理でした。当たり前だけど。
つくづくいろんな意味で痛い男だ・・・。
そして、本日11月13日(水)の13:00、志賀草津道路は通行止めに。無念のタイムアップ。
次回のヒルクライムは初夏の渋峠になるかなあ・・・。
あ、それより先にGWの春スキーか・・・。
渋峠はみい太にとって、いつもリベンジ企画となってしまう運命のようです。
さて、今シーズンみい太は無事にスキーができるのでしょうか・・・?
まあ、多分、完治しなくても滑りに行っちゃうんですけどね(笑)。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
こんなバカな親がいるんだ、と笑ってもらえたら幸いです。