主夫が子ども3人を連れてレゴランド・ジャパンに行ってみた。
さて、随分時間が空いてしまいましたが、いよいよ今回の夏休みのメイン、レゴランド・ジャパンについてです。
前日は名古屋港水族館を満喫し、早めに寝た子どもたち。
日中歩き回って疲れたので、さぞかしぐっすり・・・と思いきや、
下の子が寝ながら咳込んでいます。
いやな予感・・・。
そう、子連れでのイベントは、子どもの体調不良で中止となることが多く、一筋縄ではいきません。これまで、何度泣かされたことか。
そんな訳で、前日にチケットを購入しようと思ったけど、当日子どもたちの体調を確認してから購入することにしました。
そして8月13日(火)当日の朝。子どもたちは熱もなく、無事に行けそうなコンディション。
神様ありがとう!
「いや、おおげさな」と思うでしょ?
でも、何年も前から楽しみにしていたお正月の泊りのスキー旅行が子どもの発熱でキャンセル、とか子どもの体調不良で中止になったプランがいくつもあるんですよ。
今回だって、3番目の子は体調不良で不参加ですし。
(別ブログ「子どもが不思議の国のアリス症候群になりました・・・(驚)」参照)
正直、子どもが咳込んでいる時点で、「明日はもう行けないな」くらいの覚悟を決めていましたね。
本当に子どもが全員健康って奇跡です!
さて、そんな喜びに浸りながら、ようやくチケットを購入しようとスマホを調べていると、
ありゃ!
当日購入は前日より高いのですね。テーマパーク慣れしていないので知りませんでした。常連さんからしたら、当然かもしれませんが、まあ仕方ありません。
お盆真っ只中なので、チケットは「スーパーピーク当日券」なのだそう。いわゆる一番高いやつ。大人7400円、子ども4800円×2人(2才の子は無料です)で、計17,000円の支払いです。
「うーむ、7400円とは、志賀高原の全山共通リフト券くらいではないか・・・。」
と思ってしまうのは、スキーヤーの性(笑)。
前日購入だと、一人500円引きでもう1500円くらいお得だったようですね。
でも、子どもたちがみんな健康だからいいんです(穏やかな表情で)。
さて、レゴランドは前日に行った名古屋港水族館と近いので、二日連続同じような道のりで向かいます。みい太の実家からは、やはり30分程度の道のり。下の子を着替えさせて、朝ご飯を食べさせて・・・とか、色々やっていたら、出発が10時半くらいになってしまいました。
水族館と一緒で、「レゴランドの駐車場」というのはなくて、「名古屋市営金城ふ頭駐車場」というところに停めるようです。
のんびりしていたので、満車で停められなかったらどうしよう・・・と思っていましたが、収容台数5,010台の巨大な立体駐車場でした。
比較的新しいようで、場内もきれい。公共交通機関で来られる方も多いからか、お盆の時期でも駐車スペースには余裕がありました。料金は1日停めて1,000円。
車を停めてから、少し歩きますが、駐車場から、レゴランド・ホテルがすぐに見えるので迷うことはありません。方向音痴のみい太にとっては助かります。
入場は事前に購入したスマホのQRコードを見せるだけでOK。
入場前に荷物検査がありましたが、自分が持っていたポーチのみの検査で終了。子どもが背負っていたリュックはノーチェックでした。
「大人の方だけで大丈夫です~」と言われましたが、みい太のリュックをたまたま子どもに背負わせていただけだったんですけどね。
形式的な検査だったら、なくてもいいのにな・・・、と思ってしまいました。
さて、恐ろしいことに、ほとんど下調べもせずに来てしまいました。みい太はいつも行き当たりばったりで、
「行けばなんとかなるでしょ。」
と言って、大体失敗します(笑)。前日の水族館でもそうでした。
ただ、経験的に、小さい子連れで行くと、プラン通りに進むことはほぼないので子どもの興味に応じて回る感じでいいかな、というのが正直なところです。行ってみないとわからないことってあるじゃないですか。
まずは、2才の子でも乗れそうな「ブリック・パーティ」というメリーゴーランド的な乗り物に乗ることにしました。コロナなどもあり、彼にとってこうしたテーマパークは生まれて初めてなので、戸惑いと喜びが入り混じった不思議な表情をしていました。
続いて、「オブザベーション・タワー」という展望タワー。円柱の塔をドーナツ型の展望台が回転しながら上がって行くというスタイルです。
みい太は見晴らしがいいところが好きなので、とりあえずこういった展望台的なところに行きたくなってしまうのですが、例によって、子どもたちはあまり景色に興味はない様子。
後、水族館もそうだったのですが、中国の方が結構多い印象。一緒に乗り込んだのはほとんど中国の方でした。相当な富裕層なんだろうなあ。
景色を堪能した後は、昼食。
昼食が3時半になってしまった前日の水族館での反省を生かし、早めの昼食を心掛けました。
と言っても1時半でしたが・・・。
「ファクトリー・サンドイッチ・カンパニー」というフードコート的なところが比較的リーズナブルそうだったので、ここで食べることにしました。
頼んだのは、
スペアリブ冷麺セット(ソフトドリンク付き)1700円
キッズラーメンセット(ソフトドリンク付き)1000円×2
カツたまサンド850円
計4550円
リーズナブルかどうかはさておき、ここは「スラッシュ」という色々な色のシャーベットみたいなものを自分で自由にミックスして飲むのが売りのよう。見ていて楽しそうだったので、子どもたちにもやらせてあげたかったのですが、一つ1950円(!?)だったので断念しました。子どももやりたいな・・・とつぶやいていましたが、さすがに「だめ!」と言ってしまいました・・・。
1950円×3人分はさすがにきついでしょ・・・と思っていたら、600円で普通のカップでもできる、ということを帰ってから知りました。次はやらせてあげようかな・・・。
娘は冷麺セットがいいと言ったのですが、結構辛かったようで半分以上残してしまいました。こういうのも、実際に来てみないとわかりませんね・・・。それでも、下の子とお兄ちゃんは満足そう。
みい太は恒例の残飯処理班だったけど。
食べ終えて、フードコートを後にして、ぶらぶら場内を見学。心なしか子どもたちの表情にも余裕があります。早めの昼食、大事ですね・・・。
下の子は、車が大好きで、場内はいたるところに大きなレゴの車がおいてあるのでそれだけで満足そう。
ぶらぶらしていると丁度開園時間だった「レゴニンジャゴー・ライブ」を見ることに。完全に行き当たりばったりですが、屋内で冷房が効いているので飛び込んでしまいました。
ショーはプロジェクションマッピングで背景が目まぐるしく変わってすごい感じがしますが、メインのキャラクターの動きは、人形を黒子に扮したキャストの方が操作する、というアナログスタイル。この辺は評価が分かれるのではないでしょうか。
みい太は「自動で動くんじゃないんだ・・・」と思ってしまったのですが、これは大人の考え方なんでしょうね。
レゴは、自分が小さい頃はよくやりましたが、最近のレゴのキャラクターについては全く詳しくないので、今一つストーリーは入ってこなかったですが、2才の子は満足そうでした。上のお兄ちゃんはちょっとよくわからない、って感じだったかな。小さい子向けかもしれません。館内は撮影禁止だったので、写真がなくてすみません。
続いて「ファラオ・リベンジ」というボールプールのような場所へ。レゴ感はほぼありませんが、ここは子どもでいっぱいでした。空気の力でボールを発射できる大砲的なものがあったり、ボールをばら撒いたり、吸い込んだりできる器具がある建物でした。
「6~12才」と書いてあったので、本来は大人は入ってはいけないのかもしれませんが、下の子がいるので、付き添いで入ることに。
下の子も2才だから、本来はだめなのかもしれませんが、6才未満と思われる子どもも結構いました。周辺には、子どもを待っているパパ、ママも結構いて、何となく近所の公園感があります。
キャストの方もいなくて、子どもたちがほとんどなので、場内はかなり自由な感じ。子どもはエンドレスで楽しんでいましたが、建物内は冷房が効いていないので、一旦出て水分補給をさせることに。
いつも子どもと公園に行く時などは、登山用リュックに全員分の水筒を入れていくみい太ですが、さすがにレゴランドで登山用のリュックをしょっているのはおかしいかな、と思い、水分は場内の自販機で調達することにしました。
場内の自販機では、
500mlの水のペットボトルが220円(!)。コーラやアクエリアスは250円でした。
「うーむ・・・」という値段ですが、冷たい水分を補給できる、という価値を考慮し、購入します。
価値があるものには、正当な対価を支払う、というのはビジネスの原則だそうですが、なんとなく負けた気がする・・・。
※後から調べたら、持ち込めるのは、500ml程度の水筒またはペットボトル、ということでした。そんなの、一瞬で終わってしまいますよね・・・。
続いては、「ミニランド」にやってきました。日本の各地の様子がレゴで表現されているという規模の大きいジオラマみたいな感じです。
ここに限らずなのですが、みい太は場内で展示されているレゴの劣化が気になってしまいました。
なんらかのコーティングはされているかもしれませんが、展示物が結構日焼けしているのです。
そりゃそうだ、雨の日も風の日も野ざらしですからね。なんとなく、10年後くらいの様子を想像すると、悲しくなるかなあ・・・。
新しく一から組み上げるには、相当な労力が必要でしょうし。
かつてのレゴ少年からすると、レゴの作品はショーケースのような屋内展示で、ピカピカに輝いていて欲しいと思いました。
みい太だけなのかなあ。
でも、2才の子は大喜び。レゴの新幹線や船、車やロボットが音を鳴らして動くんだから、小さい子にとったらパラダイスです。
ただ、ちょっとこの日は暑すぎました。いつまでも見させたいところですが、この「ミニランド」の展示はほぼ日陰がないので、体調面が心配。
という訳で、再び、自販機での水分補給。
このレゴランド内の水分補給で2000円くらいの出費。
まあ、子どもの健康と引き換えですから、もう何もいいません。
続いて、小さい子でも乗れるアトラクションはないか、と探していると、家族全員で乗れそうな「バウンス・ビートル」というアトラクションがあったので、並んでみます。
横一列に7人が座り、座席が上に行ったり、下に行ったりとユラユラ動くという乗り物。
高さもそれほどないので、みんなで平和に楽しめそうかな、と思ったのですが、90㎝の身長制限があり、下の子は少しだけ背が足りませんでした・・・。
キャストのお姉さんに「ごめんね~」とは言ってもらったのですが、下の子はギャン泣き(笑)。
乗りたかったのに乗れなくて、お兄ちゃん、お姉ちゃんの楽しそうな様子を泣きながら眺めるという拷問のような時間になってしまいました・・・。
気を取り直して次は、「パイレーツ・ショア」という海賊船を模したエリアに行きました。水濡れ覚悟エリアということで、「入らない方がいいかな・・・」と思いましたが、あまりにも暑いので、逆にちょっと濡れたくて、入ることにしました。
公園の遊具のレゴ版という感じで、子どもたちも普通に滑り台などで遊んでいました。
船に乗って水路を行くアトラクションは水着必須なので、できませんでしたが、陸地から船を狙える水鉄砲や、ボタンを押すと船の近くで水柱が上がる仕掛けがありました。
仲間同士で楽しむ分にはいいですが、知らない人を狙うのはちょっと気が引けます。上のお兄ちゃんは知らない人を狙っていたけど・・・。
一通り遊んだ後は、2才の子でも乗れる「シティ・エアポート」へ。遊園地でよくある、飛行機が上下しながらぐるぐる回るやつですね。
うすうす気づいてきましたが、2才の子から大人まで一緒に乗れるアトラクションはやっぱり少ないんですよね。
まあ、2才の子は無料だからな・・・。
普通の遊園地でも乗れるアトラクションは少ないですもんね。
それでも下の子はかわいいもので、飛行機がぐるぐる回転しだすと喜んで笑顔になり、止まった時は、「降りたくない~!」と泣いてしまうほどでした。テーマパークがほぼ初めてだから、本当に楽しかったんだろうな。
続きまして「レゴシティ」ゾーンにある「ドライビング・スクール」へ。
ここは、ゴーカートのようなアトラクションがあったので、上の子が楽しめるかな、と思って来てみました。
実際には、自由に車を運転する、という訳ではなく、コンセプトは「子供向けのレゴ版教習所」という感じ。
最初に、
「ライセンスカードの写真を撮りますね~」
と言われたので、お兄ちゃんとお姉ちゃんはポーズをとってパチリ。
なるほど、終わった後に免許証みたいなのがもらえるのか。
講義室みたいなところで保護者と一緒に簡単な動画のレクチャーを受けた後に、子どもたちだけで車に乗りこんでいきます。
教習所みたいな道路を2回り半くらいしたところで終了。
終わったら保護者と合流してライセンスカードを受け取って・・・と思ったら、
「2300円になりますが、いかがいたしましょう?」
「???」
顔写真入りのライセンスカードは有料だったのか!
二人分で4600円・・・。
子どもに聞きもせず、
「結構です。」
ときっぱり断ってしまいました。
後ろの中国の方は購入していたけど、単なる記念のカードとしては、ちょっとなあ・・・。(写真が入っていない紙のカードはもらえたけど)
ちなみに、ここは6~13歳までのゾーンだったので、下の子は、
「乗りたい~!」
と泣きながらジタバタ。
お兄ちゃんとお姉ちゃんが終わった後に、となりに小さい子用の教習所があったので、ようやく乗せられる、と連れて行ったら3~5歳対象ということで、2才児は無理!
やっぱりギャン泣きしてしまいました・・・。
すると、泣いている下の子のために、
「もう一度シティ・エアポートに乗せてあげよう。」
と、お兄ちゃん。
弟を思いやるその言葉にちょっと成長を感じてしまいました。
下の子が、ぐるぐる回る飛行機で再び機嫌を取り戻したところで、時刻は5時半。閉園は6時なので、残り時間どうしようか・・・という感じになってきました。
あまりアトラクションの数は乗っていないですが、とにかく暑いのと、2才の子が泣いたり、ごねたりするので、正直おじさんは結構疲れていました。
という訳で、最後はレゴシティゾーンにある遊具ゾーンでみんなで遊ぶことに。特に、並んだりもなく誰でも遊べる「大規模な公園の遊具のレゴ版」、という感じです。
この遊具ゾーンは、閉園間際という時間帯もあったと思いますが、閑散としていて、子どもたちは遊びたい放題でした。迷路のような要素もあるので、下の子は大喜び。昼寝をしていないから、そうとう疲れているはずですが、体力の限界を超える喜びがあったのでしょう。小さい子のエネルギーは本当に尊いな、と思いました。
そうこうしている内に閉園の6時となり、レゴランドを後にすることになりました。滞在時間6時間ちょっと。
振り返ってみると、下の子がネックとなり、お兄ちゃんとお姉ちゃんにちょっと我慢させた部分があったかな・・・という感じでした。
下の子がいなければ子ども二人だけで乗れたアトラクションもありましたし。でも、身長120㎝のお姉ちゃんでも乗れないアトラクションもあったからなあ。
結論としては、奥さんも来てくれればもっと動きやすかったかなあ、という当たり前のことを感じました。
やっぱりパパが子どもと一緒に乗って、その間、下の子をママが見ている、という王道の行動パターンはできた方がいいですね。
まあ、今回は3番目の子が病気だったので、仕方ありません。
でも、今回一番楽しんだのは、たぶん2才の子です(笑)。
帰りの車では、動き出してから本当に10秒くらいで寝てしまいました。
命がけで遊んだ!という感じがして、妙に感動してしまいました。
お兄ちゃんもお姉ちゃんも「また来たい!」と言ってくれたので、よかったよかった。
さて、長くなってしまいましたが、今回のレゴランド体験記、いかがだったでしょうか。この日は、チケット代、昼食代、自販機の水分代、駐車場代など全部合わせて25,000円くらいの出費でした。
全てのアトラクションは体験していないですし、小さい子連れで機動力に難ありだったので、体験記としては、不完全ですが、小さい子連れの方の参考になれば、と思います。
東海圏在住の方であれば、1回は行ってみてもよいかも、という感じでしょうか。みい太は、実家が愛知ということで行きましたが、正直もし実家がなければ、群馬からもう一度レゴランド目掛けて行こうとは思わないかなあ・・・。
来年、奥さんと子ども4人で計6人、同じ時期に行こうとすると、チケット代だけで、4800×子ども4人+7400×大人2人=34,000円
※当日購入の場合。前日までの購入だと3,000円くらい安くなると思います。
ディズニーやUSJに比べると安いかもしれませんが、対費用効果を考えるとなんとも言えないところです。
みい太は、アトラクションに乗らない大人向けのの「入場のみ券」が子供料金くらいであるといいなあ、と思いました。
だって、付き添いだけで十分、って人もいるじゃないですか。
疲れ切って一人でベンチに座っているママ見かけましたもん。すごく親近感がわいたなあ(笑)。
レゴランドは、大人が楽しめるアトラクションが少ない、という口コミも目にしましたが、みい太はテーマパークが得意でないのと、高所恐怖症もあって、もともとアトラクションを楽しむ気はありません。
子どもたちが楽しければいいです。
「せっかくだから、大人も楽しまないと!」という方にはお勧めできないかもしれませんが、今回は大人1人でも子ども3人をなんとか楽しませられたので、レゴランドの内容も、保護者としての自分も及第点かな、という感じです。下の子が3才になったら、もう一回くらい行ってみようかな。
という訳で長くなりましたが、これにて、後編を終わります。
ここまで読んでくださってありがとうございました!