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「つながる」とは

まさか、真夜中に知人とベットサイドで会話ができる時代になるとは思いませんでした。アラ還の僕はデジタル・ネイティブではありません。
メールで仕事もできます。ノマドな働き方が可能なんだから、入院中、病室からの仕事も可能です。資料はクラウドに上がっています。
その一方でトモダチやご近所がLINEを通じて、24時間、あなたに「付き合い」を求めてくる時代でもある(僕はLINEをやりませんが)。それが、ある種のプレッシャーになるから「既読スルー」という言葉があるのでしょう。

僕の場合、脳出血の後遺症で実際に「電話」が苦手になり、仕事を含めて、すべての連絡手段をeメールに限らせてもらいました。つまり「電話」が鳴らなくなったのです。それから11年。僕はずいぶんと静かな時間を過ごせるようになりました。eメールは深夜にも入りますが即応しなくていい分、ずいぶんと気が楽です。やはり後遺症を理由にLINEも辞してきましたから、そういう意味でも僕は解放されています。

僕らの業界だと、健常の方でも「eメールのみ」という方はいらっしゃいます。そうした先行事例があったからこそ、僕の「eメールのみ」も可能になったともいえます。やはり、特殊な業界です。

ただ…

特殊ではない世界に暮らす方なら、ネイティブな世代だって気が休まらないのは同じでしょう。人間はAIと違って気疲れして疲弊します。

今、腕時計をしない人が増えてきたし、その方がカッコいいと受け取られているようです。そのうち、スマホを持たず、LINEに参加していないことがステイタスになるのだろうと思います。

だから、リモート・ワークが、なんとなく羨ましいんだと思います。