AEQ3-2:自分を知る(No.2)
「自分を知る」No.2では、感情をコントロールする方法について考えます
○Positive感情の喜びや信頼は、
根底に安心や安全というものが備わっていると思いますが・・・、
Negative感情の根底には、どんなものが潜んでいるんでしょう?
○「AwesomeQ3-1:自分を知る」の Q5.~Q13.を思い出し、
あなたの考える Negative 感情について、以下の質問に答えて下さい
(ここでのNegative感情というのは、恐れや悲しみ、嫌悪や怒りとします)
Q1. 今までどんな時に、Negative感情に陥ったことがありますか?
Q2. その感情は、状況や環境の影響によって自然に表出してきたのですか?
Q3. Negative感情は、自分の自由意思で表出させることは出来ますか?
Q4. Negative感情に陥った時、どのような方法で克服しましたか?
Q5. Negative感情に陥らない方法があるとしたら、試したいと思いますか?
あなたは自分の意志で、
感情をある程度コントロール出来たら良いと思いませんか?
もしかしたら、
「感情」というものを理解することで、可能になるかもしれません
一般的に感情というのは、脳の偏桃体が一瞬のうちに評価すると言われ、
感情によって表出される表情を故意に作るのは難しいようですが、・・・
◎ウィリアム・グラッサーが提唱する「選択理論心理学」で、『全行動』と
いう言葉で、間接的に感情をコントロールが可能であると説いています
「感情」を説明する前に、選択理論心理学の『全行動』について話します
A. 下左の「上質世界」は、あなたがイメージしている理想の世界を示します
・基本的欲求を最も満たすイメージの世界で、大切なものや信条や理念も!
・5つの基本的欲求は、誰もが生きる為に遺伝的に持っている欲求
(生存、愛・所属、力、自由、楽しみ)
☆ここでいう上質世界(願望)が、明確でなければなりません
自動車モデルの『全行動』の中で、任意で動かせる前輪(行為と思考)と、
任意で動かせない後輪(感情と生理反応)に分けて説明しています
B. 上右の自動車はあなたの現在を示しています(全行動の自動車モデル)
・青色矢印の「望む未来」へ、右にハンドルを切れば理想に近づき、
何もしなければ赤色矢印の「望まない未来」へ、左に進んでしまいます
・「望む未来」への願望が強いほど、エンジンの排気量は大きくなり、
右方向へ向かう前輪の「行為」と「思考」は力強くなります
・感情と生理反応は、ハンドルに左右される事はありませんが、
「望む未来」へも「望まない未来」へも付随していきます
☆上質世界は、理想の世界や理想の自分(願望)で、
5つの基本的欲求という部品から作られるエンジンに相当します
(理想の世界や自分への思いの強さが、エンジンの排気量に匹敵します)
☆ハンドル(願望)は、あなた自身の行為と思考を司って方向を決定します
『もっともっと良くなりたい!』という強い想いや、将来の明確な自分の姿を描くことが、あなたが『望む未来』へのハンドルを切る源(エネルギー源)となるというのが事実です!
その結果、前輪(行為と思考)は『望む未来』という目標に向けて動き始め、後輪(感情と生理反応)は前輪に付随して動くことになります
※感情については「AQ3-1:自分を知る」の『プルチックの感情の輪』で
説明しましたが、生理反応はどのようなものでしょう?
◎現代心理学の父と言われるウィリアム・ジェームズは、「感情よりも先に体が反応を示すのが『生理反応』である」としています
○生理反応が感情を誘発
:泣くから悲しい、殴るから怒る、震えるから恐ろしい、のである
x感情は生理反応を誘発しない
:悲しいから泣く、怒るから殴る、恐ろしいから震える、のではない
生理反応の原因としては
・鳥肌:気持ちが悪い時、気味が悪い時、不快な時、不愉快な時など
・冷や汗:ドキッとした時、焦ったとき、ハラハラした時など
・涙:悲しい時、感動した時、笑い過ぎた時などがありますが・・・、
自分を知ることが、何をするにも大切なことです
○ 何をしたいのか?
○ どうなりたいのか?
○ 何を求めているのか?
○ 大切なものは何なのか?
こういったものを改めて洗い出すことが、あなたの信念を作るんです!
『自分を知ること』は『自分を理解すること』に繋がり、
あなたの心を力強くし、精神力をも構築し直してくれるんです!
★「AQ3-1:自分を知る」で、明確な目標が設定できなくても大丈夫!
身の回りの些細なことを見つけて、少しづつでも一緒に動いて
「感情と生理反応」を自分の支配下に置きましょう!
PS. 怒りの感情を考えてみて下さい
・大きな原因は、『自分は正しいが、相手が間違っている』これです!
・鎮める方法は、1. 怒っている事に気づき点数をつけてみる
2. 怒っている原因を考える
3. 6秒間目をそらして深呼吸する
これを実践してみて下さい
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