AEQ10:優しさ と 思いやり
突然ですが、
あなた自身が「優しさ」や「思いやり」という言葉について、
どのように感じているかを、以下の質問に答えて教えて下さい
Q1. あなたの考える「優しさ」はどんなものですか?
Q2. あなたの考える「思いやり」はどんなものですか?
Q3. 隣の人から「優しい人」や「思いやりのある人」と言われるためには、どうしたらいいと思いますか?
○どちらも「親切」や「気配り」といった、心温まる言葉を連想しますが、
「優しさ」は、相手の為に良かれと思って行った親切な行為(自己満足)を指し、「思いやり」は、相手の気持ちを考えて行った親切心や見守る事(相手本位)を指すようです
(写真は、優しさや思いやり、無償の愛といった言葉で思い出す女性です)
○ここでは「優しさ」の行動も「思いやり」の行動も、受ける相手側の状況などによって変わるものだと思っているので、言葉の意味合いではなく、私たちが相手に対しての「あるべき姿」にフォーカスしたいと思います
○人に優しくする為には、まず「自分が満たされて初めて人に優しくできる」と言っている方も多いようですが、本当にそうなんでしょうか?
・一つは、「自分を持っている人」が、相手の感情や気持ちを受け取った後で、「優しさ」や「思いやり」という「行為」を選択した結果、素直に行動に移せるような気がしています
・もう一つは、「不安や苛立ち」「悲しみや嫌悪」などの感情を、心の片隅にちょっとだけでも持っている人も、同じ感情や心情を持っている隣人を感じ取り、理解し、共感し、汲み取ってあげられるのではないでしょうか
(自分だったら、○○してもらえると嬉しいな、ありがたいな、など)
「選択理論心理学」では、(AEQ3:自分を知る2参照)
人の願望(上質世界)には5つの基本的欲求と「全行動」があり、
・未来は自分の願望に従って判断・選択し、行為と思考(前輪)をコントロールするハンドルを自分の意志で操作することで、望む未来へも望まない未来へも進んで行くと説明しています
・また、後輪の感情と生理反応は前輪に付随して後からついてくるもので、自らの自分の意志ではコントロール出来ないとされています
○上質世界の1つを「隣人への愛(望む未来)」とした場合、前輪の行為と思考は「隣人への愛(望む未来)」方向へハンドルを切ることになるので、あなたの行動は「優しさ」や「思いやり」の目的地方向へ進むことになります
※隣人に留まらず、家族や友達、学校や会社の対人関係やコミュニケーション、趣味や勉強、職場などにも当てはまるのではないでしょうか?
隣人に対してはもちろんですが、自分自身を客観的に見つめれば・・・
自分に対しても、優しく思いやりを持つことが出来ると考えられます
実際の内面は、推し量ることが出来ませんが・・・、
上の4枚は「優しい人」のように見え、下4枚は「思いやりのある人」のように見えませんか?(違う意見の人もいると思います)が、特に下段の女性3人は「憂いのある表情」に見える気がします
☆優しい人を思い描くと・・・
(柔らかい笑顔をしている人が、容易に頭に浮かびます)
・相手の気持ちを理解して共感できる人?
・心が温かく、穏やかで思いやりがある人?
・相手が望んでいる事を手助けしてくれる人? etc
☆思いやりのある人を思い描くと・・・
(笑顔以外に、憂いや思慮深い人の顔が浮かびます・・・)
・相手のためを思って優しくできる人?
・相手の気持ちを察して配慮してくれる人?
・相手の気持ちを気遣ったり同情できる人?
・相手に優しくできる人?(良くわかりませんが・・・)etc
※隣人や他者を軽視する「エゴ」や「お節介」は良くないですが、「小さな親切」は、人によって「大きなお世話」と感じる事もあるのでしょうね・・・
☆はっきりと区別することは出来ませんが、自分に対しても、隣人に対しても、優しさや思いやりの気持ちを持つことは、すべての面でプラスに働くのではないでしょうか?
☆優しい人も思いやりのある人も、傍にいると安心感が得られるような気がしませんか?
★現在はコロナ過ということもあり、あおり運転や自粛警察、ヒョッコリ男や歩きスマホや自転車スマホ、車の突然のウィンカー点滅や電車の優先席の無視など、ギスギスした人間関係がマスメディアで毎日取り上げられて、挙げたらきりがありません
それぞれの考え方や価値観によって、得られる答えは異なると思いますが、少しでも隣人への配慮や思いやりがあれば、不快,攻撃性,危険な行動などは、制御されるような気がしませんか?
★これらの原因の一つは「自分ファースト」、考えているのは自分の事だけで、隣人のことなどは全く考えていないからだと推測できないでしょうか?
★そして、コミュニケーション不足
これは、隣人(家族や友人など全て)らとのコミュニケーションが、上手く取れていないことが、1つの要因となっているのではないのでしょうか?
何見てんだ!、 見てみろよ!、 どうだ凄いだろ!、 邪魔だ!、 うるさい!、
傍に寄るな!、 来るな!、 その他(迷惑行為 や 迷惑YouTuber行為)etc
こういった言葉や言葉に伴う行動は、自己受容や他者受容、他者承認などが満たされず、「注目を浴びたい!」という自己中心的な考えに陥った結果なのではないでしょうか?
ここで、最後の質問です(具体的な方法を考えて実践したら如何でしょう)
Q4. 一過性ではなく、継続的な「優しさ」や「思いやり」は、どのような行動を表現したら相手に伝わると思いますか?
※相手から、「ありがた迷惑」,「小さな親切大きなお世話」,「お節介」,「うざい!」等と受け取られるかもしれませんが、
自然体でしつこくせず、相手の為に『良かれ』という気持ちから生まれたもの(事実)であれば、いつか必ず伝わると信じています