小学校受験の市場の変化【2024年度ver】
こんにちは、おはなです。
今回は小学校受験の市場についてです。
こんな人のお悩み解決です。
マクロの世界をとらえましょう。
参考記事に記載の02_小学校受験の市場分析が2023年度までの傾向を示していますのでそちらをお読みください。
2024年度の学校基本調査を元にその傾向に変化がありましたのでその内容をお知らせします。
参考記事
令和6年度学校基本調査 確定値について 【令和6年度12月18日】
結論
1. 私立小学校の在籍者数が令和になって初めて減少に転じた。
以下の表は小学校の在籍者数の推移です。在籍者数なので1年生から6年生のすべての児童の人数が入っています。令和元年からの学校基本調査の数字をそのまま使用しております。
公立、国立、合計において小学生の数が減少しています。
一方で私立小学校の在籍者数。以下の通り棒グラフ化をしました。
私立小学校の在籍者数は令和5年度までは上昇傾向にありましたが、令和6年度になると減少しました。
すなわち令和5年度の卒業生よりも令和6年度の新入生の数が少ないことを意味しています。
今後の在籍者数の変化に注視したいところですが在籍者数の変化分に注目すると比例関係で
次は令和6年度の小学校受験者数について見ていきます。
2. 小学校受験の志願者数が減少傾向である。
何人の子が小学校受験に取り組んでいるかのデータです。
こちらの記事(2024/04)によると私立小学校の志願者数は減少傾向(8%減少率)という状況。
また今年度の志願者数の速報値をパラパラ見て見ましたが、有名校でも受験者数の減少がちらほらと確認ができました。
考察
前章のデータより結論を改めてまとめます。
私立小学校の在籍者数が令和になって初めて減少に転じた。
小学校受験の志願者数が減少傾向である。
小学校受験人気による受験者数の上昇傾向が落ち着き、少子化の加速によって減少している可能性が示唆されます。
各小学校の定員は変わらないとすると今後は倍率が下がる傾向にあります。
ただ受験者の割合はあくまで1パーセントのマイナーな世界であること。(首都圏だと体感として10パーセント。)公立進学を予定している方を受験させる方向に持っていくのか?私立国立小学校や幼児教室の取り組みにも注目していきたいですね。
さいごに感想
データをまとめていて、小学校の在籍者数が年間10万人程度どんどん少なくなっているのがとても印象に残りました。
少子化の勢いが恐ろしいです。。。日本人がいなくなるのが数字でわかります。
まずは我が子の今後の人生を送っていくのか?不安になりつつ、さらには日本の行末が気になりました。
どうすれば、食い止められるか?まずは国民一人一人の少子化を実体感する必要があると思いました。