「いてぇ!!!」と言いながら、そのシュートを決められるか否かが運命の分かれ道
「いてっ!」
「いっっタァぁ!」
「えんわーーーーーん!」
バスケットボールをプレーする者なら誰しもが聞いたことがあるフレーズである。ドライブを仕掛けて、ゴール下に辿り着き、ディフェンスに接触しながらシュートを打つ際に発する”奇声”である。
かく言う私も、例外なく、ドライブの際にだけ都合良く「イタイイタイ病」が発症する選手であった。これは倫理的に良くない。
ファールは確かに起こりうる。更に言えば本来接触が禁止されているスポーツであるはずなのに、リーガルな接触とイリーガルな接触という2つに分けられる。オフェンスの過度な接触と見られる場合もあれば、立っていただけのディフェンスが悪いと宣告される場合もある。
そもそも自分の感覚とディフェンスの感覚、さらには審判の感覚は全て別物である。オフェンスは邪魔されること全てがファールだと思う生き物だし、ディフェンスは自分のコンタクトは全て正当な物だと思う生き物だし、審判は私情には決して流されず、正義感と使命感に置いて公正な判断を下していると思う生き物なのだ。
ただ、結論から言って、ファールというのは3つ目の”審判の感覚”により、宣告されるかどうか決まる。それは揺るぎのない事実である。
本記事で審判の批判をしたいわけでは全くないので、ここから本題に入っていく。
冒頭の奇声を発することは確かにアピールにもなるのだが、問題はそのシュートは良いシュートなのか、ということである。
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マツメモ 〜バスケットボールを言語化する〜
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