【リフレクション】Xデザイン学校 #08 ペーパープロトタイピング
学び・気づき
① まずUXがあって、それからUI
今回は、構造化シナリオ法で作成したアクティビティシナリオから、ストーリーボードとワイヤーフレームを作成した。
ストーリーボードを作成する際には、アクティビティシナリオよりもナラティブに書いていく。作業手順ではなく、演劇の台本のように書くことが重要だと学んだ。
また、前回のアクティビティシナリオでは「あるある(普遍性・コンテクスト)」を考慮してシナリオを書いたが、ストーリーボードではそこに加え「雑味(個性・プレファレンス)」を交えて書いていく。
これまで検討してきた、「企業はなぜこれを作るのか(パーパス)」と「ユーザーはなぜこれを選ぶのか(プレファレンス)」をストーリーに落とし込むことで、「だからこのサービスを使いたいんだ!」に繋がる。
そして、じゃあどういうUIデザインがいいのか?に繋がっていく。ベースはユーザーの体験であることを忘れないこと。
ワークは楽しく進めることができたが、雑味の部分が全然記述できていないことにnoteを書いていて気づいたので書き直してみようと思う。
それでもストーリーボードやワイヤーフレームを作成することで、「これって本当に必要?」とか、「これ使いづらくない?」がポンポン出てくるのであっという間にワークが終わった。
②手書きのラフスケッチのメリット
プロトタイプでは、ストーリーボードからラフなワイヤーフレームを考えた。ワークでは手書きで作成し、写真を撮り、Miroに貼り付けたのだが、ちょっと面倒だった。だって、Miroにもワイヤーフレームのテンプレートあるし、それ使った方が早いし綺麗じゃないですか。でも手書きにもメリットがあるらしい。
それは、最初から作り込むと(デジタルで作るとか)は悪いところが見えづらくなってしまうということ。
デザインの本質を見るには、ラフに作った方が分かりやすいそうだ。
ちょうど仕事でデザインチームとワイヤーフレームを作成しているのだが、
「ワイヤーフレームができるなら、ビジュアルデザインも追加した状態で見せてくれた方がいいのでは?」なんて思っていた。ごめんなさい。ワイヤーフレームを作ることの意味があったんですね。
自分の根底に「人に見せる資料は綺麗な方がより良い」という思いがあったし、よく分かっていない人に見せるときにはビジュアルデザインが仕上がっている方が喜んで貰えていたので、それが成功パターンだと思っていた気がする。
ラフを作ることの必要性や、自分の思い込みが分かってよかった。
あと、「ラフ」について大きな勘違いをしていたので、ここに記録しておく。
「雑」と「ラフ」は違う!!!!
ワイヤーフレーム作成における「ラフ」は、手書きでできるだけ丁寧に書くこと。
めっちゃ勘違いしてました…私の書いたワイヤーフレームはただの「雑」でした。反省。
そういえば、私の片手でも余るほどの美術館でみた絵を思い出すと、画家のみなさんのラフ画は、雑ではなかった。
ラフは、粗いだけで雑ではない。
今回気づいてnoteにも書いちゃったので、これから「ラフですが…」と提出するときには、雑にならないようにしなければ。
そういえばワーク中に、「太いペンじゃ細かいこと書けないなー」と思ったのだけどそのまま書き続けた。雑になってしまった一因かもしれない。書きづらいと思った時点で細いペンに替えればよかったのに、そういうずくのなさが後々影響してくるんだな。
③ その他メモ
技術(製品)をベースとしたサービスは、転用ができないのでサービスとして広がりがない
以前オフィスアワーでビジネスモデルを見ていただいた際に、「それって技術じゃん」と言われ、それからずっとモヤモヤしていたので技術を使ったサービスの何がダメなのかを質問したときの先生の答えである。
技術をいかに活かして転用するかが大事であると教えていただいた。
概念化、転用は初回からずっと言われていたことだが、理解が浅かったと思った。よく「別の業種へ展開します!」という成長シナリオを見かけるが、課題が概念化できていないとただの”使い回し”に過ぎないのだろう。概念化されていることでプラットフォームになり、広がっていく。7か月も前の講義についての理解が深まって、「もっと早く理解できていれば…」感がすごい。
おわり