女性は事務職より、エンジニアはいかが?
知人女性が事務職受からない病をこじらせている。聞いてみると、中々厳しいみたい。女性は事務職好きだよなあ
事務職の求人倍率が0.25倍だから難易度は高く、企業はアウトソーシングで賄ってるし、正社員としての採用は慎重になるから全てが採用消化されるわけじゃなくて。
放ってても応募がジャンジャン来るので、企業はかなり魅力的に思う方を一部だけ採用しようと考えていて、受からないのはその人の能力以前の話で、自然の成り行きだと僕自身は思っていたりする。思いながら愚痴を聞くに撤する笑
ほぼハズレの福引きを引いて、白い玉しか出てこないのと嘆く女心は難しい。出来る男は励ましたりアドバイスをするんだろうな笑。僕はといえば、当たってもハズレの職場だってあるし。事務の欠員出てるなんておかしくない?と思ってしまう思想が自分らしい
そもそも事務職ってなんでそんなに求人倍率低いんだろう?女性にとってそんなに魅力的な職種なのかな?自分でもなんとなく出来そうだからってみんな希望して応募しているの?
受からない受からないって精神と時間と貯金をすり減らすより、女性にもエンジニアを目指すって選択肢があっても良くない?というのが今回のエントリになります。
というか、女性の選択肢からエンジニアっていうイメージが抜け落ちてて、そもそも選択肢にない気がする。全員にとって魅力的だとは断言出来ないけど、選択肢としては持っておいたほうが良いと思うので、今回提案しようかと思って記事を書いています。
エンジニアは女性の誰もが成れる
女性の選択肢の中でエンジニアっていう選択肢が抜け落ちてる理由は様々だと思う。こんな感じでしょうか??
- 頭が良さそう
- 理系しか出来なそう
- 男がやる仕事
- 大学院とか出てる人じゃないと無理
上記は、正解でもあり誤りでもあります。しかし、エンジニア業界に溢れている仕事の9割5分は上記が誤りだと言って良いと確信しています。
僕は文系出身の高卒で、その高校も底辺高校しか出てません笑。たぶん基礎学力は、この記事を見られた方と対決したら、ほとんど僕が負けると思っても良いぐらい。職業を聞かれてエンジニアしていますって答えると、かなりの頻度で頭いいんだねって返される矛盾を抱えていて。この時代、もうそーいう古い先入観の情報をアップデートしていきませんか?
1.未経験からでも挑戦出来る環境がある
エンジニアは美容師や士業みたいに国家資格が必要な職業ではありません。超一流の天才エンジニアも、素人エンジニアも、宣言するだけで即日エンジニアになれます。そして、エンジニア業界では新卒・中途に関わらず未経験から挑戦していけるフローが存在する業界でもありますので、このようなフローを活用しましょう。
例えば、SESという客先に技術者を派遣する企業などが、未経験の人でも2ヶ月程の社内研修を受けさせてから、就労までのフローを整えていたりします。もちろん研修中も給与が出ます。また専門学校やオンラインスクールなども、就労斡旋をしてくれてもいますのでこーいうフローもありです。
未経験で飛び込む際の年齢基準については本人のやる気次第で、あまり言及したくはないと思っていますが、僕の感覚だけで言うと35歳未満であればかなりのチャンスが広がっていると思っています。少なくとも年齢基準に関わらず、今後のIT社会やオフィスワーク全般で潰しが効く人材になれる事は間違いない事を断言しておきます。
前に一緒に仕事した人で、前職がマックの社員で30歳過ぎてからエンジニアに転向した異色の方もいましたよ笑
2.キャリアチェンジしてもスキルはリセットされない
リセットされないどころか、そこが強みになっていたりする事も多い。通常エンジニアはコードとばかり向き合う事が多く、対人スキルがめちゃくちゃ低いので、そーいった組織では過去接客業などをやられてた方などは、対人スキルや電話応答などの能力を発揮できる人が重宝されてるのを数多く見てきました。そーいう人がエンジニア組織にいると、非エンジニア領域の人達との窓口になっていて強かったりするんですよね
3.オシャレなオフィス環境で働ける
下記ほとんどIT系企業のような。実際、下記以外でもIT業界はこーいう感じの会社さん多いです。お菓子とかドリンク系が無料になっていたりする会社さんも多い印象ですね
このnoteの運営会社さんであるピースオブケイクのオフィスもこんな感じ
4.在宅で子育てしながらも働ける環境がある
エンジニア業界は他よりも先行してリモートワークの土壌が整っている業界です。特に今後は政府が働き方改革を唱えているので、時短勤務やリモートワークなどの受け入れを職種に関わらず各企業が整えていくので、さらに浸透していくと思います。子供の世話をしながらバリバリ働いていっぱい稼ぐ。僕の周りにもいっぱいいます!
5.会社選び間違わなければ、労働時間も短い
労働時間めちゃくちゃ長いんでしょうってイメージを持たれてるかもしれない。これは会社のカラー次第で、エンジニアに共通する話ではないです。ちゃんと9時~17時で土日祝休みの職場も多い。昔は3K(きつい、厳しい、帰れない)とか言われていましたが、今はしっかり会社を見極めればそんなのまったくない。そーいう風土や上司の会社に当たったら絶対に労働力を提供しないようにしましょう
6.多様な職種にキャリアチェンジできる
例えば一例で言うとカスタマーサクセス。柔らかな電話応答・対人スキルと、論理的なデータ分析などで今後どの企業でも重宝され伸びていく職種。他にも思い浮かぶだけで、IT×複合知識の獲得で下記のような職種にだって転換可能です
- Webディレクター
- Webマーケター
- データアナリスト
- サイト運用管理
- ITキャリアコンサル
- IT系人事
- IT系事務?
これらの職種の土台にはITの基礎知識が不可欠で、エンジニアはその基礎知識を強く有する職種だからです。さらに論理的思考という観点で考えるなら、この思考は職種を限らない普遍的なスキルです。
事務職も入っていますね笑。もうここまで来ると事務職に戻る必要があるのか疑問ですが、ITの基礎知識を有した事務職というのは超稀なので、重宝される職場もあるかもしれません笑。皆がExcelで頑張ってる時に、マクロやプログラムとかで仕事終えてたら、受け入れられるかは職場を選びそうですけどね・・・
7.安定している
女性って安定が大好きですよね・・・。安定した公務員とか医者の旦那さんをGETするか、自分が食いっぱぐれないように手に職付けるか笑。エンジニアの求人倍率は現在8倍程で、1人あたり8求人が出ている状況です。2030年には現在のIT人材30万人不足の状況から60万人不足の状態のようなシナリオが想定されているようですので、上記のキャリアチェンジになどを加味すると、かなり潰しが効く職種だと言えます。
軸足をエンジニアに据えながら、自分の希望や人生フェーズに応じて上記のような別の職種に移る事も可能です。やっぱり人と関わっていくのが好きだなって方は、スキルが付くまではちょっと我慢しても、対人スキル×ITで別キャリアに進んでも面白いと思います!
周囲の女性エンジニアさんの事例紹介
話聞いてみると、旅行行きたいからフリーエンジニアとして働いてるらしい。この前も3ヶ月ぐらい仕事お休みにして世界中に旅行に行ってました笑。アフリカ行ったんだとか笑。帰ってきてすぐ別の現場で仕事復帰してました笑。そーいう緩さが認められるのも、この業界の良いところ
未経験からエンジニアになる手段の紹介
1.SESに飛び込む
2.IT系の専門学校に入学して仕事を斡旋してもらう
3.オンラインスクール等を受講して仕事を斡旋してもらう
4.プライベートで制作物を開発し、スキルを証明して仕事を得る
個人的にはSESにまず飛び込んでみて、足りないと思うスキルを現場で即時修正していく形が無駄が無くて良いのかなとは思う。働く職場が今後の自分のスキルを左右するので、開発に携われるかの仕事内容と、職場のカラーや雰囲気がどうなのかしっかり営業に要望を伝えるのと、ヒアリングを行う事
その後で、実務未経験っていうレッテルが剥がれればどうとでもなる感じです。本当に自分の希望の会社にレジュメ送ったり、シナジーのある職種に転換して、ベンチャーだろうが大企業だろうが行ったらいいと思う。
まとめ
僕自身は、レッドオーシャンで疲弊するよりブルーオーシャンに飛び込んでみれば?ってタイプなので今回記事書きました。
実際、過去一緒に働いてきた女性エンジニアの方を見ると、当たり前だけど男女の優劣なんてまったく存在しなかった。にも関わらずこれだけ男女比(9:1ぐらい)が開いているのは、業界がイメージ戦略に失敗しているのと、実際に3Kのような過去男しか働けないような職場環境(主にSIerの)が横行していたからドロップした女性も少なからずいると思う。
特にSIerとWeb系だったら、SIerが多重下請け構造から脱却しない限りは女性は間違いなくWeb系に行ったほうが良いと断言します。そして会社毎のカラーがかなりあるので、その会社が業界や職種の働き方の全てだと失望してドロップしてしまわない事も大事。
一応エンジニアも考慮に入れてみるかーぐらいに思っていただけたら、この記事のゴールは達成かな笑。閲覧ありがとうございました!