「絶滅できない動物たち 自然と科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマ」が教える弱者ビジネス
そこに金が生まれない場合は、弱者ビジネスは成り立たない。生物もしかり、民族もしかりだ。
最近はやった弱者ビジネスはロヒンギャだが、あれが成長する理由は「NGOに金が集まる」以外の理由はない。本来なら中国人の手によって民族浄化されている真っ最中の「ウイグル民族」を助けることが人道的というか、本当の正義なのだろうが、ロヒンギャとはもともとがまつろわぬ民族であり、国家管理しにくい。クルド人のようなものだ。だが弱者は金になる。NGOの金にだ。
生き物の保全について書かれたこの本は、上智出身の訳者の絶え間ぬ「賢く書きたい」という思想を持って書かれた、ダイアモンド社出版の本だ。海外の本を訳したものは数多くあるが、その中でもなかなか読むのに苦痛な日本語訳であるので、元々の英語がこのように書かれているのならそれこそ文化の違い、もしくは「書物とはこういうもの」てきな思想の表れてあるだろう。
なにせただただ読むのが苦痛のこの本は、自然と種の保存、進化を考えさせられるものだということは間違いない。マジで苦痛なんだが、読んでて分かったことは、以下である。
1.いかに私たちが「自然」というものにあこがれを持っているのか。
2.いかに私たちが「自然」というものと同居できないのか。
3.いかに私たちが「自然の種」というものに関わろうとしていないのか。
4.いかに私たちが「自然の種」のDNAがあればいいと思っているのか。
5.いかに私たちが「悪人」と自己を思い込みたいのか。
くらいか。もう何でもいいって読後に思える素晴らしい書籍である。
弱者ビジネスにおいて、野生動物より生きてる子供たちの方が価値が無い。
それに気付かせてくれるいい本だと思った(笑)