【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 08.12.2023
日本語訳
2023年12月5日、ロシア海軍航空隊のSu-24M“フェンサーD”戦闘爆撃機1機が、ウクライナ領ズミイヌイ島周辺の黒海北西部上空で、ウクライナ軍の地対空ミサイル(SAM)1発によって撃墜された可能性は極めて高い。
2023年の夏以降、ロシアはこの島に対してハイリスクな有人航空攻撃任務の遂行を続けている。このような攻撃の意図が、主に意思を示すことにある可能性は高い。そういえる理由は、この島がずっとウクライナの抵抗のシンボルになっているからであり、また、ロシアが黒海全域に戦力を投射できることを見せつけたいからでもある。
乗組員2名は行方不明になった可能性が高い。場所と作戦環境を考えると、ロシア側が捜索救難任務を成功させるのは極めて困難だろう。今現在も両軍から戦闘用航空機の損失が定期的に発生している。全体的にみて、防空能力が戦術航空任務の有効性を著しく低下させる状況は続いている。