【サマリー】不正薬物の密輸、空き部屋の悪用相次ぐ 応用される特殊詐欺の手口
神奈川県内で、マンションやアパートの空き部屋が不正薬物の密輸に悪用されるケースが相次いでいる。
高齢者を中心に多くの被害者を生んできた組織的な犯罪のノウハウが応用された手口により、捜査機関に薬物授受を把握されないよう、一般の荷物を装って宅配便で送られた薬物を受け取る場所として、密輸グループが利用している。
この手口は、2010年代に特殊詐欺グループの間で広がり、詐取金の受取場所として悪用された。不正薬物密輸での応用が目立ち始めたのはこの数年だという。
昨年は約50件に急増しており、新型コロナウイルスの影響もあるとみられている。
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