大学生がやるべきこと18選|自分を成長させる&就活にも役立つ!

大学時代はその過ごし方次第で、社会に出てからの人生に大きな差が出ます。文系・理系など進む道によって、学生生活の忙しさに違いはありますが、自分がやってみたいことをとことん極められるのが学生時代の特権です。

 大学生の4年間(それ以上も可)自己成長につながるだけでなく、就活にも役立つ「大学生がやるべきこと」をご紹介します。

 時間がとりやすい大学時代だからこそ、「やってみたいこと」「やるべきこと」に是非取り組んでみてはいかがでしょうか。


1.学業:勉強(ゼミ)
2.サークル活動・部活動
3.読書
4.自動車免許の取得
5.アルバイト
6.語学学習
7.資格取得
8.ボランティア
9.深く知る恋愛
10.他大学や社会人の友達づくり
11.PCスキルを身に付ける
12.インターンシップ
13.旅行・長期旅行
14.趣味を見つける
15.映画観賞
16.一人暮らし
17.留学(短期・長期)
18.新しいことへのチャレンジ
19.「やるべきこと」を悩む前に、いろいろなことに挑戦しよう

学業:勉強(ゼミ)

 大学の授業は、自分が興味を持っている専攻分野なら面白く感じても、一部の教養科目など必修科目などは「授業を受けて何の意味があるのだろうか?」と疑問に思うことがあるかもしれません。確かに授業の中には、社会人になってからの仕事とは関連性が見えにくいものもあります。

 しかし、仕事と関連性の低そうな一般教養を幅広く体系的に学べる貴重な機会は、大学時代が最後かもしれず、無駄にするのはもったいない話です。

 また、専攻分野の授業やゼミは、専門知識を得られるだけでなく、課題の分析と理解、討論、レポート作成、論文作成などを行うことで、社会人になってから必要な能力を養えます。

 特にゼミは、共に学ぶ仲間同士のつながりが社会に出てからも価値ある人脈として生かされることもあります。


サークル活動・部活動

 サークル活動や部活動に参加することで、大学生活はより豊かなものになるでしょう。どちらも共通の目的を持った人々の集まりであり、特技やスキルを身に付けられるとともに、趣味や価値観が通じる人たちと出会えます。

 また、学年や学科を超えた付き合いができるのも、サークル活動や部活動の長所です。先輩・後輩からいろいろと学び、先輩・後輩の面倒を見て自分を成長させることもできます。

 「特技やスキルに磨きをかけたい」「人脈を広げたい」「イベントに参加したい」「就活でのアピールポイントを作りたい」など入会・入部動機は人それぞれですが、積極的に参加・行動すれば大学生活が充実するのは確実です。


読書

 読書のメリットは、短期間で質の高い情報をまとめて取り入れられることです。時間を比較的とりやすい大学時代に徹底的に本を読み、教養をインプットしましょう。大学生なら一年で100冊くらいは読めるでしょう。4年で400冊。その教養が社会に出たときの基礎力を構成します。

 お金がなくて本が買えなくても、図書館を利用すれば、古典から新作まで幅広く読むことができます。自分のリクエストもできますので是非活用してください。最近の図書館は様々なサービスも拡充してますので、利用しないてはありません。


自動車免許の取得

 自動車の運転ができると、大学時代やそれ以降で、会社までの通勤や得意先回りの営業活動などに役立つだけでなく、旅行やデート、気分転換のドライブにも使えて便利です。都心部はあまり必要性が少ないかもしれませんが、身分証明証(マイナンバーカードも含め)にも便利なのでその点からも時間の融通できる大学生のうち、もっと早ければ高校生のうちから普通自動車第一種はとるべきです。

 自動車の運転免許は、自動車教習所に通う場合は人に寄りますが1~4カ月くらい、合宿免許であれば2~3週間で取得可能です。社会人になると、合宿免許に参加するのはなかなか難しい上、教習所に通学できる時間帯も週末などに限られるため、取得までの期間が長くなりがちです。運転免許は、時間の融通が利く大学生のうちに取得しておくことをおすすめします。また、続けてのらないと慣れや勘が働かないので、早めに継続して取得して、家の自動車を借りたりして運転の練習をしておきましょう。世の中の求人には自動車が運転できるだけでも応募できる数が変わります。


アルバイト:パートタイムジョブ

 大学生が学校以外で行う定番活動の一つがアルバイトです。サークル活動や部活動、ゼミ、仲間との付き合いやイベントなど、大学生活は何かとお金がかかります。バイトで稼いだお金で、美味しいものを食べたり、好きな洋服を買ったり、旅行に出かけたりして充実した生活を満喫している大学生は大勢います。

 また、バイトにはお金を稼ぐ以外にもメリットがあります。
 一つは、社会人としての常識やマナーを学べることです。店長や上司へのホウレンソウ(報告・連絡・相談)、同僚との意思疎通や助け合い、お客様や取引先への対応など、大学の授業では教えてくれないことを、バイトを通して学べます。

 もう一つは、同世代以外の人たちと付き合えることです。社会に出れば、老若男女いろいろな世代の人たちと接し、働かなくてはなりません。バイトを通して幅広い世代の人と接することで、コミュニケーション力が上がり、敬語の使い方なども自然と身に付いてくるでしょう。

 ただ、就活時はあまりバイトの話は攻め手にしないほうが無難です。企業の採用側はバイト経験は所詮バイト経験としか見てないので、それならば学業のことを話したほうが差別化できます。間違ってもバイトリーダーやバイトサブリーダーなんて口走らないように。


語学学習

 英語から中国語など外国語を話せると、就活で大きなアドバンテージになりますし、就職後の業務もグローバルに広がります。英検(実用英語技能検定)やTOEFL(学業英語)、TOEIC(ビジネス英語)などの勉強をするのも良いでしょう。語学の取得には大量かつ継続的な勉強が必要なので、まとまった時間を確保できる大学時代に身に付けておくと、社会人になってから困りません。とはいえ、スコアはあくまで机上のスコアなので実践とはまた別です。


資格取得

 資格を取得すると、就活で有利な上、将来の仕事にも活かせます。例えば、FP技能士検定(年金・保険・投資・不動産)、ITパスポート、基本情報処理検定、危険物乙種4類(暗記)、7日商簿記(会計がわかる)、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)、宅建(不動産業界狙いなら)、秘書検定(ビジネスマナーがわかる)などは大学生のうちに取得しておけば、勉強意欲があるとみられ、採用担当者への強いアピールポイントになるでしょう。


ボランティア:自主的主体的活動(無償・有償問わず)

 ボランティアは、環境保護や福祉施設での支援、災害地域での救護活動など、種類が多彩にあります。アルバイトとは異なり、お金を稼ぐわけではありませんが、大学では出会えない人々との触れ合いや経験を通して社会勉強ができます。また、「人の役に立っている」「社会に貢献している」という充実感や達成感を味わえるでしょう。


深く知る恋愛

 大学生になると、人間関係や行動範囲が広がるため、出会いの機会が増えます。出会った人と短絡的に「何となく付き合う」のではなく、お互いを深く知り、価値観をシェアできる恋愛をするのが理想的でしょう。

 ただし、好きな相手と一緒にいると共感し合えることもあれば、合わない部分が出てくることもあります。恋愛を経験して、人それぞれに異なる価値観があることや、思いやりの気持ちが大切であることを認識しましょう。

 特に最近はDVやモラハラなどの問題の頻出してますし、悪化するとストーカー被害などもありますので、その点は十分ご注意をしてください。

他大学や社会人の友達づくり

 同じ大学内にとどまらず、交流の範囲を他大学の学生や社会人にまで広げてみましょう。他大学と交流するインカレサークルに参加するのもいいですし、社会人が主宰する趣味やビジネスの交流コミュニティ、研究会や学会もたくさんあります。

 立場や環境が異なる人々との付き合いは、自分の価値観や視野を広げてくれます。そこで築いた人脈は、社会人になってからも活用できるでしょう。


PCスキルを身に付ける

 授業やゼミなどでも使用する機会のあるエクセルやパワーポイント。就職後すぐに使う機会も多いので、高いレベルで使いこなせるようにしておけば、職場で評価されやすいでしょう。

 エクセルなら、在庫や売り上げなどの数値管理や平均の算出、グラフの作成ができると便利です。特に実社会では基本エクセルだけで用が足りる場合が多々あります。ですので、基本仕様はもとより、関数、表計算、ピボットテーブル、見やすいグラフの作成、ショートカットキーなどを覚えてください。パワーポイントであれば、プレゼンテーション用に図やグラフを駆使したスライド作成のスキルが求められます。間違っても行政のパワーポイントのように字面だらけのページは作らないように。一枚11行までが鉄則です。

また、プログラミングを学んでおくと、キャリアの幅が広がります。無料・有料のプログラミング・スクールやオンラインで学べるスクールも最近は豊富にあるので、挑戦してみてはどうでしょうか。「プログラミング・英語・会計」は現代ビジネスパーソンの「新・三種の神器」と呼ばれて久しいです。プログラミングもできれば、先のエクセルにあるVBAというプログラミングで作業の効率化も図れます。


インターンシップ:リクルート

 就職前の学生が就業体験の目的で一定期間働くインターンシップ制度。インターンのメリットは、実際に働いて仕事や職種、会社の特徴をつかむことで、就活における会社選びがスムーズに進み、就職後のミスマッチが少なくなることです。

 インターンというと就活生が参加するイメージが強いかもしれませんが、大学1~2年生から参加可能な長期インターンも人気です。ただし、なかには無給なものやバイト代わりに使われる企業もあるので、インターン先の企業はよく選別してください。自分の都合や目的に合ったインターンを選ぶようにしましょう。

 また、ワンデイインターンはただのワークショップにすぎません。形を変えた説明会と思えばいいです。本格的にインターンをやるのであれば最低でも2週間から1か月のものをやりましょう。企業側も業務をやってもらおうとは思ってません。インターン側も会社とはどのような空気なのか肌で感じることが一番重要です。それがおいおい就職活動に生きてきます。

旅行・長期旅行

 「旅は人を育てる」「人生を変える」といわれます。気心の知れた仲間と行く旅行も楽しいですが、男性の場合、おすすめしたいのが一人旅です。特に一人で長期旅行に出かけ、国内外の多種多様な人々や文化、歴史、価値観に接すると、視野が広がります。青春18切符などもあるので時刻表を買って旅行行程をつくるのも楽しみの一つです。旅行中に起きたトラブルを自分一人で解決することによって、人間的にも成長するでしょう。

 ただし、女性の場合は安全面を考慮して一人での長期旅行はなるべく避け、友人数人で出かけることをおすすめします。


趣味を見つける

 生涯を通じて付き合える趣味を持っている人は、人生を楽しめるものです。学生時代にまとまった時間を割いて、「趣味」と公言できるレベルにまでスキルを高めておくと、生活が充実するだけでなく、交流の輪が広がり、就活でも良いアピール材料になるでしょう。

 とはいえ、生涯付き合える趣味を見つけるのは、簡単なことではありません。そのため、興味のあることには積極的に取り組んでみましょう。例えば、車やバイクを運転しての日本一周旅行、登山やスキー、サーフィン、バンド活動など、高校時代にはできなかったことに挑戦してみてはどうでしょうか。多少お金がかかったとしても、費用を貯めるためにバイトを頑張れば、日々の生活にメリハリがつきます。

 ここで注意したいのが、ちょっとしたことでも趣味にしていいことです。日本人の悪い癖で完璧を求めるあまり、ここまでやらないと趣味じゃないみたいな観念にとらわれやすいので、誰かと話す口実程度に思って下さい。

映画観賞

 映画観賞の魅力は、実生活では経験できない世界を疑似体験できる点です。登場人物の思考や行動に刺激を受けて、自分の生きざまを見直したり、映画のストーリーや視覚的な表現から、製作者が伝えたかったメッセージを感じ取ったりもできます。映画館へ行かなくても、スマホやネットでストリーミング視聴できる時代です。古今東西の名作を存分に楽しみましょう。


一人暮らし

 一人暮らしをすると、役所の公的手続きや公共料金の支払い、掃除・洗濯・料理など生活に必要な家事全般を自分で行うため、生活力や自立心が育ちます。また、実家にいるときはあまり感じられなかった「家族のありがたみ」を実感できるでしょう。一人暮らしにはお金がたくさんかかりますし、肉体的にも精神的にも負担を感じることがありますが、その分、たくましさが身に付きます。


留学(短期・長期)

 異国の地で暮らす海外留学は、日本とは異なる文化や習慣、言語、価値観、環境に接することで、外国語の取得だけでなく、外国人の友人ができたり、生活力が身に付いたりするメリットがあります。治安を十分に考慮しつつ、欧米や中国、アジアの新興国など世界に目を向けてみましょう。

 海外留学はそれなりに費用がかかりますが、短期なら費用を抑えつつ、留学の魅力を体感できます。本格的に語学や専門知識を学びたいときは費用が高額な長期留学になりますが、バイトでお金を貯めて留学の夢を実現している人もたくさんいます。今は便利な時代で翻訳ツールも増えましたが、人対人はやはり同じ言語でないと通じませんし、どんどん挑戦あるのみです。また、単語は少なくとも10万覚えておくと日常会話からビジネスまで使えます。結構難しいのがビジネス英語よりも日常会話です。ビジネスと違って話題がアトランダムなので、ジェスチャーも交えたり、間違えを恐れずしゃべり倒すのです。


新しいことへのチャレンジ

 失敗を恐れず、新しいことにどんどん挑戦できるのは大学時代ならではです。たとえ失敗しても、十分やり直しできます。例えば、自転車での日本一周旅行やフルマラソンへの挑戦など、一見無謀と思えることでも、時間をかけて取り組めば達成することは可能です。取り組む過程でメンタルが鍛えられ、成功体験は人生の財産に、失敗体験は成長の糧になるでしょう。


 「やるべきこと」を悩む前に、いろいろなことに挑戦しよう
 「大学時代に何をするべきか」という趣旨の本は、昔からたくさん出版されています。高校時代までは大学受験という決められたレールに乗って、みんなで一緒に走っていたため、「何をするべきか」と迷う人は少なかったでしょう。しかし、大学生になると、授業の選択から就活まで自分で判断しなければならないことに数多く直面します。

 一方、自由な時間も増えますが、その時間をどう過ごすかという点についても「答え」があるわけではないため、人が何をしているのか気になるし、自分は何をすべきかわからないという人も多いでしょう。今回は、そんな人におすすめの「やるべきこと」18種類をご紹介しました。大学生活は4年間で、「何をすべきか」と悩んでいると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。少しでも悩んだら、興味のあることにどんどん挑戦しましょう。その経験が自分を大人へと成長させてくれます。

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