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一人称視点バグで風景を撮る - ゼルダBotW

・バグに関する内容を含む
・バグの再現方法については扱わない(セットアップの動画のみ)
・読了時間 約4分(約2200字)


一人称視点バグとは

まずは以下の画像をご覧いただきたい。

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見ての通り、ブレワイのスクリーンショットであるが、何かへんだ。そう、リンクがいないのである。正確には「一人称視点バグ」というバグを使ってリンクを映さないようにしている。

バグの発見経緯等については上記記事を参照。私自身はYoutubeでゆきのさん氏の動画を観てこのバグの存在を知った。再現方法含め動画での丁寧な解説が見られる。

ちなみに上記記事内で言われているほど再現は難しくない。おそらく発見初期の試行錯誤の段階では難しかったということではないか。現在は方法が確立され解説動画も多数上がっているので、根気さえあれば誰でも出来るはずだ。

一人称視点バグで風景を撮る

このバグの一番の売りは、もちろん一人称視点のままゲームプレイができるということなのだが、この記事では風景のスクリーンショットを撮る新たな手段として捉えたい。

このゲームの大きな魅力のひとつとして、フィールドで見られる様々な絶景があることは言うまでもない。絶景を前にして思わずパシャリとスクリーンショットを撮るのが楽しみだという人も多いはずだ。こんなふうに。

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しかし当たり前だがスクリーンショットの真ん中には必ずリンクがいる。どう撮ってもリンクが主役で、風景は背景となる。普段はそれで構わないのだが、風景を主役として撮りたいときには都合が悪い。一人称視点バグを使えば、この問題はほとんど完全に解決する。

もちろんウツシエを使うだけでもリンクを映さずに風景だけを撮れるのだが、画像全体にウツシエのHUD表示がかかってしまい、これを取り除くのは難しい。

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これらの画像をトリミングしたとしても、全体にかかっている青い縦じまや枠線などは取り除きがたいだろう。

一人称視点バグでは出来ないこと

このバグは画期的だが万能ではなく、様々な制限を抱えている。ここでは風景の撮影という点に絞って出来ないことを列挙しよう。

このバグは基本的にウツシエを使えないような状況では維持できない。たとえば泳ぎながらとか、崖登りしながらとか、パラセールで飛びながらとかの撮影は無理だ(後述するが崖登り中に一人称視点にする方法は別にある)。

またバグの実行中はポーチから取り出したアイテムを地面に置くことが出来ないので、何かモノを置いて撮影したい場合は事前に置いておくか、フィールドにあるものを使うしかない。

このバグでは上下に黒い枠が付くがこれは消すことができないので、あとで画像編集で取り除くしかない(そのまま残すのもありか)。また左上のハート表示も消すことができないが、ハートの数を一段分以下にすれば黒枠内に収まるので、編集で取り除くことができる。

バグを使わずに一人称視点にする方法

バグを使って一人称視点にする方法について触れてきたが、そもそもバグを使わないで一人称視点にする方法もいくつかある。たとえばカメラを真上に向けるような方法だ。

本作のカメラワークの自由度は非常に高いが、基本的にリンクを中心に映すという制限がある。ただしカメラがリンクに近づきすぎるとリンクが透明になる。カメラを真上に向けようとすると、カメラがリンクの真下に来ることになるが、そうするとリンクが消えるので疑似的に一人称視点となる。

またリンクを壁に密着させる、あるいは崖登り状態にして、カメラを180度回り込ませる手もある。カメラが崖とリンクの間に挟まるような状態になり、リンクが透明になるので、疑似的に一人称視点にできる。前述の通り一人称視点バグは崖登り状態では解除されてしまうが、この方法と併用すれば問題なく撮影できる。

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これは洞窟の壁に崖登りして撮影した例(バグを使用していないので上下に黒枠が付いていない)。

もっとも、これらの方法はあくまでも限定的な場所や角度でしか撮ることができない。一人称視点バグの魅力はほとんどあらゆる場所や角度で一人称視点が楽しめるという点にある。

主役は誰か

本作のカメラはリンクを中心に映す。この効果は言うまでもなく絶大で、我々は主役であるリンクを片時も見失うことがない。その主役であるリンクを映さないということは、画面の主役がいなくなるということ。

画面を成立させるために我々は代わりの主役を見つけなければならない。それはフィールドにいる動物だったりモンスターだったり植物だったり建物だったり地形だったりするだろう。何でもいいが、リンクを画面から追い出した以上、その埋め合わせもしなくてはならない。

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これは手前の料理鍋を主役にした例。

まとめ

一人称視点バグを使うことで、本作の魅力のひとつである「風景の撮影」の自由度が非常に高くなる。バグを使わない既存の方法と併用することでほとんどあらゆる場所と角度で撮影ができる。

最後に私が撮影した画像を掲載させて頂く。加工はしていない。

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これは本当に楽しい!

おまけ

セットアップの手順記録用に録画した動画。約1分半。

馬からジャンプするところは何回もトライしているので途中カットしています。この動画だけでは何をやっているのか分からないと思いますが、正確に解説できる気がしません。ほかの人の解説動画を参照してください。

最後にバグ状態で色々な場所を散策するだけの動画。酔いやすい人は注意してね(実は自分もちょっと…)。

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