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すれるゴマはすべてすれ!

ciao!若手先生応援隊のヤタです。

”ゴマをする”は、「媚びを売る」「懐に漬け込む」などが類語に挙げられ、どちらかといえば、ネガティブな印象をもたれがちです。

ゴマをする とは、

人に気に入られるような振る舞いをして、自分の利益をはかる。
ごまをするは、煎ったゴマをすり鉢ですり潰すと、あちこちにゴマがくっつくことから、人にへつらう意味で用いられた言葉である。
語源由来辞典 『ごまをする」 から引用

という意味の言葉です。

さて、本当に”ごますり”はネガティブなことなのでしょうか。
私はそうは思いません。むしろ、すれるゴマはすべてすった方が良いと思っています。

今回の記事は、”ごますり”のメリットについて書いてます。
”ごますり”の効果について学び、ネガティブな先入観を捨てて、実践してみましょう。

1, ゴマすりは、評価される

まず、みなさんに覚えておいてほしい大切なことを先に述べておきます。
それは、
”人は、伝えられたことで判断している”ということです。
これは当たり前のことですが、実はほとんどの人が見落としがちなポイントでもあります。
なぜなら、「言わなくてもわかってくれるのではないか。」という考えが無意識に働くからです。

しかし、残念ながらそんなことはありません。
あなたの考えや思いは、そのほとんどが相手には伝わっていません。
相手に伝わる方法はただ一つ、”伝える”ことだけです。

そして、その伝える手段の一つが、”ごますり”なのです。

「ザイアンスの法則」をご存じでしょうか。
ザイアンスの法則とは、接触回数を重ねることで警戒心が薄れ、好意をもちやすくなるという心理的効果のことです。

あなたが積極的に関われば関わるほど、プラスの言葉をかければかけるほど、相手からは好意や関心をもたれるようになります。その結果、あなたのことをよく知ってもらい、評価をしてもえるようになるのです。

2, 伝え方より聞き方

永松茂久さんの『人は話し方が9割』という本が2019年に出版されました。以降、2020年ビジネス書ランキング1位。2021年年間ランキング総合1位、そして2022年上半期でもベストセラーランキング総合1位という素晴らしい売れ行きを果たしているベストセラー本となっています。

この本は、タイトルこそ『人は話し方が9割」とされていますが、書かれている内容のほとんどは、”相手主観”なのです。
決して話し方のテクニックに偏った内容ではなく、メンタル面や聞き方にフォーカスして書かれたものなのです。

そう、円滑なコミュニケーションは、話し方・伝え方ではなく”聞き方”の方が大切なのです。

基本的に、人は話をあまり覚えていないものです。
でも、人の印象は明確に覚えています。
そして、その印象を決める大きな要因が”聞き方”なのです。

正しいごますりは、相手をただひたすらに褒めるのではなく、相手が気持ちよく話せる環境を作り、リアクションをとることです。

話を聞く際のポイントは、

①感嘆 「はぁ~!!」「なるほどなぁ~!!」
②反復 「〇〇なんですね。」
③共感 「そうですよね!」「私も〇〇だと思います。」
④称賛 「すごいですね。」「さすがです。」
⑤質問 「〇〇のときはどうですか?」「それって、〇〇なのですか?」
参考図書:『人は話し方が9割』 永松茂久 著

です。
特に効果的なのは、①感嘆+②反復です。
①感嘆 で大げさなほどにリアクションをとったうえで、②反復 することで、相手は”聞いてくれている”ということが伝わります。

この①感嘆+②反復は、
「あなたの話を聞いていますよ。」「面白い話ですね。」を伝える手段なのです。

ぜひ、実践されてはいかがでしょうか。

興味のある人は、『人は話し方が9割』を一度手に取ってお読みください。非常に良書でおすすめです。

まとめ

あなたがゴマすりに対してネガティブなイメージを持つのは、”ただひたすらに相手を褒めてご機嫌をとる”という風に考えているからではないでしょうか。

しかし、正しいゴマすりは、”コミュニケーションの頻度”と”聞き方の工夫”なのです。
実は、ゴマすりは、円滑なコミュニケーションの手段の一つであり、皆がするべきものだったのです。

前述した通り、人は、伝えられたことで判断しています。

あなたも正しいゴマすりをして、あなたのことをよく知ってもらい、正当な評価が欲しくないですか。

明日から、いや、今日から、すれるゴマはどんどんすっていきましょう!

一度きりの限られた時間を生きるあなたの人生がより良いものになるよう私がお手伝いさせていただきます(^^)


【今日の教訓】

楽天を始めたころ、私が思ったのは「最大のコンテンツはコミュニケーションだ」ということでした。
― 三木谷浩史 ―

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