きらいなところを見つけたくなかった

彼のことが好きで、頭の中がお花畑だったら、きっと幸せだったと思う。嫌いなところ、嫌なところ、見つけたくなかった。見たくなかった。

彼と価値観が違うことがあると、それをおもしろいとは思えず、合わないのかな、嫌われるかなみたいな、そんなことしか考えられないわたしだった。

結局、わたしは私が大事みたいだった。
そんなことに気づいて悲しくなった。

したいと思う気持ちも、きっと自分のためだし、彼の幸せを願って私が行動できたことって何かあっただろうかと考えてしまった。

彼がよくもわるくも当たり前の存在になってしまっている。失いたくないのに、大切にできなくなっている気がした。わたしの器が足りないのかもしれない。

それでも足りないながらも一緒にいることを選びたいし、一緒にいることをあきらめたくないと思った。

私の内面について話した時に、それっていいことだよねと言ってくれたのがうれしかった。やさしいねって言われた。感受性豊かってことでしょって。

わたしはそれで悩んでいるんだけど、そうできるのはすごいことだよって言われた。

何事も誰と関わる時も合わせすぎてしまうことが多いんだと気づいた。本当に。

本当はこっちが食べたいのにとか、こっち行きたいのにとか、小さいことから、私はそう思わないとか価値観のような、大きいことまで。

言えないことがたくさんあって、でも言えないと悩むよりも、言えなくても他で吐き出して自分の内面と向き合って向き合って、乗り越えられたらそれでいいのかなと思った。

多分、ほんとうは悩んでることなんてないのに、考える暇があるから悩みを作り出しているのかもしれない。

お金のことも、ほんとは悩んでるわけじゃない。悩みを作り出しているだけ。

仕事のことも。仕事に関しては、今はつなぎの仕事としてやる。本当に無理になる前に期限を決めてやめる。とりあえずあと1ヶ月、あと1ヶ月を繰り返して毎月進んでいこう。目の前のことをやっていくしかない。

しばらくは彼に会えないからその間に自分と向き合う。きっとたぶんまたリフレッシュしたら新しい気持ちで会える気がする。


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