美しい愛を奏でる88歳のギタリスト
ジャズのスタンダード曲"beautiful loveを弾きました。
スタンダード曲なのですが、僕は勉強不足のため全然知らなくて、先週の金曜日に初めて知りました。
この曲を知ったきっかけは、先週の金曜日の夜に見たライブです。
都立大学にあるjammin'というジャズクラブ。
気になる方が出演しているときは、ときどきですが観に行ったりします。
先日、なんとなくホームページのスケジュールを見たら、中牟礼貞則さんの名前が。和ジャズ・和ボッサのレコードにハマっていた人なら知らない人はいない名前です。超有名なギタリストです。
それで、中牟礼さんの名前を見つけて、観に行ってきました。
その日はドラムレスのピアノ・ギター・ベースのトリオでの演奏で、ピアノは南博さん。こちらも有名な方です。このアルバムが最高です。Spotifyにもあります。「白鍵と黒鍵の間に」という本も出されていて、これも本当に素晴らしく面白い本なので、未読なら是非読んでみてほしいです。
そして、美しい演奏を聴きながらうっとりとしていると、すぐにラストソングの時間に。最後の曲が終わると、本来ならコロナ渦なのでこれでおしまいなのですが、ほんの少し時間がまだあるのでもう一曲やってくださいと、お店のマスターからの粋な計らいで急遽もう一曲演奏してくれました。
その曲が今回冒頭で自分がカバーした曲"beautiful love"です。
初めて聴いたのですが、本当に素晴らしい演奏でした。中牟礼さんは今88歳です。60年以上ジャズギターの世界を生き抜いてきた人間の紡ぐ音は、素晴らしいとしか言いようがないんですが、とにかく聴いていて沢山の感情が動いてわーっ!っとなりました。陳腐な表現だと感動しました。
自分もギターをもっと弾きたいなと心から思う夜でした。かっこいいってこういうことだなと信じれた夜は久しぶりで、嬉しかったです。
久しぶりに人の写真を撮りました。
現像が楽しみです。