光る波 feat.柳田久美子制作記
この曲は先行7インチ曲で、
前作のMELLOW SUMMITのエンジニアをしていただいたときにツッチーさんや、LEF!!!CREWの皆から柳田久美子というシンガーソングライターの存在を教えてもらったとこからスタートしました。
で、EPを買って聞いてみるとすごく透き通ったような良い声でした。他のアルバムも聞いてみて、いつか一緒に曲を作りたいなぁと思っていたら、恵比寿BATICAでやっていたSEASONというパーティで柳田久美子と偶然にも知り合い、すぐさま曲を作ろうと提案して、実現に至ったのでした。
リリックの内容は女性Vocalだし、もうすぐ夏だしってことと、今までラブソングをほとんど作ってこなかったので、この機会に夏のラブソングを書こうと思いました。
海の側で育ったので、波の満ち引きを良く子どもの頃見ていました。
それで、そこに恋の駆け引きを重ねてみました。
波はつかんでも指の間からこぼれ落ちます。つかめそうでつかめません。
夏の海辺の恋もそんな感じかもなと思って、歌詞をかきました。
↓歌詞はこちらを見てください。
http://panoramafamily.blogspot.jp/2012_10_01_archive.html
「モヒートはもういいから」ってとこは、この年になぜかモヒートがやたら流行っていたので使いました。
また、柳田のRAPパートの歌詞、
「見上げる空の上の上の方
逆アングル身体の奥の細胞まで
躍動して消えて煌めく」
は、イームズのこの動画から。
自分のバースはRECの日に直前で変えました。最初はもっとゆったりしたものでしたが、もっとリズミカルにしたくなり直前で変えました。
音に関して。
まず、全然似ていないけど、ダフトパンクのONE MORE TIMEのコード感を下敷きにしました。
コードはGM7-GM7-GM7-Bm7みたいな感じ。
で、テンポやリズム感を自分のノリで変えて、ギターである程度作ってサビを作りました。
ビートはガレージバンドのTR808音源を使ってリズムを組みました。
キックもスネアもクラップもドラム音源はガレージバンドの音源で、文字入力キーボードで制作。
シンセとベースははmicroKORGで、「2つのマイク」で沢山使った音をわざとここでも使いました。シグネチャーサウンドみたいにしようともくろんでいました。今はそんな気は全然ございません。
でシンセのオーディオデータをガレージバンドで切り刻んでフィルを作って、最後にブラジルのガールズコーラスグループのレコードから声をEQでLOをガッツり削って、また切り刻んで音にして、ピッチを上げたり下げたりして、イントロの音に使いました。
で、柳田に送ると、キーが合わないということで、キーを変えて、最終的にA♭M7だったかB♭M7になったのかな? 多分。
そういう感じで完成したのですが、アメリカでのレコードのプレスが遅れてしまい、夏のリリース予定が、冬になってしまいました。(笑)
あ、それから、この曲はremixが2種類存在しています。
イーグル藤田のと、ツッチーさんのものの2種類。
どちらも最高なのでチェックしてみてください。