LALALA feat.BASI,SHINO制作記
この曲はオーソドックスなトラックに、RAPのビート感は倍で感じるっていうのをやってみました。
リリックで「イエガー飲み過ぎて記憶ない」って言ってるのは事実で。このころは良く泥酔していました。朝起きたら恵比寿駅だったりとか、三茶のゴミ捨て場にいたとか。(このころは中野に住んでいた…)
あと、このころは風営法の取り締まりが突然厳しくなって、クラブが突然営業停止になったり、踊らせたら逮捕とか、そういう嫌なニュースばかりで、それに対しての自分なりの解釈で「別に悪いことしたいのとは違うよ、オレら遊びたいだけなの」ってテーマで書こうと重いました。
featのSHINOくんとBASIさんはこのビートに合うような気がしてお願いしました。
特に、韻シストの超ファンの自分としてはBASIさんと一緒にやれてかなり嬉しかったです。
(後にトラック提供させていただくなんて想像だにしていませんでした)
※BASIさんのアルバムLOVEBUMに収録の『GOD』にトラック提供しました。
で、トラックの制作秘話。
まずこのトラックはすべて自分で演奏した物で構成されています。
ギターもベースもピアノも全部。
ラテンのHIPHOPって2000年初頭くらいって結構多かった気がしますが、最近ないよな〜って思って作りました。
メインのギターの音はYAMAHAのガットギターをayU tokiOのあゆくんにエレガットに改造してもらったもので、ちょうど前夜に届いたばかりでした。
で、制作の当日は、SHINOくんと別件で打ち合わせを自分の家でする予定だったので、SHINOくんが到着する前にちょっとサウンドチェックしようと思って、軽く弾いていたら、脳内がなんかブァ〜っっとなってすぐにRECすることにしました。なので、ドラム、ベース、ギターのメインの部分ができるまでは30分もかからなかったと思います。
その後ピアノを弾いて、低いポジションと高いポジションで同じ物を弾いて、ラップバースとフックバースで使い分けたりしました。ピアノ音源はLOGICのものにエフェクターをかけています。
また、このアルバム全編を通して、ガヤでマグちゃんの声がたくさん入っていますが、マグちゃんのガヤはめっちゃ楽しそうな雰囲気出るから好きです。この曲でも大活躍しています。
で、ラップもREC完了して最後のMIX確認も終え、マスタリングするぞって前に、どうしても音のバランスが気になるところがでてきて、無理を言って深夜にツッチーさんのスタジオに行き、修正してもらいました。(すみませんでした)
そのとき、一度OKしたののに、こういうことをしては絶対にダメだよと、優しく教えてもらいました。(恐縮)
しかも少しだけこの場所のこの音は抜いても良いかもとか、音の抜き差しまで提案してもらって、それを採用させていただきました。
そんなこんなで完成しました。
で、そののち、この曲を音楽前夜社のみんながバックで生演奏してライブするっていう機会があったのですが、「脳内でブァ〜」っとなって作ったので、どうやって演奏したのか思い出せず、コードだけ伝えて演奏してもらったら、ギターのリフの弾き方がオレと違う弾き方だったのでかっこいいなぁと思いました。(ライブ終わる頃に自分の弾き方を思い出しました)
この曲はREMIXもあります。
DUPER GINGERによるREMIXもかなり最高です。