社内に「あったらいいな」と思うサービスを自分たちで制作した話〈1/2〉サービス概要編
こんにちは!
PANORAMA Inc. 広報担当の伊藤です。
暑さも和らぎ、秋の気配を感じることが多くなってきましたが皆さんはいかがお過ごしでしょうか🍂
さて、今回のPANORAMA noteは「社内の取り組み」に関してご紹介します!
PANORAMAでは常日頃社員のスキルアップを目的とした様々な取り組みが行われています。
本記事ではその一環で社内向けに制作した書籍貸出サービス『BookBook(ブクブク)』についてシェアできればと思います。
第1回目はサービス全体の概要について、次回はサービスデザインをどのように制作していったのか、全2回に分けてお届けします!
社員同士のコミュニケーションを生み出すためのサービスづくり
PANORAMAには以前から、上司へ事前確認を通すことで書籍を購入できる制度がありました。
しかしオフィス内には多くの書籍があり、また管理自体も明確にされているわけではなかった為、本の重複や、そもそもどのような本があるのか・誰が借りているのか分からないなど複数の課題を抱えていました。
それらの課題にメスを入れつつも『BookBook(ブクブク)』の主な目的は、単なる本の貸し出しアプリを作る、というわけではありません。
このサービスの核となるのは、「社員同士のコミュニケーションを生み出すこと」です。
本の貸し借りはあくまで手段であり、重要なのはそのプロセスを通じて生まれるコミュニケーション。
社員同士が本に対する意見を交換し合うことで、知識がより深く定着し、他の人の視点が新たな理解を促すきっかけになるサービスを作りたい!
こうした想いをもとに、『BookBook(ブクブク)』が誕生しました。
デザイナーとエンジニアが混合した3〜4人のグループを作り、「社内にあったらいいな」と思うサービスを企画・設計し、最終的にリリースするまでのプロセスを実行。
企画・設計・社内プレゼンに約半年、デザイン・構築と実際のリリースにさらに半年をかけ、トータルで1年間の時間を要した、社内向けスキルアッププロジェクトとなりました。
自然と利用したくなるような仕組みを目指して
『BookBook(ブクブク)』の使い方はとても簡単です!
本の裏表紙についているバーコードを読み取るだけで、本を借りたり返却したりすることができます。
新しく購入し、過去に登録されていない書籍は「新規追加」ボタン、すでに登録されている書籍に関しては冊数を追加することができるので、現在オフィスの本棚にどの本が何冊あるのかといった管理も簡単に行うことができます。
Slackと連動している為、『BookBook(ブクブク)』専用チャンネルに書籍が追加された通知が来ます。
本アプリ制作時に特に意識したのは、「いかにこのサービスを日常業務に自然に取り入れるか」という点です。
気心が知れた社員同士といえど、ユーザーです。
ユーザーに対して新しいアクションを求めすぎると、せっかくのサービスも使われなくなる懸念が高まります。
そこで、社内で普段使っているコミュニケーションツールであるSlackと連携し通知が届くような仕組みに。
これにより、ユーザーが新たな行動を意識することなく、サービスを活用できるようにしています。
社内発表&その後
『BooKBooK(ブクブク)』を社内に発表する際には、サービス紹介動画を制作。自分たちで絵コンテを作成し、撮影を実施しました。
社内のメンバーに動画への出演を依頼し、場を一層盛り上げる工夫を凝らしました。
現在、『BooKBooK(ブクブク)』は社内で実際に活用されており、書籍の管理がしっかりと行えるだけでなく、コミュニケーションの場としても役立っています。
余談ですが、自律性を尊重するPANORAMAでは、『BooKBooK(ブクブク)』の制作をきっかけに、個人判断で自由に書籍を購入できる制度にアップデートされました。
新しい本が本棚に追加されると、Slackの『BookBook(ブクブク)』専用チャンネルに通知が届くため、それをきっかけに本の貸し借りが活発になり、社員同士の会話や交流が以前よりも一層増えたと感じています📚
今回は「社内にあったらいいな」と思うサービスを企画・制作し、現在社内で活用されている書籍貸出サービス、『BookBook(ブクブク)』についてサービス全体の概要についてをお送りしました。最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は『BookBook(ブクブク)』のサービスデザインについて、実際に企画から制作まで携わったプロジェクトメンバーから具体的な設計やUIについてのお話をお送りいたします。お楽しみに!
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