PANORAMAってどんな会社ですか?|PANORAMA設立7年目・立ち上げメンバーインタビュー
こんにちは!
PANORAMA Inc. 広報担当です。
私たちは東京・代官山と沖縄にオフィスを構える、Web制作をはじめとするクリエイティブの制作会社です。
これからnoteを通じて、PANORAMAがどんなことをしている会社なのか、今まで公開していなかった社内での取り組みなどを発信していきたいと考えています。
今回はその第1弾!
外部のインタビュアーの方をお招きし、PANORAMA立ち上げメンバー3名に話を聞いていただきました。
■PANORAMAの強みは学び続ける姿勢があること
―PANORAMAがどのような会社か知っていただこう!というのが今回の趣旨なのですが、そもそもWeb制作会社ってどのようなことをしているのでしょうか?
樋口 Webサイトを作るというのがメインの仕事ですが、Webサイトと一言で言っても世の中にはいろんな種類がありまして。
会社のことを知ってもらいたいのであればコーポレートサイト、ブランドの世界観を伝えたいのであればブランドサイト、物を売りたいのであればeコマースを作るという感じです。
牧野 必要であればアプリのデザインと設計もやるよね。
―アプリの開発まで…!
樋口 はい、ただ実用的で見やすいサイトを作るだけではなくて、クライアントの課題や目的をヒアリングして、Webサイトを使って何を成し遂げたいのか、商品の魅力やブランドの価値観・世界観をどう伝えるかを整理しながら、設計・デザインするというのが主な業務内容ですね。
―クライアントはどういうところが多いのでしょうか?
牧野 ライフスタイル系から車メーカー、メガネ、化粧品メーカーなど多種多様なクライアントがいます。
クライアントの都合上PANORAMAのWebサイトには載せられないのですが、ナショナルブランドも結構多いんです。
―多様なクライアントからオファーが来る理由は何だと思いますか?
樋口 もともと僕はアパレルや飲食、ライフスタイル系のクライアントを抱えるWeb制作会社をやっていて、牧野と三矢は大手ブランドの案件を数多く手がけるWeb制作会社を運営していたんです。
その二社が合流して7年前にスタートしたのがPANORAMAで、それぞれの強みを活かしつつスケールアップして業務に取り組める状態になったからというのも大きいと思います。
牧野 リピーターのクライアントからは、デザイン力や技術力の高さだけではなく、進行のスムーズさも評価してもらっています。
それも理由の1つかな、と。
―たしかに、スムーズに進行してもらえると安心感につながります。
さまざまな案件を手掛けられていますが、現在スタッフは何人いるのでしょうか?
樋口 業務委託も含めて現在39人のメンバーがいます。
プロデューサー、ディレクター、デザイナー、プログラマーの4職種で案件によって都度チームを編成するという感じです。
―4職種で都度チームを編成するというのは結構珍しいのでしょうか?
牧野 そうでもないのですが、小さい会社だと人数が少ないので、どうしても1人でディレクションもしてデザインもしないといけない場合があったりするんです。
三矢 Web業界全体で仕事内容の幅が広がって、技術の難易度も上がってきているから、それぞれの職種の専門性をより求められるようになっているというのもあると思います。
昔はエンジニアはデザイナーを兼ねることもあったのですが、Webサイトを閲覧できる端末はパソコンからスマートフォン、タブレットと増えてきてそれぞれに対応したものを作らないといけないし、さらにメディアとしてWebの価値がどんどん上がってきているので表現力も求められるようになった。
1人でデザインも実装もするのが難しくなってきたから、業務分担して、より専門性を高める必要があるというのが実情です。
―なるほど。
三矢 デザインツールがバージョンアップするたびに新しい機能を学んで、デザインの手段を増やしていかないといけないし、トレンドもどんどん変わるから、常に学び続けないといけない。だから、PANORAMAでは社内勉強会を積極的に行っています。
それが1人ひとりのスキル向上、そしてチームワークの強化のアップにつながっていると思う。
樋口 合流前は1人ひとりが多数の案件を抱えていたから、教育に力を入れるのが難しかった。
牧野 たしかに。“学び続ける姿勢があること”はPANORAMAの強みかもしれない。合併して2年目ぐらいから勉強会を始めて、頻度も増えてるよね。
―勉強会では具体的にどういうことをやっているんでしょうか?
三矢 クリエイティブチームはチームごとに課題を設けて、社員が持ち回りで学んだことを発表しています。
「配色」や「フォント」などデザインの初歩的な事から、トレンドのデザインや技術について、また、最近では「チームのあり方」についてなどもテーマにあがる事もあります。
勉強会では知識をインプットすることが目的ではなくて、人前で話すことでプレゼンの練習にもなると思っていて。
―きちんと言語化して説明できる力を養えられる?
三矢 そうですね。
クリエイターってどうしても感覚的になりがちだから、“このデザインがどうしていいのか?”と言葉にしたり、ストーリーを組み立てられることはとても大事だと思うんです。
僕の中で「話せるクリエイター」を育てたいという目標があって、社内勉強会はインプットとプレゼン力、二軸で鍛えられると思っています。
牧野 ディレクターチームは業界でより“尖っていこう”というフェーズに入っていて、プロジェクトマネジメントやUIUX、Webマーケティングに絞ってチームごとに勉強しています。
セミナーに出席して、今のトレンドをキャッチアップした内容を発表することも。
樋口 勉強会って外部講師を呼んで話を聞くということが多いと思うのですが、PANORAMAではメンバー同士で学び、教え合う相互教育なんです。
2社のWeb制作会社が合併して進化しているという意味ではPANORAMAは結構珍しい成功事例だと思う。
勉強会もスケールが大きくなったからできることだと思っています。
―勉強会はどこで開かれるのでしょうか?
牧野 主にオンラインで、就業時間中にやってます。
午後の1時間とかチームで集まれる日時を確保して行っています。
―勉強会もきちんと労働時間にカウントされるんですね。
■ランチタイムはオフィスから人がいなくなります
―働く人にとってPANORAMAの魅力って何でしょうか?
牧野 以前、スタッフにアンケートをとったら、PANORAMAの魅力は“人”という回答が多かったんです。ポテンシャルが高く、優秀なスタッフが多いこと、そして、メンバー同士の仲がいいことを魅力に感じてくれている。
樋口 スタッフ同士の交流が生まれやすい取り組みをやっていることも関係しているかな、と。コロナ前はチーム飲みも頻繁にやってましたし、少し前からはオフサイトアクティビティという制度も設けています。これは部署の垣根を超えてチームを作って、メンバー同士の交流につながるようなアクティビティをするというのが目的で、その予算は会社から出るんです。舞台を観に行ったりとか。
牧野 樋口たちはマグロを食べに行ってたよね?(笑)
樋口 そうそう、僕たちのチームは漁港にマグロを食べに行ってた(笑)。こういったオフサイトアクティビティも業務としてカウントするので、土日に行ったらきちんと代休が取れます。
―それはすごいですね。
樋口 あと、コロナが落ち着いてきて、徐々にオフィスに人が戻ってきたので、ランチ補助制度も作りました。オフィスで仕事をして帰るだけだと出社のメリットを感じにくいので、2人以上でランチに行くとランチ代を補助するというものです。さっき社内を見てもらって気づいたと思うのですが、ランチタイムはほとんど人がいなくなります(笑)。
―はい、ガランとしてました(笑)。みなさん、ランチに行ってらっしゃったんですね。
三矢 40人に満たない会社ですが、きちんとリモートワーク手当も出るし、家賃手当、ランチ補助のほかにココロ・カラダケアといった今のPANORAMAで必要な福利厚生や働き方などは都度、考えながら福利厚生を作っています。
―ココロ・カラダケアとは!?
三矢 心と体の健康を保つための費用は会社が負担しますよ、というものです。心身の健康はパフォーマンスの質にも直結するし、コロナ禍で心身を崩してしまうスタッフもいたので、そこはきちんと会社でサポートしようと。ジムやマッサージ、サウナ、ヨガ、マインドフルネスのワークショップなど、心と体の健康に保つために使ったものについては経費精算できるようにしています。
―サウナ、マッサージもいいんですか!それは魅力的です。福利厚生がここまで充実しているWeb制作会社ってあまりない気がします。
三矢 会社やスタッフの状態を見て、その時々で必要な施策を打っています。それで手を打ち続けた結果、どんどん手厚くなりました(笑)。
牧野 あとは現場と役員の距離はとても近いと思う。話しやすい空気感がある。
─それはどうしてだと思いますか?
牧野 僕たちが緩いからというのもあるかもしれないけど(笑)、いい意味で会社っぽくないんです。
樋口 一緒に案件やってるからじゃない?
牧野 そうだね。一緒に仕事をしているから話しやすいというのはあると思う。僕たち役員に対しても、スタッフは臆せず「違うと思います」と指摘してくれるので(笑)。
■チームで本質を追求し、最高のものを作る
―これを読んでPANORAMAに興味を持つ人もいると思います。どういう人にPANORAMAの仲間に加わってほしいですか?
三矢 PANORAMAはチームワークを大事にしているので、そこに共感できる人ですね。チームで最高のものを作ることに理解がある人。
樋口 “スーパースターはいらない説”だよね?
三矢 それを話すと1時間くらいかかっちゃうんだけど(笑)、極端な例をいうと、ものすごくスキルが高い人でもメンバーの話し合いに参加できなければPANORAMAには合わないと思うんですよ。逆に未経験者でもチームに寄り添って話ができたり、自分の考えを積極的に発言したり、チームで結果を出すために何が必要かを考えて動ける人はとても合うと思う。
牧野 PANORAMAは「個々が本質を探究し、チームで本物を形づくる」というミッションを掲げていて、個々人を尊重しつつ、チーム全体で本質を追求できる体制を大切にしています。なんとなく「こんな感じでいいんじゃない?」ではなくて、どうしてWebサイトを作りたいのか考えることが必要ですし、それを独りよがりにならず、プロデューサー、ディレクター、デザイナー、エンジニアが同じ方向を見て、議論して、本物を作ることが大事。だから、そういうものづくりをしたいと思っている人が合うと思う。
■トップダウンではなく、自立型組織へ
―合流して7年目。これからのPANORAMAはどうありたいですか?
牧野 今ちょうど過渡期を迎えているんです。これまで達成型組織として予算達成のためにチームワークを大事にしながら頑張ってきたけど、これからはトップダウンではなく、自立型組織を目指したい。縦型ではなく、同じ方向に向かって1人ひとりが自発的に判断して動ける組織づくりというのかな。上司に判断を仰ぐのはごく一部の場面だけで、普段はスタッフ一人ひとりが「本質を形作る」というミッションのもとで各自でジャッジして、自律的に回る組織を目指したいです。
樋口 Web業界は技術もトレンドも変化が速いので、環境変化にどれだけ適応できるかも大事。横型の組織になって面が広がっていけば、それだけ世の中の変化に気づきやすく、対応しやすい。
三矢 チームワークの良さは強みだけど、今は仲が良すぎて、反対の意見が言いにくかったり、気を遣いすぎているところもあると思う。もっと高みを目指して、チーム全体で研ぎ澄まされていくためには、違う意見や指摘も尊重しつつ、活発な議論ができる会社になるといいと思う。きっとそういう姿が実現したら、PANORAMAはさらに伸びるはず。
牧野 そうだね。仲良しチームを作りたいわけじゃないからね。
三矢 あとは外への発信力、発言力も高めていきたい。Web制作会社としてそれなりに実績も経験も積み重ねてきたから、クライアントにも僕たちのことをしっかり理解してもらい、意見にきちんと耳を傾けてもらって肩を並べて一緒に作っているという感覚で取り組めたらいいなと。そのためにも僕らの発信力、発言力を高めることが必要なんだろうなと思います。
■最後に
―web制作会社ってものすごくシステマチックで社員同士の交流があんまりなさそうなイメージだったんですが(失礼!)、今回3人の話を聞いてコミュニケーションを大事にした会社だなと思いました。“いいもの”を作るために、スタッフ全員で切磋琢磨しながら成長できる。その環境作りに注力していることが伝わってきました。福利厚生の手厚さも…!今後の活動にさらに注目したいです。
Photo:Masanori Kaneshita
【会社概要】
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EXECUTIVE
代表取締役 : 樋口 聖
代表取締役 : 牧野 秀人
取締役 : 三矢 展也
取締役 : 小俣 卓充
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MEMBER
39名(2023年1月現在)